「会社に預金があるから、融資を受けずに自己資金で購入しようかな?」と思っていませんか?
でも、設備を購入するときは、できるだけ会社のお金を使わず、銀行融資を活用した方がいいです。
なぜなら、設備を購入するために会社の預金を大きく減らしてしまうと、その後の資金繰りに影響することがあるからです。
また、設備資金の融資を受けるときには、借りる金額だけでなく、返済期間や運転資金についても考えておく必要があります。
せっかく設備投資をして売上を伸ばそうとしているのに、お金が足りなくなってしまっては困りますよね。
そこで今回は、設備資金の融資を銀行から受けるときに、社長に知っておいてほしい3つのポイントについてお話しします。
設備資金は、できるだけ銀行融資を受ける
設備を購入する時は、銀行融資を受ける方がいいです。
その理由は、設備のような大きな買い物を会社のお金でしてしまうと、会社の預金がなくなってしまうからです。
会社の預金がなくなると、ピンチになったときに使えるお金がないことになります。
つまり、売上を伸ばそうと思って設備を買ったのに、それが逆に会社の使えるお金を減らしてしまい、会社をピンチにしてしまうことがあるのです。
だから、設備資金は借りたほうがいい、いや、借りなければいけないのです。
もちろん、設備資金は、大きなお金が必要になるので、融資を受けるのが怖いという気持ちもあるかもしれません。
新規事業のための設備投資で、その事業が成功するかどうか分からないのであれば、融資を受けるのが怖くなることもあるでしょう。
でも、設備を購入すれば、大きなお金が出ていきますので、融資を受ける必要があります。
設備資金は、「設備を買う」という目的がはっきりしているので、融資は受けやすい状態です。
逆に、設備資金の融資を受けずに自己資金で設備を購入してしまい、後から銀行に「お金が足りなくなったから融資を受けたい」と言っても、融資を受けられるとは限りません。
なので、設備を購入すると決めた時点で、設備資金の融資を検討しましょう。
ここまでのお話には自己資金がまったく必要ないように聞こえたかもしれませんが、実際には設備資金の2割から3割程度は自己資金を入れたほうが銀行は安心します。
ただ、自己資金を入れすぎて会社のお金がなくなってしまうのも問題ですので、そこだけは必ず注意しておきましょう。
設備資金の返済期間は、耐用年数に合わせる
設備資金の融資を受けるときに、「返済期間はどのくらいがいいの?」と迷うかもしれません。
返済期間は銀行に言われるがままではなく、会社からはっきりと提示していきましょう。
設備資金の返済期間の目安は、返済期間=耐用年数です。
例えば、1,000万円の機械を設備投資を検討していて、その機械の耐用年数が10年だったとします。
この機械の返済期間は10年にしましょう。
もちろん会社だけで決められることではありませんが、まずは返済期間10年で銀行に提示しましょう。
なぜ返済期間と耐用年数を合わせるのかというと、減価償却費があるからです。
減価償却費は、耐用年数に応じて経費になりますが、減価償却費は支出のない経費と言われています。
つまり、お金を払わなくても経費になるので、その分のお金が会社に貯まるのです。
その貯まったお金を返済に充てるわけです。
この減価償却費の仕組みをなるべく使いたいので、耐用年数=返済期間にしてほしい、ということになります。
もり、返済期間よりも耐用年数のほうが長い場合(返済期間<耐用年数)は、返済のお金が足りなくなる可能性がありますので注意が必要です。
返済期間と耐用年数は関係していますので、なるべく耐用年数に合わせるように、銀行に交渉していきましょう。
設備資金の融資を受けるなら、運転資金も借りる
設備資金の融資を受けるなら、設備資金の融資だけを受けるのではなく、あわせて運転資金の融資も受けましょう。
設備資金の融資を受けるのに、「なんで運転資金の融資も受けるの?」と思うかもしれません。
その理由は、新しい設備がキチンと稼働するまでには、時間とお金がかかるからです。
設備を導入しても、その設備がきちんと稼働するまでには時間がかかります。
そして、設備が稼働すれば、今まで以上に材料などを仕入れることになる可能性がありますよね。
運転資金を借りておかないと、手元のお金だけでは足りなくなってしまうことがあるのです。
設備資金のことばかり考えていると、運転資金まで気が回らないかもしれません。
でも、運転資金も必ず借りて手元のお金を増やしておきましょう。
そして、さらに先のことも考えておくのがベストです。
先の事というのは、設備投資が成功して売上が増えれば、その分だけ運転資金が必要になるということです。
これを増加運転資金といいます。
この増加運転資金の融資を受けることも先々検討しながら、設備投資をしていきましょう。
設備資金は融資を受けろ!社長が知っておきたい3つのポイントのまとめ
設備資金の融資を受けるときのポイントは3つです。
・設備資金はできるだけ借りること
・設備資金の融資は、返済期間を耐用年数に合わせること
・設備資金の融資とあわせて運転資金も借りること
設備投資は、売上を伸ばすための大切な一手です。
だからこそ、手元のお金を減らさずに進めることが大切です。
設備の導入を考え始めたら、購入する前に、まずは銀行に設備資金と運転資金の融資を相談してみましょう。
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