会社を設立して青色申告の届出を出せばこんなメリットがあります

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こんにちは、税理士の柏嵜忠弘(かしわざきただひろ@thkz8)です。

よく青色申告おススメって書いてあるけど、なにが違うのかわからないってことありますよね?

青色申告は、一言でいうとメリットいっぱいです。

青色申告すると白色申告よりも税金が減り、資金繰りも良くなります。

青色申告のメリットはいくつもありますが、代表的な3つで理解してもらおうと思います。

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青色申告の3つのメリット

中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例

青色申告なら30万円未満の物を買った時は、支払った事業年度で経費にできるという制度です。

上限は、年間300万円です。

利益調整に使える

白色申告の場合は、10万円を超えるものは減価償却という方法でしか経費化できません。

青色申告の場合は、10万円を超えて30万円未満のものを支出時に経費にするのか、減価償却にするのか選択することができます。

利益が出ている場合は、支出時の経費にすると利益を減らすことができます。

赤字が出ている場合は、支出の時に経費にするよりも減価償却にします。

こうすれば数年にわたって経費化することができるので、赤字を減らすことができます。

決算期末ギリギリでも経費化できる

減価償却をするものを購入した事業年度は、経費が月割りになります。

事業年度が4月1日~3月31日の場合で、3月1日に購入したら1か月分だけしか経費化できません。

使っている期間が1か月だからです。

青色申告の場合は、3月1日に購入しても経費になります。

※費用にするには、使わないといけません。買っただけだと経費になりません。

資金繰り的に楽になる

青色申告は、支払った時に全額経費になればその分税金を減らすことができます。

税金が減れば、資金繰りが楽になります。

白色申告は、経費化するのが数年になるので資金繰りが大変になります。

極端な例で青色申告と白色申告の差を表現しました。

数字の違いをよく見てください。

例)利益が出たので25万円のパソコンを3月1日に11台買う。

パソコン購入前の利益300万円、税率30%、事業年度4月1日~3月31日

青色申告の場合(支出時に経費)

25万円×11台=275万円<300万円(上限が300万円のため) ∴全額経費

300万円(利益)-275万円(経費)=27万円(利益)

25万円(利益)×30%(税率)=7万5千円(税金)

※275万円(パソコン代)+7万5千円(税金)=282万5千会社から出ていく。

白色申告の場合(減価償却)

25万円×0.500×1/12=1万417円(1か月分の減価償却をした時の経費)

1万417円×11台=11万4587円(11台の1か月分の減価償却費)

300万円(利益)-11万4587(経費)=288万5413円(利益)→288万5千円

288万5千円(利益)×30%(税率)=86万5500円(税金)

※275万円(パソコン代)+86万5500円(税金)=361万5500円会社から出ていく。

極端な例ですが、青色申告と白色申告では、お金の流れが変わっていきます。

欠損金(けっそんきん)の繰越控除

欠損金の繰越控除は、赤字を10事業年度繰越すことができる特典です。

青色申告で赤字が出た事業年度の翌事業年度以降に黒字が出れば、その赤字と相殺することができます。

白色申告の場合は、赤字が出た事業年度は「お疲れ様。赤字出て残念だね。」で終わりです。

翌事業年度に黒字が出れば、「黒字になった税金払え。」になります。

会社が赤字でお金が減っていっても、翌事業年度で黒字になれば税金払ってくださいということになります。

青色申告の場合は、赤字が出た翌事業年度以降に赤字を超える黒字が出て、初めて税金を支払うようになります。

赤字が出た事業年度と黒字が出た事業年度で連動しているような感じです。

欠損金の繰越控除は、10事業年度を超えると切り捨てられて使えなくなります。

例)01年で300万円の赤字が出た。02年で600万円の黒字が出た。

白色申告

01年赤字300万円

02年黒字600万円×30%=180万円

赤字で300万円出て行ったのに、税金で180万円出ていく。

青色申告

01年赤字300万円

02年黒字{600万円-300万円(01年の赤字)}×30%=90万円

赤字で300万円出て行ったが、その分取り返して300万円分の税金90万円出ていく

青色申告なら白色申告よりもお金が出ていきません。

税額控除

所得拡大税制

所得拡大税制は、給料を増やしたら法人税を減らしますよというメリットです。

給料を増やせば、法人税を最大15%~25%減らします。

白色申告の場合は、法人税をそのまま支払わなければいけません。

青色申告ならば税金を減らすことができるチャンスがあります。

税額控除は、該当しないとできないのでサラっとした説明で終わります。

青色申告承認申請書の申請期限

すでに法人を開業している場合は、事業年度開始の日の前日が申請期限です。

法人を設立した場合は、設立後3か月又は事業年度終了の日のいずれか早い日の前日が申請期限です。

会社を設立して青色申告の届出を出せばこんなメリットがありますのまとめ

青色申告にすると良いこといっぱいです。

申請書の申請期限までに必ず申請しましょう。

青色申告承認申請書は、関与税理士に書いてもらった方が良いですので、書き方などは説明を省略します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。