税理士の柏嵜忠弘(かしわざきただひろ)です。
東京都大田区で開業しています。
会社を設立したり事業を開始するのって大変ですよね。
この記事は、事業開始前にこんな準備が必要ですよって言うことを3つ用意しました。
なぜなら、この3つの準備をすれば、開業を成功させる確率が上がるからです。
この記事には、家計簿をつけること・事業資金を貯めること・相談できる人を作ることの3つが書いてあります。
この記事を読み終えると、開業する不安がなくなってきますよ。
会社や事業を始める前に、家計簿をつけよう
会社や事業を始める前に家計簿をつけた方が良いと思っています。
なぜなら、お金の管理は一番大事だからです。
実際に、家計簿をつけることによって、事業を始める前にお金の流れが把握でき、家計で事業のシミュレーションをすることが出来ます。
お金の流れを把握することは、事業の成功するカギとなるからです。
事業を始める前に、お金の流れを把握する感覚をつけるには、家計簿が有効です。
どうせ開業したら帳簿をつける必要がある
家計簿をつける理由には、どうせ開業したら帳簿をつける必要があるからです。
なぜなら、会社のお金の流れを把握するには、帳簿をつけることが重要だからです。
実際に、自分で帳簿をつけて科目を振ることで、試算表の内容が分かってきます。
記帳代行で会計事務所任せの場合は、試算表が出来ても、利益を確認するだけの方が多いです。
自分で記帳すれば、科目を自分で決めるため、どの科目がどうなっているかを見ることが出来るのです。
そのため、自分で記帳することを、おススメしています。
家計簿は、携帯のアプリで充分
家計簿をつける場合は、携帯のアプリで充分です。
なぜなら、最初からがっちりやってしまうと、面倒になって止めてしまいたくなるからです。
最初の一歩としては、携帯アプリでやっていきましょう。
実際に、携帯アプリを使えば、集計などしてくれますので、円グラフなどで支出状況が簡単に把握できます。
ちなみに、私が使っているアプリは、「かけ~ぼ」です。
もちろんなんでも良いのですが、将来クラウド会計などを使ってみたい方は、Money Forward MEが良いと思います。
銀行の口座やクレジットカードと連携するので、クラウド会計のようなものを体験することが出来ます。
家計簿に慣れてきたら、予算をつけてみよう
家計簿をつけることに慣れて来たら、予算も組んでみましょう。
なぜなら、予算を組んでみれば、開業のときの予行演習になるからです。
実際に、事業を始めれば予算を組みますし、それに沿って進めていくことになるからです。
予算の組み方は、給料の金額を上限にして、決まっている金額を書きだします。
貯金したい金額
家賃
携帯代
などです。
そのあとに、だいたい生活費に○○万円、交際費に○○万円と割り振ります。
ざっくり決めて、それを目標に生活をします。
ひと月終わったら、確認をして、予算を変えていきます。
このような感じで、私は予算を組んでいました。
最初からパーフェクトにはできません。徐々にやっていきましょう。
家族がいる方は、お小遣い帳にしよう
家族がいる方などお金の管理が自分以外の方がやっている場合は、家計簿は止めて、お小遣い帳をつけましょう。
なぜなら、事業をしていくには、家族の理解が必要です。
実際に、家族は事業を行うことを、反対するかもしれません。
事業を始める前に家計簿をつけて、お金の流れを把握する必要はあります。
でも、家族が家のお金の管理をしている場合は、「なぜ、こんなにお金を使っているの?」とか思ってしまうことがあります。
会社や事業を始める前に事業資金を貯めよう
月商の3か月分は、お金が必要と言われていますが、開業のときはもっと必要となります。
なぜなら、開業の前は何もないので、ゼロから揃えていかなければならないからです。
実際に、思わぬ出費もありますので、開業資金は多ければ多いほど良いです。
目安としては、開業後売上がなくても1年間暮らせるくらいあれば充分です。
でも、そこまでは貯められないので、開業資金+半年間分の生活費は、必要だと思います。
創業融資を受けるのも自己資金が必要です
会社や事業を始めたら創業融資を期待することがあると思います。
でも、創業融資には自己資金が必要となります。
なぜなら、自己資金をもとに融資を考えているからです。
実際に、融資の申し込み欄には、自己資金の記入欄があります。
それに、自己資金を貯めているということは、計画的にお金を管理できる人です。
貸す方は、お金を管理できる人=お金を返せる人と見ている場合があるのです。
以下日本政策金庫の申込書に自己資金を書く欄があることを、確認して下さい。
日本政策金庫は、自己資金があるのかないのかを、確認しています。
会社や事業を始める前に相談できる人を見つけよう
会社や事業を始める前に相談できる人を見つけた方が良いと思っています。
なぜなら、開業すればわからないことがたくさん出てくるからです。
実際に、どんな人に相談すれば良いかというと、自分よりちょっと先を進んでいる人です。
自分よりちょっと先を進んでいる人は、自分がこれから経験ことを先に経験しているからです。
相談するなら同年代が良い
さらに言えば、同年代の方が良いと思います。
年が近いっていうのは、やはり感覚が近いですから。
私も悩みがあった場合は、同年代の税理士に相談しています。
大物は、小物だったときのことを忘れている可能性がある
開業したての頃は、だいたいが小物です。私もそうですが。
大物に開業時の相談をしても、開業が昔過ぎたり、時代背景が変わってしまう場合がありますので注意してください。
でも、大物は顔が広いですから、他の悩みを解決してくれる可能性が大きいです。
会社や事業を始める前に準備したい3つのことのまとめ
最後にもう一度確認しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。