決算書を見るだけで、粉飾決算しているのかわかるのか?と悩んでいませんか。
粉飾決算かどうかは、怪しいと思うけど、はっきりとはわかりません。
今回は、決算書を見るだけで、粉飾決算しているかどうかわかるのか?について、書いていきます。
決算書を見るだけで粉飾決算しているのがわかる?
決算書を見るだけでは、本当に粉飾しているのかどうかは、わかりません。
でも、怪しい・・・くらいはわかります。
まずは、売上高と利益の関係です。
売上高が減っているのにもかかわらず、利益が出ているという場合は、怪しく感じます。
この時点で、粉飾かも?くらいには感じる人もいるでしょう。
「こんなに売上が下がっているのに、営業利益が黒字ってどうなんだ?」と思うかもしれません。
よくあるのが、在庫の数を増やすことです。
在庫の数を増やすと、売上原価に変化が出てきます。
在庫の数を増やすと、売上原価の原価率が減ってきます。
最近は、テレビの報道などでも、「材料代が上がっています」とよく言われています。
本来なら、原価が上がって来ているはずなんですが、原価が下がってしまっています。
損益計算書を確認すると、売上原価の金額や原価率が減っていると、原価が上がっているという時代の流れと一緒ではありません。
そうなると、ますます粉飾決算かも?となってきますよね。
もちろん、会社の努力で、安い取引先を見つけて来たのかもしれませんが、ちょっと怪しく感じます。
そして、貸借対照表を確認すると、在庫が前期よりも増えていることがわかります。
売上が減っているのに、在庫が増えているってどういうこと?となるでしょう。
もちろん、今期は売れるはずだったのに、いっぱい仕入れたら、売れなかったというのもあるでしょう。
でも、普通なら売上が減っているなら、仕入れも減っていて、在庫も減るのが流れでしょう。
ここまで書いてきましたが、結局は、決算書をみても、完全に粉飾かどうかはわからないものです。
でも、粉飾かも?というのはあります。
粉飾決算は、やってはいけない
粉飾決算は、やってはいけません。
その理由は、1度粉飾決算をしてしまうと、抜け出せないからです。
最初は、「ちょっとだけ・・・」という感じでしょうが、前回バレなかったので、もうちょっとやってみようとなるでしょう。
そうなると、本当の決算書とは、かけ離れた数字になってしまいます。
そこまで行ってしまうと、後戻りはできません。
たとえば、在庫を増やす粉飾決算をするとします。
最初は、10万円を増やして、営業利益をちょっとプラスにしたかったとします。
翌期は、大幅な赤字になり、銀行融資を受けたいため、黒字にしなきゃいけないというので、100万円の在庫を増やしたとします。
売上や仕入れの金額にもよりますが、粉飾する100万円になってしまえば、はっきりと売上原価にも出てしまいます。
銀行融資を受けたいために、決算書をいじってしまっても、逆に粉飾がバレて銀行融資を受けられないってこともあります。
粉飾しすぎれば、結局はバレてしまいますので、最初から粉飾決算はやめましょう。
決算書を見るだけで粉飾決算しているのがわかる?のまとめ
粉飾決算は、決算書をみても絶対わかるものでは、ありません。
でも、怪しいと感じることはあります。
編集後記(2182)
小学校の準備などを、ちょっとやりました。
初めて入学式の日を知って、予定が入ってなくて良かったと思いました。
55日記(2512)
保育園の先生が、今日で退職することになり、がっかりしていました。
別れの春ですね。
66日記(1739)
来年の保育園の先生の話になりました。
「〇〇先生かも?」といっていましたが、予想は当たるのでしょうか。