
税理士の柏嵜忠弘(かしわざきただひろ)です。
東京都大田区で開業しています。
経理とかをやっていると、勘定科目ってどうしたら良いのだろうって思ったことありませんか?
実は、勘定科目って法律でこの勘定科目を使え!っていうのがないんでよ。
でも、基準を決めておかないと、後で決算書が比較できなくなってしまいます。
この記事を読み終えると、勘定科目に悩むのが意味ないことに、気が付きます。
目次
勘定科目を考える前に、その支出って事業に関係するものなの?
勘定科目を考える前に、その支出って事業に関係するものなの?っていうのが重要となります。
なぜなら、会社の事業に関係ないものは、経費にならないからです。
税務調査があったときに、否認(経費として認めない)されてしまい、税金が発生します。
勘定科目はどうしたら良いの?を考える前に、その支出は事業に関係するの?を確認してください。
勘定科目を決めるときに気をつけたいこと
勘定科目を決めるときに気をつけたいことは、次の3つです。
- うちの会社の勘定科目は、うちの会社だけの決まりです!
- 勘定科目って、決算書を比べるために必要!
- 社長がわかりやすい勘定科目にしよう!
各項目について、説明していきます。
うちの会社の勘定科目は、うちの会社だけの決まりです!
勘定科目には、法律の決まりはありません。
そのため、同じ領収書でも、会社が違えば、別の勘定科目になってしまう可能性があります。
なぜなら、作業している方の判断基準が、異なっているからです。
現金や売掛金などは、同じになりますが、経費科目については、絶対これが正しいというのはありません。
あなたはお金を振り込む時の振込手数料は、どんな科目にしますか?
私が体験した勘定科目は、次の3つです。
- 支払手数料
- 通信費
- 雑費
3つとも違う会社の方が決めた、勘定科目です。
事業で使っているのであれば、どの勘定科目も問題はありません。
勘定科目って、決算書を比べるために必要!
勘定科目は、会社によって違うということはわかりましたが、好きにやっていよいか?というとそうでもありません。
なぜなら、勘定科目は、毎期の決算書の内容を比べるために必要だからです。
同じ支払いなのに毎期違う勘定科目を使っていては、決算書を比べることができません。
勘定科目を決めた場合は、その勘定科目を継続して使っていきましょう。
社長がわかりやすい勘定科目にしよう!
勘定科目は、決算書を使う人=社長のわかる勘定科目を基準にして決めましょう。
なぜなら、社長が1番決算書を使うからです。
社長がどの経費をどの勘定科目を使って処理しているのかわからない場合は、銀行などに説明することができません。
勘定科目を決めるときは、社長がわかりやすい勘定科目にしましょう。
勘定科目を決めるときに、会社にとって重要なものは独立させる!
業種によりますが、運送業なんかで燃料代を消耗品費にしていませんか?
燃料代を消耗品費にするのは止めましょう。
なぜなら、運送業にとって燃料費は大事な経費です。
別に燃料費や車両関係費などの科目を、作成しましょう。
運送業の方が燃料費を消耗品費にすることは、あまりないと思いますが、事業に対して重要な勘定科目は独立させた方が良いです。
勘定科目の雑費ってどう使うの?
雑費は、あまり使わない方が良いでしょう。
なぜなら、なんでも雑費でいいやって思ったりしませんか?
私は、NHKくらいしか使っていません。
勘定科目とはどう決めたら良いのか?わかりやすく解説!のまとめ
最後にもう一度確認しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。