融資の金利の交渉をするなら、3つの金利は知っておこう

この記事は、融資の金利交渉をする時の、金利について解説しています。

 

融資の金利は“交渉すれば下がる”と思われがちですが、実は ただ交渉するだけでは下がりません。

銀行が金利を決める基準を知らないまま話し合っても、社長が不利になるだけです。

だからこそ、金利交渉の前に 必ず押さえておくべき3つの金利 があります。

この3つを知っているだけで、交渉の成功率は大きく変わります。

目次

融資の金利の交渉をするなら、他行金利を確認する

融資の金利の交渉をするなら、他行の金利を確認してみましょう。

その理由は、他の銀行の金利が分かれば、その金利を使って交渉することができるからです。

そのため、複数の銀行と取引をしておきましょう

 

他の銀行の金利が分かると、会社の金利が高いのかどうかがわかります。

他行の金利を使って、融資の金利を有利に進める方法です。

 

たとえば、A銀行からの融資の金利が2%、B銀行からの融資の金利が2.3%だったとします。

もし、B銀行からさらに融資を受けようとすれば、A銀行の融資の利率を提示していくことにより、融資の金利を下げる可能性がでてきます。

 

つまり、「A銀行は、この金利だったから、利率を下げられるよね」といった感じです。

融資を受ける時に、借入金一覧表を提示して、他行の金利を意識させましょう。

 

この方法は、複数の銀行との取引がないと、成立しません。

複数の銀行と取引をしましょう。

 

「他の会社の社長に聞いたら・・・」とかは、金利を下げる理由にはなりませんよ。

他の会社とは、状況が違いますからね。

 

金利を下げようと思ったら、複数の銀行と取引をして、利率を提示できるようにしなければいけません。

あと、都市銀行と信用金庫・信用組合で、競わせるのも難しいです。

 

都市銀行は利率が低くて、信用金庫・信用組合は利率が高いのです。

信用金庫・信用組合で、「都市銀行の利率まで下げてくれ」というのは、無理な注文になります。

 

金利を交渉するなら、まずは他行の金利との比較から始めましょう。

一番効果的なやり方です。

融資の金利の交渉をするなら、実質金利を確認する

融資の金利の交渉をするなら、実質金利を確認しましょう。

その理由は、実質金利が高いところに、金利交渉を行うからです。

 

実質金利には、計算式があります。

・実質金利=(借入利息―預金利息)÷(借入金―預金)

 

融資を受けるときに、提示される金利を“表面金利”といいます。

たとえば、「2%で融資を受ける」というと、2%は表面金利のことです。

銀行が、提示する金利のことです。

 

でも、銀行には融資だけ受けているのではなくて、お金を預けていますよね。

預けているお金があるなら、その分は借りていないことにもなります。

 

そこで、計算式にあてはめて、実質金利を計算する。

実質金利が高い場合は、「実質金利が高いので、金利を下げてください」と交渉するのです。

 

そして、実質金利がわかったら、実質金利の高い銀行と交渉しましょう。

決して、表面金利だけを見て、交渉してはいけません。

 

「この社長は、金利のことなにも分かっていないね」と思われるだけです。

できたら、実質金利表を作って、銀行に提示すると交渉しやすいです。

融資の金利の交渉をするなら、貸出約定平均金利を確認する

銀行が、“うちの会社から高い金利を取っている?”と感じたら、貸出約定平均金利を確認しましょう。

その理由は、貸出約定平均金利という、銀行が会社や個人にお金を貸す時の金利を平均したものがあるからです。

 

貸出約定平均金利の内容を見て、“うちの会社は、高い金利を払っているの?”かどうかを確認していきましょう。

貸出約定平均金利は、日本銀行が毎月公表しています。

確認される方は、日本銀行のホームページ 貸出約定平均金利をご確認ください。

 

貸出約定平均金利は、

・新規ベース

・ストックベース

に分かれています。

新規ベースといのは、該当する月の中で、新しく実行された貸出に適用される金利のことです。

そして、ストックベースというのは、月末時点で残高のあるすべての貸出を対象とした金利です。

 

この貸出約定平均金利は、法人に対するものだけでなく、住宅ローンなどの個人に対する借入の金利も含まれていますが、目安としては問題ないでしょう。

 

現在(2026年5月)の貸出約定平均金利を見てみると、2026年2月のストックの信用金庫の金利が2.027%となっています。

これに対して、社長の会社の信用金庫からの借入の金利と比べてみましょう。

 

もし、自社の金利が高い場合は、次に銀行融資を受ける時に、理由を聞いてみましょう。

貸出約定平均金利が、1つの目安となります。

 

・・・とここまで書いてきましたが、銀行の金利を決める要素というのは、イロイロあります。

会社の業績があまり良くない場合は、銀行としてはリスクがありますので、金利は高くなるのです。

 

銀行と話をする時の1つの目安として、使っていただけたらと思います。

融資の金利の交渉をするなら、3つの金利は知っておこうのまとめ

金利交渉は“勢い”ではなく、“準備”で決まります。

その準備として押さえるべきなのが、次の3つの金利です。

・他行金利:比較材料があれば、交渉の主導権を握れる

・実質金利:表面金利ではなく、実際に負担している金利で判断する

・貸出約定平均金利:自社の金利が高いのかどうかを客観的に確認できる

 

この3つを知っておくだけで、銀行との会話の質が変わります。

「なんとなく高い気がする…」ではなく、数字を根拠にした交渉ができるようになります。

 

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編集後記(2614)

3月決算の送信とダイレクト納付の手続きを中心にやりました。

やっと忙しい時期が終わろうとしています。 

 

55日記(2944)

宿題で、長さと単位をやっていました。

だんだんと難しくなってきています。

 

66日記(2171)

誕生日プレゼントに買ったものですが、もう触っていませんでした。

似たようなものもあるので、こんなかんじですね。

 

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