銀行融資では、借り換えというものあるのですが、ご存知でしょうか？
借り換えというのは、新しく銀行融資を受けて、前の銀行融資を返済するというものです。
借り換えのメリットは、毎月の返済金額を変えないで済むことです。
借り換えのデメリットは、借りる銀行と返す銀行が違う場合は、問題がでてくることです。
この記事で、銀行融資の借り換えについて確認しましょう。
銀行融資の借り換えのメリットについて確認しよう！
銀行融資の借り換えのメリットは、
・お金が増える
・毎月の返済金額が変わらない(前回と同じ場合)
・金利が安くなるかも
ということです。
銀行融資の借り換えは、新規融資と何が違うのでしょうか。
数字を出して確認していきます。
まず、借り換えの話なので、最初に借りていたお金の話をしなければいけません。
最初に銀行融資を600万円、返済期間は5年(60か月)、返済金額は月々10万円とします。
この銀行融資600万円が300万円になった時に、300万円のお金が必要となったとします。
銀行融資の方法としては、2つあります。
・新規融資を300万円、返済期間5年(60か月)、毎月の返済金額は5万円を受ける
・借り換えをして600万円、返済期間5年(60か月)、毎月の返済金額は10万円の銀行融資を受け、最初の銀行融資300万円を返済する
ということです。
この場合は、どちらも300万円を手にすることができますが、実際はどちらがいいのでしょうか？
2つの違いは、返済金額となります。
新規融資の方は、最初の銀行融資の返済金額10万円があり、その他に新規融資の返済金額5万円があるため、毎月の返済金額は10万円＋5万円＝15万円となります。
借り換えをした場合は、最初の銀行融資を返済してしまうため０円となり、借り換えの返済金額は10万円のため、毎月の返済金額は0円＋10万円＝10万円となります。
新規融資を受けるほうが、返済金額が増えてしまうのです。
そのため、同じ300万円を手にするなら、借り換えをした方がいいことになります。
もし、借り換えをした時に会社の業績が良ければ、最初の銀行融資を受けたときよりも少ない金利になるかもしれません。
借り換えがいいと書いてきましたが、借り換えできない融資もありますし、最初の銀行融資を早期に返済すると違約金が発生するかもしれませんので注意が必要となります。
借り換えのタイミングとしては、最初の融資の残金が2/3から1/2くらいになったところで、やってみるといいでしょう。
銀行融資の借り換えのデメリットについて確認しよう！
銀行融資の借り換えでメリットを書いて来ましたが、デメリットってないの？と聞かれると、そんなことはありません。
デメリットは、最初の銀行融資を別の銀行で借り換えしてしまうことです。
そうなると、最初の銀行では、今後銀行融資を受けられるかどうかが問題となってきます。
それは、他の銀行で借り換えをしてしまうと、裏切り行為となってしまうからです。
たとえば、最初の銀行融資をA銀行から受けていたのですが、借り換えの銀行融資をB銀行から受けて、A銀行の融資を返済してしまうことです。
こうなると、A銀行は「せっかく融資をして、一緒に頑張って行こうと思っていたけど、裏切られた」と思ってしまいます。
そうなると、A銀行からの今後の融資は、期待できないことになります。
もうA銀行と取引しないというのであれば、問題はありません。
でも、少しでも取引の可能性があるのであれば、借り換えにより他の銀行の銀行融資を返済することは、オススメできません。
銀行融資の借り換えのメリットとデメリットについて確認しよう！のまとめ
借り換えのメリットは、毎月の返済金額を変えないで済むことです。
借り換えのデメリットは、借りる銀行と返す銀行が違う場合は、問題がでてくることです。
借り換えのメリットとデメリットを確認して、会社を運営していきましょう。
編集後記(2022)
決算作業、メール対応などをしました。
通常業務という感じですね。
55日記(2352)
保育園で海外交流があったようですが、インターネットの不調で相手に伝わっていなかったようです。
「笑って」とか言っても、リアクションがなかったようです。
66日記(1579)
「さっきのやって！やって！」と足にしがみつくことがあります。
そんなにすごいことは、やっていないんですけどね。