かしわざき
娘に「髪結んで」と言われ、できなくて泣かれたことがある税理士の柏嵜です。
東京都大田区で開業しています。
年末調整や確定申告などで合計所得金額と総所得金額ってなに?って思っていませんか。
この記事では、合計所得金額と総所得金額の違いを確認していきたいと思います。
この記事は、次の事が書いてあります。
この記事を読むと、合計所得金額と総所得金額(等)の違いがわかるようになりますよ。
目次
合計所得金額と総所得金額の違いってなに?を解説!
合計所得金額と総所得金額は、次の様な流れで計算されていきます。
図を見ると、合計所得金額が先に来て、総所得金額が後にきてます。
合計所得金額と総所得金額の大きい違いは、繰越控除の前か後かということです。
- 合計所得金額は、繰越控除前
- 総所得金額(等)は、繰越控除後
よく図を確認しましょう。
給料だけの人の合計所得金額と総所得金額は?
給料だけの人の場合の合計所得金額と総所得金額は、次の金額となります。
赤で囲った給与所得控除後の金額(調整控除後)が、合計所得金額と総所得金額となります。
他に不動産所得や事業所得がない場合は、赤で囲ったところが合計所得金額となります。
繰越控除がない場合は、そのまま総所得金額になるのです。
年末調整や確定申告で出てくる合計所得金額は、どこで使うの?
年末調整や確定申告に出てくる合計所得金額を使うのは、次のとおりです。
- 同一生計配偶者⇒合計所得金額48万円以下
- 扶養親族⇒合計所得金額48万円以下
- 源泉控除対象配偶者⇒合計所得金額95万円以下
- 配偶者控除⇒配偶者の合計所得金額が48万円以下
- 配偶者特別控除⇒配偶者の合計所得金額48万円超133万円以下
- 配偶者控除、配偶者特別控除の時の給料をもらう人⇒合計所得金額1,000万円以下
- 勤労学生控除⇒合計所得金額75万円以下
- ひとり親控除⇒合計所得金額500万円以下
- 寡婦控除⇒合計所得金額500万円以下
- 基礎控除⇒合計所得金額が2,500万円超になると基礎控除がなくなる
- 住宅ローン控除⇒合計所得金額3,000万円以下の場合は、控除が受けられる
確定申告や年末調整で出てくる控除関係が多いです。
年末調整や確定申告に出てくる総所得金額は、どこで使うの?
年末調整や確定申告に出てくる総所得金額はを使うのは、次のとおりです。
- 雑損控除(総所得金額等)⇒雑損控除の時の控除額を算出する時に使う
- 医療費控除(総所得金額等)⇒医療費控除の控除額を算出する時に使う
- 寄付金控除(総所得金額等)⇒寄付金控除の控除額を算出する時に使う
確定申告によく出てくる項目です。
合計所得金額と総所得金額の違いってなに?を解説!のまとめ
最後にもう一度確認しましょう。
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夜中に起きて、寝ないときがあります。