税理士の柏嵜忠弘です。東京都大田区で開業しています。
Freeeでの入力が終わった後に、どうして良いか悩んでいませんか?
実は、総勘定元帳や月次推移で、帳簿の中を細かくチェックすることが出来ます。
実際に、税理士である私もやっている方法です。
この記事は、主に次のことが書いてあります。
- Freeeの現金残高の確認
- Freeeの月次推移を使って間違いを探す
- Freeeの総勘定元帳で確認をする
この記事を読むと、Freeeを使って、正しい帳簿を作ることができるはずですよ。
Freeeの現金残高の確認
最初に確認したいのが、現金の残高です。
なぜなら、現金の残高が、すごくプラスやマイナスになることはないからです。
たまに、帳簿を確認すると、現金の残高が200万円とか▲30万円とかになっている場合があります。
現金残高が200万円あれば良いですが、そんなにない場合は、帳簿が間違っている可能性が高いです。
実際にどこを確認するかというと、現金の残高をチェックするには、総勘定元帳を確認するのが良いです。
現金を確認する時の総勘定元帳を見るポイント
総勘定元帳を見るポイントは、次の2つです。
- 現金の残高が、異常に増減してないかどうか
- 現金が増えて行った又は減っていった流れ
残高や現金の増減の流れを確認するには、総勘定元帳が最適です。
総勘定元帳なら日々の現金残高が、確認できますので確認しましょう。
別の機能でも確認できますけど…
Freeeには別の機能で、日次残高推移というのがあります。
日次残高推移を見れば、日ごと残高が確認することが出来ます。
これの方が良いんじゃないかと思う人もいると思います。
もちろんこれでも良いのです。
でも、例えば▲(マイナス)になったところをクリックしても、その日の仕訳しか出てきません。
前後の仕訳を確認していかないと、なぜ残高が▲(マイナス)なのか?という理由が見つかりません。
そういう理由で、私は総勘定元帳をオススメします。
まずは、現金の残高を確認しましょう!
Freeeの月次推移を使って間違いを探す
次に確認したいのが、月次推移です。
なぜなら、毎月の数字の流れが分かるからです。
月次推移とは、毎月の損益計算書や貸借対照表の月々の動きが表示されています。
各月の科目の残高が、表示されます。
月次推移の見方
- 最初にサラッと見る
- 次に深く見て行く
以下で、説明していきたいと思います。
最初に科目ごとに12か月分をサラッと見る
最初に科目ごとに12か月分を横にサラッと見て、他の月と金額が違っている月を探します。
なぜなら、他の月と違う月が、入力間違いしている可能性が大きいからです。
特に自動仕分けしてない現金の領収書を処理した場合です。
他と違う月とは、例えば次のようなことです。
金額が多い月がある場合
発生していないはずの月に金額が表示されている
などです。
このような「あれっ?」と思ったことがあった場合は、深く見て行く必要があります。
深く見て行く
まず、「あれっ?」と思ったところをクリックします。
クリックすると右側に、そのクリックした月の取引の内訳が出てきます。
その取引内容を1つづつ確認していきます。
訂正する場合は、仕訳の右側にある詳細をクリックします。
そうすると、訂正できる画面に変わりますので、そこから訂正していきます。
訂正することがなかったり確認が終わった場合は、右隅にある✖印をクリックすると、取引の内訳が消えていきます。
このようにして、科目の間違いなどを確認していきましょう。
ちなみに、月次推移は、使えるプランが限られています。
個人のスタータープランは、使えませんので注意してください。
Freeeの総勘定元帳を確認する
最後に総勘定元帳を確認します。
総勘定元帳は、必ず確認しましょう。
なぜなら、税理士の私も自分やお客さんの経理を確認するときに、必ず総勘定元帳を確認します。
税務署が、税務調査に来た時にも、必ず総勘定元帳を確認します。
税務署が、税務調査の時にチェックするものは、必ず確認しましょう。
確認しないのは、税務調査でミスを指摘してくださいと言っているようなものです。
総勘定元帳のチェックの方法
総勘定元帳をチェックする場合は、紙に印刷して出力する場合とPDFにして確認する方法があります。
私が会計事務所に勤務していたころは、紙に出力して確認するのが一般的でした。
紙で確認する方法とPDFで確認する方法を書いて行きます。
総勘定元帳を紙に出力して確認する方法
紙で印刷して確認する場合は、定規などを当てて確認するのが良いと思います。
紙で確認する利点は、売上高を見ながら材料費を見るといった同時に2つ時用の科目を確認することが出来ます。
PDFで確認する方法
PDFにしてパソコンの画面でチェックする場合は、慣れが必要なので注意してください。
紙などを画面にあてて、チェックする方法が良いかもしれません。
それか、画面の右下にある▼を一回ずつ押して、出てくる仕訳をゆっくり確認するのが良いと思います。
総勘定元帳のチェック内容
総勘定元帳のチェック内容としては、次の通りです。
- 通帳の残高や売掛金の残高が合っているか?
- 仮払金や仮受金は残っていないか?
- 勘定科目が合っているのか?
- 選んだ勘定科目が全部一緒かどうか?
- 経費が資産にならないかどうか?
- その支払いが、経費で良いのかどうか?
- 総勘定元帳の中で、金額がポコッと出ているヤツ
この中で良く分かりずらい2つを説明したいと思います。
選んだ勘定科目が全部一緒かどうか?
選んだ勘定科目か全部一緒にしなければいけません。
例えば、宅急便を通信費で処理したり、運賃で処理したりしないようにしましょう。
総勘定元帳の中で、金額がポコッと出ているヤツ
総勘定野中で、金額がポコっと出ているヤツとは、下の図のような感じのものです。
例えば、消耗品費などで総勘定元帳をチェックするとします。
消耗品費の総勘定元帳の中には、数百円の物ばかりなのにのばかりなのに、たまに数万円の物があると目を引きます。
このように数字が、ポコっと出ているところも注意してください。
基本的には、仕訳がベースになっています。
仕訳をきちんとしないと、ちゃんとした帳簿は作れません。
総勘定元帳の確認は、最終確認の意味合いもありますが、毎回の仕訳をきちんとしましょう。
最後に慌てなくても済みます。
Freeeの入力終わったら、総勘定元帳と月次推移でチェックしよう!のまとめ
最後にもう一度確認しましょう。
編集後記
確定申告を意識して作ってみました。
確定申告する方で還付の方は昨日から、申告できます。
自分の経理も早く終わりにしたいと思っています。
55日記
娘も冬休みが終わって、昨日は保育園です。
保育園に送っていって帰るときに、泣いてしまうかも?と思っていたのですけど、「バイヤイ」っと元気よく言ってくれました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。