銀行融資でのこうなっていたら危険な決算書5つ

銀行融資では、危険な決算書というのがあります。

危険な決算書とは、

・債務超過になっている決算書

・毎月の返済利益がでていない決算書

・税金を滞納している決算書

・借入金が多すぎる決算書

・格付けが低い決算書

となります。

 

危険な決算書を回避して、いい決算書を目指しましょう。

目次

銀行融資でのこうなっていたら危険な決算書5つ

銀行融資を受けるには、決算書の提出が必須です。

決算書の内容が、銀行融資を決めるのですが、危険な決算書もあります。

 

危険な決算書とは、

・債務超過になっている決算書

・毎月の返済利益がでていない決算書

・税金を滞納している決算書

・借入金が多すぎる決算書

・格付けが低い決算書

となります。

 

各項目について、確認していきましょう。

債務超過になっている決算書

債務超過になっている決算書は、危険な決算書となります。

その理由は、銀行が融資を行っても、返済される可能性が少ないからです。

 

債務超過というのは、資産よりも負債が多いことを言います。

資産よりも負債が多い場合は、資産を売却しても負債を払うことができません。

 

負債の中に銀行融資も含まれていますので、銀行が貸したとしても返済されないと思うわけです。

債務超過になってしまうと、銀行融資は期待できません。

 

早く債務超過の状態からは、抜け出すべきなのです。

債務超過になってしまったら、利益を出して会社を債務超過ではない状態に戻しましょう。

 

もし、債務超過になる可能性があるとわかったら、決算書を税務署へ提出し銀行へ提出する前に、銀行融資を検討しましょう。

毎月の返済利益がでていない決算書

毎月の返済利益が出ていない決算書は、危険な決算書となります。

その理由は、利益が出ていないということは、銀行融資が返済できないということです。

 

返済利益というのは、税引き後利益+減価償却費で計算できます。

この返済利益よりも、返済金額が多い場合は、お金が足りていないということになります。

 

現状、返済利益が足りていないのであれば、追加融資は期待できません。

たとえば、返済金額が年に240万円あったとします。

 

返済利益が、100万円だった場合は、140万円不足していることになります。

140万円は、今ある会社のお金から返済しているか、どこからかお金を借りて返済していることになります。

 

返済利益が足りていないということは、持っているお金から返済するか、他から用立て返済していることを意味します。

持っているお金が減れば、財務内容は悪くなりますし、返済する利益がないと銀行融資は期待できません。

 

王道ですが、利益を出して行くしかないのです。

税金を滞納している決算書

税金を滞納している決算書は、危険な決算書となります。

その理由は、税金を滞納していると、銀行融資を受けられない可能性が高いです。

 

特に制度融資を利用する場合や政府系金融機関を利用する場合です。

滞納しやすい税金は、源泉所得税や消費税です。

 

源泉所得税や消費税は、預り金の性格もあります。

会社の事業資金にしてしまうことにより、払えなくなってしまいます。

 

毎月発生する税金は、しっかりと別の口座に移動するなどして、貯めておきましょう。

税金を滞納していると、銀行融資は受けられない可能性が高いです。

借入金が多すぎる決算書

借入金が多すぎる決算書は、危険な決算書となります。

借入が多すぎると、返済ができなくなってしまいます。

 

どのくらいで借入金が多すぎるの?と思うかもしれません。

借入金月商倍率という率がありますが、売上を基準にした率となります。

 

そのため、借入金が多いというか、返済できるか?という視点で考えていただきたいです。

返済できるか?の視点になると、上で書きました「税引き後利益+減価償却費」と年間の返済額のどっちが多いかです。

 

税引き後利益+減価償却費>年間の返済額なら良いのですが、税引き後利益+減価償却費<年間の返済額なら、借入金が多いということです。

返済が多い場合は、いくつかの返済を1つにまとめてもらうのも良い手段となります。

格付けが低い決算書

格付けが低い決算書とは、銀行融資が受けられない決算書なので、危険な決算書となります。

上で書いてきたもののまとめのような感じですが、

・債務超過になっている決算書

・毎月の返済利益がでていない決算書

・税金を滞納している決算書

・借入金が多すぎる決算書

に該当する決算書となります。

 

格付けが低くなれば、銀行融資を新たに受けるのは期待できません。

格付けが少しでも上がるように、利益をふやしていきましょう。

危険な決算書になる前に手を打とう

危険な決算書になる前に、手を打ちましょう。

危険な決算書になってしまうと、銀行融資の可能性が減ります。

 

銀行融資の可能性が減れば、資金繰りに大きく影響がでてきます。

危険な決算書になる前に、銀行融資を受けて、多めに預金を持つようにしましょう。

銀行融資でのこうなっていたら危険な決算書5つのまとめ

危険な決算書になる前に、手を打ちましょう。

危険な決算書になってしまうと、脱出するのも大変です。

 

編集後記(2230)

昨日は、YouTube撮影などをしました。

お休みなので、ちょっと感覚が変わります。

 

55日記(2550)

「家での誕生日パーティーはないの?」と当たり前のことを、言っていました。

5月5日が誕生日ですが、週末あたりになりそうです。

 

66日記(1787)

連休明けですが、熱でお休みとなりました。

しかたないですね。

 

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