税理士の柏嵜忠弘です。東京都大田区で開業しています。
税理士には36時間の研修義務が課せられています。
36時間の研修を受けなかったとしても、直接仕事に影響するような罰則はありません。
最初は、”面倒だなぁ”と思っていましたが、当たりの研修ですと楽しいものです。
そこで、研修に行ったときに感じたことを書いてみました。
税理士会の研修に参加しました
先日、税理士会の研修を受けてきました。
内容は、所得税の確定申告の改正部分と消費税の軽減税率などについてです。
消費税に関しては、税理士業界の消費税で有名な熊王先生でしたので、楽しみにしていました。
所得税も消費税もかなり勉強になりました。
税法は、毎年少しずつ変わっていきます。
自分が変わらなくてもです。
税理士は、世の中の変化について行けなくても、税法の変化にはついて行かなければいけません。
常に研修などを受けて勉強していかないと、置いておかれてしまいます。
研修を受ける理由
研修を受ける理由は、2つあります。
お客さんのため
自分のため
この2つについて、説明していきたいと思います。
お客さんのため
研修は、お客さんのためになります。
なぜなら、お客さんの税金が減ったり、後で税務調査になったときに指摘を受けないからです。
最近では、お客さんもインターネットなどで、良く調べるお客さんが多くなりました。
お客さんに「こういうのがありますけど、適用できますか?」なんて言われると、”おっ!勉強しているな!”と思います。
それと同時に”勉強していて良かったぁ”とも思いますけど。
お客さんに「ありがとうございました。」と言われるのは、とてもうれしいことです。
勉強するのは、お客さんのためなのです。
自分のため
研修は、自分のためにもなります。
なぜなら、税理士には、訴訟リスクがあるからです。
せっかく一緒に仕事をやってきたお客さんに訴えられるのは、とても悲しいことです。
仕事には、仕方のないことですが、間違いがつきものです。
間違いの元は、コミュニケーション不足?
熊王先生も研修でちょっと触れていましたが、コミュニケーション不足が間違いを引き起こすのかもしれません。
「お客さんが飲食店だったら、1回は足を運んでみてください。そして、食べてみてください。」と、おっしゃっていました。
「現場に行ってみれば、わかることがいっぱいある」とも、おっしゃっていました。
お客さんのところに行かないと、実際に分からないことは、たくさんあります。
そして、お客さんに聞いて見ないと、実際に分からないことは、たくさんあります。
帳簿や請求書だけを見て処理していては、なにが問題なのかも感じられないことがあるということです。
何事にも疑問を持って対処しなければならないと感じました。
やっぱり知識を得るのは楽しい
私が最初の会計事務所に勤務していた時の先輩が、こう言っていました。
「税金関係で20年以上やっているけど、まだ飽きないよ。だって、毎年税法って変わるから」
私の駆け出しの時の言葉でしたが、今でも覚えています。
私もある程度経験を積んできましたが、今でも思うのは、”知識を得るのは楽しい”です。
研修を受けるのは、お客さんのためでもあり、自分のためでもあります。
でも、知識を得るのは楽しいという感覚を大事にして、研修を受けて行きたいと思います。
研修に参加するのは誰のため?お客さんのため?自分のため?まとめ
最後にもう一度確認しましょう。
編集後記
年末調整もいろいろ変わってきています。
正直、お客さんに「ひとり親ですか?」とか聞きたくないです。
こちらから聞くタイプのソフトではなく、お客さんが答えて行ったらできるようなソフトに変えて行けたらと思っています。
55日記
1週間保育園に行って、慣れてきたようです。
良かったと思ったのですが、3連休でまた戻らないか不安です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。