この記事は、試算表について、解説しています。
試算表は「出していればOK」と思っていませんか?
実は銀行は“内容”だけでなく“出し方”も見ています。
この違いで評価が大きく変わることも。今回は見落とされがちなポイントを解説します。
この記事は、次の事が書いてあります。
・試算表の提出スピード
・試算表の精度
・試算表の継続性
この記事を読んで、銀行に対応できる試算表を作りましょう。
銀行が見ている試算表の3つのポイント
多くの会社が、試算表は出していればいいと考えていますが、それは間違いです。
なぜなら、銀行は、試算表の出し方も気にしているからです。
どうして、銀行は出し方を気にしているかと言うと、試算表は会社の現在地を知る地図のようなものだからです。
そのため、試算表に問題があると、「この会社は、きちんとお金の管理ができていない」と思うのです。
銀行が見ている試算表のポイント3つは、
・試算表の提出スピード
・試算表の精度
・試算表の継続性
です。
各項目について、確認していきます。
試算表の提出スピード
銀行が見ているのは、試算表のスピードです。
試算表の提出スピードが、早ければ早いほど、会社の役に立つということです。
たとえば、今が4月だとして、3月の試算表をいつまでにできるのか?です。
4月の10日までにできていれば、早いと思います。
4月20日で、良い方かなと思います。
なんで早さが必要なのかと言うと、その後の意思決定に影響するからです。
例えば、4月10日に試算表ができれば、月末までは20日あります。
この20日間の中で、何かを変えることができる可能性があります。
でも、試算表が、4月20日に出来上がると、残りが10日間しかありません。
3月の結果を受けて、4月をどうしようと考える時間が10日間なのです。
こう考えると、ちょっと遅いかな?と思いますよね。
「いやいや、うちはリアルタイムに動く経営じゃないから」と思う社長もいるでしょう。
リアルタイムじゃなくても、試算表が出来上がって「赤字になりそう」なんて話になったら、どうやって赤字を解消しようと悩みますよね。
その悩む時間が、多く確保できるのです。
スピードがあるというのは、やっぱりメリットなんですよね。
銀行も見ている試算表の出し方は、スピード重視でいきましょう。
試算表の精度
銀行は、試算表の精度も見ています。
なぜなら、ずっと黒字だったのに後で赤字になったり、ずっと赤字だったのに決算直前に黒字になったりしたら、問題だからです。
これでは、試算表を見る意味がなくなってしまいますし、赤字が決算直前で黒字になってしまうと「粉飾か?」とも思われます。
そのため、試算表は、精度高くいきましょう。
試算表が、大きく変動する理由の1つは、減価償却費や消費税の処理です。
減価償却費を、決算の時に経費処理をすると、黒字が大幅に減ってしまいます。
減価償却費の処理を毎月しておけば、損益のブレは少ないのですが、1年分を決算で処理してしまうと、大きくブレてしまいます。
なにが問題なのかというと、毎月の利益が、減価償却費分だけ増えていたということになるのです。
毎月の試算表では大きくプラスになっているけど、決算をしてみると「そこそこの利益だった」となると、試算表の信頼性はないということになります。
消費税も同じ話です。
税込み経理をしていると、消費税は租税公課で処理をします。
毎月の試算表に消費税を計上していれば、ブレの少ない試算表となります。
でも、決算で処理してしまうと、利益が大きく減ってしまうのです。
銀行が、試算表の精度に疑問を持ってしまったら、期中での融資は期待できなくなります。
銀行は、「この会社の試算表を見ても、決算すると大きく変更があるからな」と思うからです。
銀行が、見ても問題ない試算表を作っていきましょう。
試算表の継続性
銀行が見ているのは、試算表の継続性です。
試算表が継続的に同じ科目で作られていれば、前期や前々期と比較ができます。
でも、その期によって処理が違うなどしてしまうと、試算表が比較のできないものとなってしまいます。
精度にも通じる話ですけど、期によって処理を変えてしまうと問題があるのです。
銀行は、試算表を比較して見ています。
・今月と前月
・前期と今期
などです。
でも、前期と今期で処理が違っていたら、比較ができなくなってしまいます。
たとえば、最近あるAIのサブスクを契約したとします。
通信費でもいいような、支払手数料でもいいような感じです。
前期は、通信費で処理したけども、今期は支払手数料で処理してしまうと、比較ができないことになってしまいます。
経費項目なら、大きな変化はないかもしれませんが、売上や仕入れの処理を変えたら大きく変わってきますよね。
前期は、仕入れを請求書で処理していたけど、今期は支払ったら経費した。
そして、来期は、また元に戻す。
売上や売上原価にくる科目は、非常に注目されますので、処理方法は変えない方がいいでしょう。
できれば、請求書で処理するのが、1番いいのです。
銀行は、試算表の継続性も重要視しています。
もし、処理を変更する場合は、銀行に「今期からは、こういった処理をします」と伝えましょう。
試算表、ちゃんと出していますか?出し方ひとつで融資が変わる話のまとめ
試算表でも、銀行の評価は変わります。
銀行の目を気にしながら試算表を作ると、良い試算表ができます。
編集後記(2568)
自転車の点検に行ったら、タイヤ交換が必要でした。
タイヤを見ると、ボロボロだったので、良いタイミングでした。
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55日記(2898)
誕生日のプレゼントに買った一輪車を、箱からだして試しに乗ってもらいました。
ギリギリ乗れるかなって感じでした。
ちょっと大きめを買ってしまうという、悪いクセが出てしまいました。
66日記(2125)
学校で勉強するというのが、不思議に感じるようです。
保育園との違いっていうのは、難しいですよね。

