銀行融資では、決算書のどの利益が大事なのか?

銀行融資では、決算書のどの利益が大事なのか?と悩んでいませんか

銀行融資で大事なのは、営業利益と経常利益です。

 

そして、営業利益と経常利益を増やす方法なども書いています。

この記事を読んで、営業利益と経常利益の大切さを確認しましょう。

目次

銀行融資では、決算書のどの利益が大事なのか?

銀行融資では、営業利益と経常利益が大事となります。

その理由は、

・営業利益⇒営業活動から出た利益だから

・経常利益⇒総合的な活動から出た利益だから

となります。

 

「当期純利益が大切なんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

でも、当期純利益も大切ですが、営業利益や経常利益のほうが大切なんです。

 

営業利益や経常利益が大切な理由を確認していきます。

営業利益が大切な理由

営業利益が大切な理由は、本業の利益だからです。

この営業利益で、きちんと利益がでていれば、決算書としては問題ないでしょう。

 

本業で利益が出ていない場合は、会社の調子が良くないということになります。

本業の調子が良くないなら、お金を貸しても返済できないんじゃないか?と思われてしまいます。

 

そのため、営業利益が黒字になるのは、大切なことです。

経常利益が大切な理由

営業利益が大切な理由は、会社の総合的な活動から出た利益だからです。

経常利益は、営業利益に受取利息や雑収入などがプラスされ、支払利息や雑損失などがマイナスされます。

 

経常利益は、営業利益に本業に関連しないものを、プラスしたりマイナスしたりして、出た利益となります。

受取利息や雑収入は、本業以外のものだけど、良く出てくるものですね。

 

雑収入には、家賃収入などがあります。

これは、定期的に入金するものなので、融資の返済可能性を高めてくれます。

 

本業に関連しないけど、良く出てくるものを本業である営業利益に、プラスやマイナスすることにより出た、総合的な利益だから大切なのです。

なんで当期純利益が重要じゃないのか?

当期純利益も重要ですが、あまり重視していません。

もちろん、大切な利益なんですが、営業利益や経常利益よりは、重視していないのです。

 

その理由は、当期純利益の前に、特別利益と特別損失があるからです。

特別利益と特別損失は、特別なことが起こったときに、使う勘定科目です。

 

そのため、特別なことが起こったあとの利益は、あまり重視をしません。

特別なことというのは、車両を売却したり、保険金が入ったりしたことです。

 

めったに起こらないことを加味してるため、当期純利益はあまり重要ではありません。

決算書が気になるなら、営業利益と経常利益を確認しろ!

うちの会社って、銀行融資受けられるのかな?と思ったら、確認するのは

・営業利益

・経常利益

の2つです。

 

その理由は、本業の利益である営業利益と、本業以外の経常利益が、銀行の査定では高くなるからです。

銀行では、イロイロな数値を使って、会社の財政状況を確認します。

 

その時に使うのが、営業利益と経常利益なのです。

そのため、営業利益と経常利益が大切だということになります。

当期純利益で利益がでていても、あまり重要視されません。

そして、逆のこともありえます。

 

当期純損失になったとしても、あまり重要視されません。

損益計算書を良くするには?

損益計算書を良くするには、営業利益と経常利益が重要視されていますので、営業利益と経常利益を増やすほうがいいでしょう。

そうなると、決算書をちょっといじらなければいけません。

 

でも、決算書をいじると言っても、ルール無視でやるわけではありません。

ルール内でやっていきます。

 

損益計算書を良くするには、利益は上に、経費は下にです。

利益は上への具体例としては、雑収入の欄のなかに売上高になるものを探しましょう。

たとえば、家賃収入はありませんか?

この家賃収入を本業の1つにすると、売上高が増えますし、営業利益と経常利益も増えることになるのです。

でも、表示を変えただけだと問題になるので、会社の定款を変更して、法務局に登記をする必要があります。

 

定款というのは、会社のルールです。

その中に「目的」という欄があるのですが、その「目的」に家賃収入を追加することにより、本業となるのです。

そして、その登記をすることにより、売上高の欄に家賃収入を書くことができます。

 

経費は下にの具体例としては、退職金です。

退職金って、会計ソフトだと、販売費及び一般管理費にありませんか?

 

そのまま使ってしまうと、販売費及び一般管理費になってしまい、営業利益と経常利益に影響を与えます。

これを、特別損失へ持っていきましょう。

 

役員退職金などは、あまり良く出てきませんので、特別損失してしまいましょう。

そして、従業員の退職金なんですが、あまり良く出てこない場合は、特別損失として処理しましょう。

 

人数が多い会社では、退職金も良く出てくるでしょうけど、中小企業だとそんなに出てこないイメージです。

そうであれば、特別損失に表示しても、問題ないでしょう。

銀行融資では、決算書のどの利益が大事なのか?のまとめ

銀行融資では、決算書の営業利益と経常利益が大切です。

この2つの利益を高めるようにしましょう。

 

編集後記(2090)

オンラインセミナーがあるので、休みなく働いたのですが、セミナーを見る時には、疲れてしまいました。

適度がいいですね。

 

55日記(2420)

お風呂で自分で髪を洗ったり、体をあらったりすることは、だいたいできてきました。

なんどもやると、できるようになりますね。

 

66日記(1647)

寝る直前にアクアビーズを作ったのですが、固める前にダメにしてしまいました。

めげずにすぐに作り直していました。

 

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