待って！確定申告の提出前にチェックしたいこと３つ

2023年2月7日2023年11月6日

確定申告を提出するまえに、チェックが必要ですが、なにをチェックしたらいいの？と悩んでいませんか。

確定申告の提出前にチェックしたいことは、

マイナスになっていないか？
現金預金の残高は合っているか？
売掛金(未収金)はあるのか？

を確認しましょう。

まず、出来上がった書類をよく見てみる。

そして、総勘定元帳で確認するのが、いい流れです。

実際に、私も書類⇒総勘定元帳で確認しています。

同じように確認すれば、正確な確定申告ができますよ。

マイナスになっていないか？

マイナスになっていないかとは、青色申告決算書の勘定科目のことです。

勘定科目で、マイナスの科目がないかどうかを確認しましょう。

通常の処理をしていれば、マイナスになることはありません。

マイナスになる理由としては、勘定科目を間違えて処理したことが、考えられます。

例えば、入金したのに、経費の勘定科目を使ってしまった場合などです。

売上なのに旅費交通費を使って処理してしまった場合などが、該当します。

こんなことあるのか？とか思いがちですが、実際はありえます。

確認方法としては、青色申告決算書をみてみます。

それで、なんだ？と思った所をチェックするのがよいです。

もちろん、青色申告決算書の前の会計ソフトの画面でもいいです。

なんだ？と思ったところは、マイナス以外でもいいので、チェックしましょう。

例えば、

金額がマイナス
金額が多い
知らない科目がある

など、どんな理由があっても、確認してみましょう。

確認する書類は、総勘定元帳です。

総勘定元帳は、すべての仕訳が記入されている帳簿です。

なれない方は、印刷すると見やすいですが、会計ソフトで確認することもできます。

総勘定元帳をチェックして、正確な確定申告を作りましょう。

現預金の残高は合っているのか？

現預金の残高が合っているかどうかは、確定申告書を提出する前に確認しましょう。

なぜなら、現預金の残高が間違っている場合は、確定申告は間違っているからです。

提出前に残高を確認しましょう。

間違ってしまう原因は、つくったものを触ってしまうからです。

入力してできあがったものを、そのあとに触ってしまうから、内容が変わってしまいます。

もちろん、１度で全部終わることは無いので、入力したあとに入力内容を変えることはあります。

入力内容を変えた後に、必ず確認する方法しかありません。

面倒ですが、これをやれば残高は合ってきます。

クラウド会計などで残高が合うものもありますが、一応確認しましょう。

私は見たことありませんが、クラウド会計でも残高が合わない場合もあるようです。

やよい会計などの入力するタイプは、変わってしまうことも多いので、注意が必要となります。

内容をちょっと変更したら、必ず残高を確認しましょう。

それが、間違いのない申告書への第１歩です。

売掛金(未収金)はあるのか？

売上とは、やったところまでが売上となります。

入金したらではありません。

入金だけで売上を処理している方がいますが、それは間違っています。

売掛金(未収金)までをいれて、その年の売上となるのです。

売上になるまでに、経費がかかっています。

売掛金(未収金)を売上にしないと、経費が今年、売上が来年となってしまいます。

売上と経費が対応して利益になるので、経費の入っている今年に売上も入れなければいけません。

もちろん、買掛金(未払金)も入れることになります。

買掛金とは、売上に使った材料などで、年末にまだ払っていないものです。

まだもらっていいない売掛金(未収金)と、まだ払っていない買掛金(未払金)を両方いれることになります。

これが、ちゃんとした売上と経費になります。

たまに聞くのですが、「請求を来年にしてくれ」というものです。

実際は、12月に仕事をしているのに、翌年の1月に請求書を発行すれば、翌年の売上になると思っているかたもいるかもしれません。

それは、バレます。

なぜなら、資料などからわかってしまうのです。

例えば、12月の経費の資料をみて、「この経費に対応する売上はどれですか？」と確認すれば良いのです。

税務署も同じように経費の資料から、売上のモレなどを確認します。

12月の売上を、翌年1月にするのは、バレるのでやめましょう。

売掛金(未収金)を計上して、正確な確定申告をしましょう。