「この会社では、もうこの先アウトだから。もちろんこのままでも、アウトだよ。」
ホームセンターを退職し、税理士になるきっかけの言葉です。
こんにちは、税理士の柏嵜忠弘(かしわざき ただひろ)@thkz8です。
ホームセンターの社員から会計事務所へ転職し、税理士として大田区で開業しています。
ホームセンター時代
入社したホームセンターは、今でいうブラック企業でした。
朝8時頃に出勤して仕事が終わるのは、23時頃です。
だまされた!と思いましたよ。
だって、会社説明会では、「残業は、月10時間くらい」と言ってましたから。
でも、嘘ではなかったんですよ。
「残業は、月10時間くらい」じゃなくて、「残業代は月10時間分くらい」だったのです!
残業の申請をしても、店長が残業の申請用紙に線を引いて削除する。
なぜなら、店舗での赤字を出さないためです。
人件費を削減するのが、店舗での黒字化への近道ですから。
私の勤務していた店の改装閉店がありました。
閉店セールが終わり、店に残っている商品を返品することになったのです。
返品作業のために、朝8時頃に出勤し、夜中の3時までやりました。
夜中の3時になったところで「帰っていいよ」って言われました。
帰る用意をしていたところ、「返品商品の集荷にトラックが来るから、5時に出勤してね。」って店長に言われました。
朝から夜中まで働き体力的には厳しかったのですが、ホームセンターを辞めようと思ったことは、ありませんでした。
ある日、転勤の話が来ました。
当時、勤務していた店舗より、ひどい店舗へです。
私は、転勤の話を断りました。
後日、店長に呼び出され再度転勤を、説得されました。
そこでも断ると、
「この会社では、もうこの先アウトだから。もちろんこのままでも、アウトだよ。」と言われました。
なんだよ…朝から晩まで働いたって、会社なんてこんなもんなんだ。と思い、その場で「退職します。」と言いました。
そして、ホームセンターを退職した後、自分の力で生きていこうと思い税理士を目指すことになりました。
(まあ、そこから20年くらいの会計事務所時代が始まりますけど…)
ホームセンター時代に得たものは、確定申告のときに長時間労働しても、そんなに苦痛じゃなかったことです。
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これから(目標)
自分の力で生きていこうと思い税理士を目指しましたが、自分1人の力だけでは生きていけません。
私もわからなことがあると、同業の仲間たちに相談します。
お客さんに最初に相談されるような、税理士を目指していきたいと思います。
私も長時間労働の経験者です。
フリーランスや中小企業の社長は、労働時間が長い場合が多いです。
経理の負担を減らすための効率化などにお役に立てればうれしいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。