経費を使って節税しているつもりが、実は銀行評価を下げているケースがあります。
銀行は、決算書の数字だけでなく、「そのお金を何に使ったのか」 を細かく見ています。
節税のつもりが、融資の可能性を自分で下げてしまう。
そんな“もったいない誤解”をしている社長は少なくありません。
この記事では、
銀行が嫌うNGな支出と、
逆に評価が上がるお金の使い方を、
初心者でもわかる形で整理していきます。
知らずに損しないために、今日ここで一度見直してみましょう。
節税目的の過剰な支出
節税目的の過剰な支出は、良い支出ではありません。
その理由は、会社にとって利益を減らすことは、税金を減らすことになりますが、銀行融資を受けるうえでは、メリットがないからです。
銀行融資のポイントには、決算書が良くなければいけません。
そのため、決算書が悪くなるような、節税目的の過剰な支出は問題なのです。
利益が出たから節税する。
当たり前のような気がしますが、本当にそれで良いのでしょうか?
絶対にダメとは言いませんが、ちょっと考えてみましょう。
銀行融資の可能性って、良い決算書なんですよね。
だから良い決算書を税務署に提出して、税金を払わなきゃ銀行融資の可能性は増えて行かないんです。
銀行は、決算書から返済の可能性を見ています。
返済の可能性というと、ちょっとわかりにくいので、次の3つで考えていきます。
・税引き後利益+減価償却費>0
・借入金の残高÷(税引き後利益+減価償却費)<10
・資産>負債
この3つが多く当てはまるほど、銀行融資は受けやすくなると思ってください。
そうすると、2つには税引き後利益が入っています。
つまり、利益がなければ、銀行融資は受けにくくなるということです。
銀行融資を考えているなら、利益をだしていかなければいけないのです。
じゃあ、資産>負債って利益に関係ないのか?というと、そういうことではありません。
資産>負債は、資産が負債よりも多い状態ということを表しているんですけど、利益があれば資産の方が負債よりも多くなります。
それは、純資産があるからです。
純資産は、過去の利益の集まりなので、純資産が増えれば、資産>負債になるんです。
そう考えると、銀行融資を前提に決算をするなら、利益を出して税金を払うのが1番いい方法なのです。
銀行融資を考えているなら、過剰な節税をしないで、利益をだして税金を払っていきましょう。
プライベートが混じっている
銀行が、決算書を見て問題視するのは、プライベートな支出が混じっていることです。
その理由は、銀行が融資したお金が、プライベートに使われてしまうという疑問を持ってしまうからです。
そのため、プライベートが混じるような支出は、避けていきましょう。
銀行は、決算書を見て、利益が出ているか?だけを、注目しているわけではありません。
どのように使っているのか?もちゃんと確認しています。
突然ですが、貸借対照表の見方ってしっていますか?
貸借対照表の負債と純資産で調達したお金を、資産で使っていることになるのです。
つまり、貸借対照表の資産を見ると、会社がどのようにお金を使って来たかがわかります。
貸借対照表にどんな勘定科目があると、問題なのかというと、
・異常に増えた現金
・役員貸付金
・内容のよくわからない仮払金、立替金、前渡金
となります。
だいたい、この勘定科目があると、問題視されます。
なにがいけないのかと言うと、プライベートの支出が混じっているからです。
プライベートの支出が混じっているということは、会社のお金=自分のお金と思っているということです。
たまにいらっしゃるのですが、自分で出資した会社なので、全部自分の物って思っている社長です。
会社のお金は、会社のお金です。
役員がプライベートで使ってよいのは、会社からもらった役員報酬の中なのです。
役員報酬が足りないから、役員貸付金などの勘定科目が出てきてしまいます。
銀行は、会社のお金と銀行のお金が区別できていなことをキライます。
最近では、経営者保証を外すという融資も増えていますが、その中の条件にも会社とプライベートの分離があります。
会社のお金とプライベートのお金は、きっちり分けましょう。
ちなみに、貸借対照表の資産がどんなふうになっているのが良いのかと言うと、仕事のものしかない状態です。
会社の決算書の貸借対照表の資産をみて、仕事だけになっているかを確認しましょう。
銀行の評価を上げるお金の使い方とは、必要なものだけに使う
銀行の評価を上げるお金の使い方は、必要なものだけに使うということです。
なんか、面白くない感じもしますが、そうなってしまいます。
その理由は、上でも書きましたが、銀行融資を受けるには、良い決算書が必要となってくるからです。
そして、銀行融資を受けるポイントとして、お金があるということも重要なのです。
「銀行融資を受けるのに、お金があることが重要なの?」と思うかもしれません。
でも、銀行融資を受けやすくするには、会社にお金があった方がいいのです。
なんか変な感じがしますが、変ではないのです。
銀行融資ってお金がない時に借りると思っているのは、借りる人の考え方です。
貸す方の立場なら、お金を持っている人が「貸してくれ」というなら、「この人に貸しても、お金がありその中から返済してくれるから大丈夫」と思うのです。
つまり、お金が無くなってから銀行融資を受けるよりも、お金がある時に銀行融資を受ける方がいいのです。
お金を使ってしまって税金を減らすことは、ムダなんです。
特に税金は、利益の30%くらいです。
300万円の税金を減らすには、1,000万円使わなきゃいけないってことです。
もし、1,000万円を使わずに、300万円の税金を払ったら、会社には700万円残ることになります。
お金が残れば、他のことに使うことができます。
さらに、銀行融資を受けることもできる。
だから、お金は必要な支出だけにしておきましょう。
もし、「この支出は、必要なのか?」と思ったら、他人に話して説明できるだけにしておきましょう。
説明できないお金については、ムダと思って良いと思います。
銀行融資で評価の上がるお金の使い方は、必要なものだけに使うことです。
銀行評価を下げるNG支出とは?節税のつもりが逆効果に!のまとめ
銀行の評価を下げる支出は、節税のための支出とプライベートが混じった支出です。
税金を払っていけば、銀行融資にはプラスになりますので、積極的に税金を払って行きたいものです。
会社の支出は、仕事関係だけにすると、銀行の評価が上がってきます。
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編集後記(2574)
昨日は、一緒にプールに行きました。
慣れた感じで、サッとやっていました。
55日記(2904)
家に帰ってきて、宿題をやりました。
くりあげの足し算が難しかったようですが、クリアできました。
66日記(2131)
何回かに1回ですが、立ってからのブリッジができるようになっています。
毎日1週間もやれば、できるようになりそうです。

