「今期の決算書、赤字になりそう……」そう思って、「もう今期は仕方ない」と諦めていませんか?
赤字になりそうだからといって、今からできることがなくなるわけではありません。
むしろ、決算が確定する前だからこそ、考えておきたいことがあります。
営業利益や経常利益を黒字にできないか考えてみる。
融資を受けられるなら、今のうちに借りておく。
そして、赤字が避けられないのであれば、来期に黒字にするための準備をする。
「赤字になりそうだから、もう何をしても無駄」と思わないために、今できることを確認していきましょう。
決算書が赤字になりそうなら、赤字の回避を考える
「ちょっと決算書が、赤字になりそうなんだけど、もう諦めるしかないよね」って思っていませんか。
でも、諦めないでください。
「もしかしたら、黒字になるかもしれません。」ってことにはならないかもしれませんが、良さそうなところまでは行けるかもしれません。
その理由は、勘定科目を移動するのです、
会社の決算書の中身を見て、見慣れない勘定科目がありませんか?
たとえば、退職金です。
この退職金って、どこにありますか?
販売費及び一般管理費にあったりしませんか。
もし、販売費及び一般管理費にあるなら、移動することを検討しましょう。
「移動って、どこに移動するの?」と思うかもしれませんが、退職金ってたまにしかでてきませんよね。
それなら、特別損失に移動することを、考えてみましょう。
税理士にお願いしているなら、ちょっと相談してみましょう。
「どうやって言えばいいの?」と思うかもしれませんが、「退職金って、特別損失に動かせませんか?」でいいと思います。
もし、ちょっと大きな会社で、毎期退職金がでてくる場合は、特別損失は難しいかもしれません。
でも、退職する人がそんなにいない場合は、退職金を特別損失で表示しても問題ないかもしれません。
退職金を販売費及び一般管理費から特別損失へ移動できれば、営業利益や経常利益が赤字だったのが、黒字になる可能性があります。
退職金は、金額が大きいですからね。
社長の会社はどうですか?
試算表を見て、なんか見たことない科目があったら、税理士に相談してみましょう。
最終赤字でも、営業利益や経常利益が、黒字になる可能性がありますよ。
決算書が赤字になりそうなら、借りておく
「決算書が赤字なりそうだから、融資キビシイよな・・・」と思っていますよね。
それじゃあ、今のうちに借りてしまいましょう。
ちょっと、難しい話になるかもしれませんが、できれば試算表が赤字になる前に借りるのがベストです。
「それりゃムリだ!」って、言われるのを承知で言っています。
社長の頭の中に、今後の売上ってありますよね。
それと、今の会社の状況からすると、「なんとなく赤字になるかも?」や「絶対に赤字になる!」とかってわかると思うんですよね。
その時点で、動いてしまいましょう。
「その時点で動けっていうけど、もっとじっくり考えた方がいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、それでは遅いかもしれません。
決算近くになると、銀行から「決算書出してもらえますか?」って言われてしまいます。
決算書をだせば、赤字の決算書なんで、融資はキビシクなりますよね。
だから、その前なんですよ。
「でも、赤字になりそうな時っていうのは、もしかして試算表が黒字で、赤字になりそうな時ってこと?」と思っちゃった社長は、かなり鋭いです。
そうなんです、試算表が黒字で、赤字になるかも?という時です。
そうすると、銀行から「試算表出して」と言われても、試算表は黒字だから、問題ないってことなんです。
なかなかというか、かなりの難易度なんですけど、そのくらいじっくりと試算表を見て、頭の中の売上と比較をして欲しいんです。
社長の頭の中はどうですか?
「ちょっとこのままでは赤字かも・・・」と思ったことって、何度もありますよね。
その時が、動くときなんです。
決算書の赤字の回避が無理そうなら、来期のことを考える
「決算書の赤字が確定した。だから、今期はなるべく赤字を少なく見せようと思う」と思っている社長は、ちょっとヤバイですよ。
だって、赤字がでるなら、赤字を大きくした方がいいんです。
その理由は、来期の黒字を確保するためです。
だから、赤字がでることが確定したら、来期の黒字を目指しましょう。
「来期の黒字っていうけど、まずは今期じゃない?」と思うかもしれませんが、来期の黒字を目指しましょう。
まず、銀行融資の判断のメインは、決算書ですよね。
赤字の決算書が出てしまったら、そこで融資は期待できません。
しかし、来期が黒字の決算書になるなら、銀行も「この会社は、返済してくれる」と期待してくれます。
じゃあ、なにをやるのかというと、経費を今期に、売上を来期にするんです。
たとえば、「赤字なんで40万円未満の資産を減価償却しよう」としていたところを、少額減価償却資産として経費にすることです。
※償却資産税の問題があるため、税理士に相談しましょう。
今期でも翌期でも良い売上げを、翌期に回したりすることです。
こうして、売上は翌期で、経費を今期にするのです。
来期の決算で黒字を目指すために、今期は大きく赤字にしましょう。
そして、必ず来期は黒字にしましょう。
社長の会社はどうですか?
赤字になりそうな時に、少なくしようと思っていませんか?
来期の黒字を目指しましょう。
決算書が赤字なりそうな時って、銀行融資ってどうしたらいいの?のまとめ
「あっ、赤字になりそう・・・」となったら、考えてみましょう。
どうやってダメージの少ない、営業利益や経常利益の黒字を確保して、赤字にするのかを。
そして、来期の黒字のために動きましょう。
できれば、融資も受けましょう。
・銀行融資や資金繰りの勉強をしたい方
・銀行融資や資金繰りの相談をしたい方
・銀行融資・資金繰りのサポートを受けたい方
編集後記(2747)
昨日は、決算書処理をしました。
私にしては量が多いところなので、大変です。
55日記(3077)
手足口病になりました。
熱がないのに、なんかダルそうだったので、お医者さんに行きました。
薬を飲んだら、元気になっていました。
66日記(2304)
まだ「コチョコチョして」と言ってくれます。
ちょっと、うれしいですね。

