「運転資金の方が、なにかとラクだから運転資金で融資を受けて、設備資金に使っちゃおうかな?」とか思っていませんか。
でも、それって、今が良いだけなんで、やめておいた方がいいです。
設備資金を運転資金で融資を受けると、
・資金使途違反になる
・資金繰りがキビシクなる
・運転資金の融資が受けにくくなる
というデメリットがあります。
設備資金だと、書類や計画書作成で面倒ってこともあるでしょう。
でも、デメリットしかないので、やめましょうって事が書いてあります。
設備投資を運転資金でやってしまうと、資金使途違反になる
設備投資を運転資金でやってしまうと、資金使途違反となります。
その理由は、約束違反だからです。
約束違反っていうことは、ペナルティがあるということになります。
約束違反って言っても、「運転資金だし、会社に入ってきたお金は自由に使っていいんじゃない?」って思うかもしれません。
でも、会社に入って来たお金は、自由に使っていいもんではありません。
銀行や信用保証協会と約束して、融資を受けているわけですから、約束を破ってしまうと、ペナルティがあるんですよね。
ペナルティについては、違反の重さにもよりますが、最悪「全額返金」ということもあるでしょう。
設備資金を買った後で、「全額返金」となったら大変です。
「こんな大きなデメリットがあると知ってたらやらないのに・・・」と必ず思うはずです。
真面目にいいますが、「やめておきましょう」
もちろん、設備資金ってメンドーって思うこともあるでしょう。
見積書をもらったり、計画書を作ったりして、いろいろやることがあるからです。
運転資金で融資を受けられれば、そのあたりをすっ飛ばすことができます。
ラクな方を選びたいのは、誰もが思いますが、やめておきましょうね。
もし、運転資金で融資を受けて、設備資金として使ったことがバレなくても、次の地獄まっています。
設備投資を運転資金でやってしまうと、資金繰りがキビシクなる
次の地獄というのが、返済期間となります。
なにが問題なのかというと、運転資金は、返済期間が短いのです。
そのため、資金繰りがキビシクなります。
運転資金の返済期間は、だいたい5年前後となります。
でも、設備資金の返済期間は、10年~20年となります。
返済期間が、まったく違うんですよね。
なので、ここを理解していないと、資金繰りがかなりキビシクなります。
ちょっと、ピンと来ないかもしれませんので、例を出していきますね。
例えば、1,000万円の運転資金を借りたとします。
それを、5年間で返済する時は、1,000万円÷(5年×12か月)=167,000円ほどです。
この1,000万円を10年で返済すると、84,000円ほどになります。
毎月の返済金額が、倍近く違うんです。
コレ見て、「いや、いけるかも?」と思う社長もいるでしょう。
最初は、良いかもしれません。
でも、ずっと安定して返済できますか?
設備投資の直後ってなにかとお金が必要となります。
そして、設備が使えるようになって、利益が出る期間はすくじゃないかもしれまえん。
お金がたりなくなるかもしれませんよね。
だから、運転資金で設備資金の融資を受けるのは、やめた方がいいんです。
そしたら、こう思う社長もいるでしょう。
「じゃあ、苦しくなったら運転資金借りればいいじゃん」と。
この状態で、運転資金って借りられるの?っていうのが、次の話になります。
設備投資を運転資金で借りてしまうと、運転資金の融資がキビシクなる
運転資金借りられるの?っていうことですが、借りられるかもしれないし、借りられないかもしれません。
なんだよーって感じですが、それは銀行次第なんですよね。
でも、知ってほしいのは、設備資金を運転資金で借りるということは、運転資金の枠を使っています。
そして、融資って、運転資金と設備資金は、別物です。
※枠とは、融資限度額のことです。
運転資金の枠と設備資金の枠は、別々なんです。
設備投資を運転資金でしてしまうと、運転資金の枠を使ってしまうのです。
そうなると、運転資金の枠が残っていない状態で、運転資金の融資を申し込まなければいけないのです。
日本政策金融公庫や信用保証協会も、上限があります。
「ホームページみると、枠けっこう大きいじゃん」って思うかもしれません。
あれは、全部使えるものではないんですよね。
運転資金の融資の枠は、会社の平均月商の2か月分~3か月分くらいだと思ってください。
そうすると、枠の残りで融資を受けていかなきゃいけません。
そして、資金がなくなってからの融資なので、融資のタイミングとしては、あまりよくないのです。
「お金がないから貸してください」は、状況としてはよくないんですよね。
だから、設備投資のために運転資金を使うのはダメなんです。
設備投資の融資を運転資金で受ける時の問題点は?のまとめ
設備資金を運転資金で融資を受けることはオススメいたしません。
書類が面倒なところもありますが、デメリットだらけです。
あとから、設備資金で融資を受ければ良かったとならないようにしましょう。
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