この記事は、繰り上げ返済のデメリットについて解説しています。
お金があるから繰り上げ返済してもいいかな?と悩んでいませんか。
お金があっても繰り上げ返済は、デメリットがありオススメできません。
繰り上げ返済のデメリットは、
・負担が減るが、預金も減る
・社長は喜ぶが、銀行は喜ばない
・社長は次もあると思い、銀行は次はないと思う
となります。
負担が減るが、預金も減るというのは、心の負担は減るけども、一緒に預金の残高も減ってしまうということです。
社長は喜ぶが、銀行は喜ばないというのは、社長は負担が減って喜ぶけど、銀行は融資目標から遠くなるので喜ばないということです。
社長は次もあると思い、銀行は次はないと思うというのは、社長は次も銀行融資を受けられると思っていて、銀行はもう融資したくないと思っているということです。
この記事を読んで、繰り上げ返済のデメリットについて確認して、繰り上げ返済をしないようにしましょう。
負担が減るが、預金も減る
繰り上げ返済をすると、負担が減りますが、預金も減ります。
そのため、繰り上げ返済は、オススメしていません。
世の中には、繰り上げ返済をしたい社長が、いっぱいいますが、繰り上げ返済しないほうが良いのです。
その理由は、会社の預金が減ってしまうからです。
会社の預金が減るということは、ピンチの時に対応できないかもしれないと言うことです。
「ピンチなんて、すぐに起こらないよ」と思っているかもしれませんが、ピンチは起こる可能性があるとして、会社を経営しなければいけません。
「ピンチになったら、銀行から融資を受ければいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、うまくいくかどうかはわかりません。
もしかしたら、いつでも銀行融資を受けられると思っているかもしれませんが、次に銀行融資を受けられるのかは銀行が決めます。
会社が「貸してくれ」と言えば、すぐに銀行融資を受けられるのではありません。
銀行が貸したいタイミングで、銀行融資を受けることができます。
繰り上げ返済をすることは、負担を減らすことには効果てきですが、預金も減ってしまいます。
預金が減ってしまい、ピンチが回避できないようなら、繰り上げ返済してはいけないのです。
社長は喜ぶが、銀行は喜ばない
繰り上げ返済をすると、社長は喜ぶけども、銀行は喜びません。
その理由は、社長は負担がなくなって喜ぶけれど、銀行は目標達成が難しくなるので、喜ばないのです。
繰り上げ返済をすれば、社長の負担がなくなって、社長は気持ちが楽になります。
社長が喜んでいる裏では、銀行は悲しくなっています。
銀行には、銀行融資の目標があり、その目標に向かって進んでいるからです。
でも、繰り上げ返済をしてしまうと、目標達成が遠くなってしまうのです。
繰り上げ返済があると、目標達成のために銀行は他の会社に銀行融資をお願いしなければいけません。
銀行は、「他の会社を探しこなきゃ、目標が達成できない」と悲しくなるのです。
どうしても繰り上げ返済をしたいのであれば、時期も考えましょう。
銀行融資が借りやすいのは、9月と3月になります。
それは、銀行の決算に関係してくるからです。
繰り上げ返済しないほうがよいのですが、どうしてもというなら9月と3月は避けて繰り上げ返済しましょう。
銀行が融資を集めている時期に、繰り上げ返済すると感情的になる可能性もあります。
繰り上げ返済は、5年で返済するというところを、裏切って5年よりも前に返済するからです。
会社の状況もありますが、銀行の状況もありますので、考えた行動がよいでしょう。
でも、繰り上げ返済するのは、反対です。
社長は次もあると思い、銀行は次はないと思う
繰り上げ返済をした社長は、「つぎも借りればよい」と思うんですけど、銀行は、「つぎはないな」と思います。
その理由は、繰り上げ返済をしてしまうと、銀行の信頼を裏切ることになることになります。
そのため、繰り上げ返済はやめておいた方が良いということになります。
銀行は、「せっかく融資をしたのに、繰り上げ返済か・・・」となってしまいます。
繰り上げ返済した会社が、預金が少なくなってピンチになったので、「銀行融資を受けたい」と言ってきたら、貸してくれると思いますか?
繰り上げ返済をして、銀行を裏切ってしまっているなら、なかなか難しい話ですよね。
それに、繰り上げ返済で預金が少なくなってしまえば、銀行は融資することをためらうでしょう。
銀行は、預金が多ければ、返済可能性を感じますが、預金が少ないのなら、返済の可能性を感じないのです。
銀行との印象が悪く、預金が少ないというマイナス面があるなら、繰り上げ返済しない方が楽な場合もあるのです。
繰り上げ返済は本当に得?社長が見落とすデメリットとは?のまとめ
繰り上げ返済は、社長の気持ちはラクになりますが、メリットがありません。
やめておきましょう。
編集後記(2341)
今日は、子どもの夏休み最後の思い出つくりに行ってきます。
ちょっと、遠くに行くだけですけど、楽しんでくれたらと思っています。
55日記(2671)
「海と山」どっちに行きたい?と聞いたら「山」と答えていました。
「ちょっと歩くよ」と言ったのですが、問題ないようです。
66日記(1898)
「あした、ほいくえんおやすみだよ」と言うと、とても喜んでいました。
出かけるというよりも、マックに行きたいようですけど。