現金出納帳の残高って合わせるのが難しいですよね?
いちごのショートケーキが好きな税理士の柏嵜です。
東京都大田区で開業しています。
この記事には、現金出納帳を合わせるには、現金の領収書やレシートを減らすことや現金出納帳は毎日又は毎週つけましょうなどが書いてあります。
この記事を読めば、現金出納帳の残高が合うようになりますよ。
そもそも現金出納帳とは?
現金出納帳とは、現金の入金や出金を記入する帳簿です。
この記事で書いている現金は、財布に入っているお金のことです。
普通預金や当座預金などの、銀行の通帳のお金ではありません。
たまに、現金出納帳に現金で支払った領収書の他に、通帳で使った金額を書く方がいます。
お金ということでは一緒なのですが、現金は現金出納帳で、預金は預金出納帳に記入します。
現金出納帳の残高が合わなくなる理由
現金出納帳の残高が合わなくなる理由は、次のとおりです。
- 領収書やレシートをなくす
- 仮払いなどが精算されていない
- 領収書やレシートをもらっていない
- 記入ミスなど
気をつけても現金出納帳の残高は、簡単に合わなくなってしまいます。
現金出納帳の残高を合わせるためには?
現金出納帳の残高を合わせるには、きっちり現金出納帳をつければよいのです。
現金の残高を合わせる方法は、次の通りです。
- 現金での支払いを減らす
- 現金出納帳を毎日又は毎週つける
- 入力ミスを減らす
各項目について、説明していきます。
現金での支払いを減らす
現金の残高を合わせる方法なんですが、最初にやってほしいのが、現金での支払いを減らすことです。
現金を使わないで、
- クレジットカード払いをする
- 銀行振込にする
ということです。
現金の支払いがなくなれば、現金出納帳の残高が合わなくなる可能性も減ります。
私は、クレジットカード払いと銀行振込を優先して、この2つがダメな場合に現金を使います。
クレジットカード払いや銀行振込にすることのメリットは次のとおりです
- クレジットカード払いや銀行振込をすると銀行の通帳から支払われるので、残高が合わないことがない
- ネットバンクなどを活用すると振込手数料が無料
- 現金を使うことが無くなるので、ATMなどで並んだりしなくて済む
クレジットカード払いは、使いすぎてしまうと思っている方もいるようですが、必要なものだけを購入すると決めれば問題はないです。
クレジットカード払いや銀行振込を利用して、現金の領収書を減らすことが、現金出納帳をつくりやすくします。
現金出納帳を毎日又は毎週つける
現金の残高を合わせるには、現金出納帳を毎日又は毎週つけることです。
なぜなら、現金の残高が合わない時は、「現金でなにを買ったのか?」を思い出さなきゃいけないからです。
経理がいる会社の場合などは、現金がきっちり合いますが、専属の経理がいない場合などは現金の残高が合わないことはよくあります。
しっかり思い出せるとなると、毎日~毎週の間に処理するのが1番だと思います。
入力ミスを減らす
現金出納帳を作る場合は、入力ミスや記入ミスを減らすことです。
入力ミスや記入ミスを減らす場合は、1度入力した領収書やレシートを、電卓などで計算することをオススメします。
現金出納帳の支出と領収書やレシートの金額の合計が一致していれば、入力や記入のミスはないことになります。
もちろん、現金の残高と一致していれば問題ありません。
現金出納帳を合わせるために大切なことは、必ず残高を確認する
現金出納帳を合わせるために大切なことは、残高を確認しながらつけることです。
なぜなら、残高を確認しないと現金がすぐに増えたり減ったりしてしまうからです。
会社や事業の現金は、だいたい次のような感じでながれて行きます。
- 銀行から現金を下ろす⇒現金を使う⇒足りないから銀行から現金を下ろす
帳簿もそうなっているかどうかを確認しましょう。
確認するポイントは、
- お金が残っているのに、銀行から現金を下ろしていませんか?
- お金がないのに現金を使っていませんか?
です。
お金が凝っているのに、銀行から現金をおろしている場合は、領収書やレシートが足りない場合があります。
お金がないのに現金を使っている場合は、現金集金があってそのお金を使っている場合や、お金が足りなくて個人的なお金から事業のお金を使っている場合があります。
現金出納帳の残高を気にしながら、現金出納帳を作成しましょう。
現金出納帳の書式はなんでも良いけど、保管してね
現金出納帳の書式は、決まっていません。
- 手書き
- EXCEL
- 会計ソフト
どれで書いても問題はありません。
どれで書いても問題はないのですが、必ず保管する必要があります。
現金出納帳は、保管しやすいものでつけましょう。
現金出納帳の現金過不足は、最終手段
現金出納帳が合わない場合は、現金過不足勘定を使って処理をします。
でも、現金過不足勘定を使ってしまうと、「キチンと処理できていませんでした」と、決算書を見る税務署や銀行にお知らせしているようなものです。
現金過不足勘定は、なるべく使わないほうが良いので、最終手段だと思ってください。
現金出納帳の残高が合わない場合は、領収書やレシートを減らせ!のまとめ
最後にもう1度確認しましょう。
55日記(1120)
最近は、保育園に行く時に低い塀で忍者ごっこみたいのをしています。
66日記(347)
最近、朝5時頃に起きてしまいます。
朝、起きてほしくないんだけどなぁ・・・