この記事は、無借金経営の弱点について、解説しています。
「無借金経営=安全」。
多くの社長がそう信じています。
でも、この“安心感”が会社の資金繰りを危険にするんですよね。
利益だけでお金を貯めるのは想像以上に時間がかかって、いざという時に資金が足りず、倒産リスクが一気に高まります。
しかも、無借金の会社ほど“銀行から借りにくい”という現実もあります。
「借金は怖い」「自力でやりたい」
そう思う気持ちはよく分かります。
でも、会社を守るために必要なのは“借金ゼロ”ではなく、“お金が尽きない状態”です。
この記事では、無借金経営の弱点と、どんな会社が危険なのか、そしてどうすれば安全に“実質無借金”へ向かえるのかを分かりやすく解説します。
無借金経営は、お金がない
無借金経営の弱点は、お金がないことです。
その理由は、銀行融資を受けていないからです。
銀行融資を受けていないから、「お金がない」というのは、ちょっと暴論といえばそうなんですけど、利益からお金を増やすことは難しいということなんです。
手っ取り早くお金を増やすには、銀行融資が効果的です。
「いやいや、うちは自力でいきたいんだよ」ということを、おっしゃる社長もいるでしょう。
でも、人の手を借りようが借りまいが、お金はお金なんです。
お金があれば、なんでもできますし、会社が倒産することはありません。
ここがポイントなんです。
会社がお金がしっかり貯められるほど、利益をだしていくのが難しいんです。
このブログでも書いていますが、月商の3か月分くらいのお金があった方がいいと思っています。
月商が300万円だったら、だいたい1,000万円は必要となりますよね。
じゃあ、1,000万円貯めようとしたとして、年間の利益が100万円だったら10年はかかります。
その10年の間に、思わぬことが起きて、お金が足りなくなったら倒産してしまうかもしれません。
その前に、銀行融資を受けてお金を増やしておくというのが、いいんじゃないですか?ということです。
借金をイヤがる、無借金を愛すると、お金が足りないということが出てくるのです。
無借金経営は、銀行融資ができない
無借金経営の弱点は、銀行融資ができないことです。
その理由は、銀行は、実績を重視するので、過去に借りたことがない会社には、借りにくいのです。
無借金経営の社長は、「銀行は、お金を貸すのが商売なんだから、貸してくれといったら貸してくれるはず」だと思っていることが多いです。
でも、銀行って、実績を評価するから、過去に銀行融資を受けていない会社は、借りにくくなっています。
なんで、そう思うのかと言うと、過去に借りていない会社は、今まで借りることができないため、銀行が「問題があって銀行から借りられないんじゃないの?」と思うのです。
銀行が、勝手に思っているだけなのですが、実際に借りられないという理由なんです。
銀行が貸してくれると思っても、貸してくれないということが起きるのです。
さらに、銀行から借りたことがないなら、「銀行はピンチの時に借りる」と思っているパターンです。
これも、銀行融資が受けられません。
なぜかというと、社長のところに「ピンチなんでお金貸して」と言ってきた人がいるとして、お金を貸しますか?
いろいろな関係ができていれば、お金を貸すかもしれませんが、付き合いの少ない人から言われたら、「ピンチってことは、お金が返ってこないかも」と思いますよね。
それと同じで、銀行は、会社がピンチのときには、貸しにくいのです。
理由は、社長が感じたのと同じで、「返ってこないかも?」と思うからです。
銀行は、会社にお金がなくなると、返済の可能性を感じないので、融資をしてくれません。
銀行から見たら、会社はお客様なんだというのは、通用しないのです。
弱点はあるけども、無借金経営を目指すべき
弱点はあるけども、無借金経営は目指すべきです。
その理由は、やっぱり無借金経営の方が、気持ちがラクですからね。
借金を返済するプレッシャーは、半端ないですから。
でも、最初から無借金経営は難しいし、いつかは無借金経営を目指すとして、どうしたらいいのかというと、実質無借金経営を目指しましょう。
つまり、借金する⇒実質無借金経営を目指す⇒無借金経営を目指すという流れです。
じゃあ、実質無借金経営ってなんなのかというと、借金よりも預金が多い状態となります。
まずは、借金をして、会社のお金がなくならないようにするのです。
そして、そのお金で事業を発展させていきます。
事業が発展してくれば、お金が増えてくるので、実質無借金経営を目指します。
借金よりも預金が多い状態です。
最後に、無借金経営となっていきます。
最初から無借金経営をしてしまうと、お金が足らない状況も出てきます。
最初から融資を受けて、お金を増やして事業を軌道にのせるのです。
事業が軌道に乗って、お金を増やしていければ、実質無借金経営と無借金経営を目指すのです。
じゃあ、無借金経営を目指す目安はどのくらいなのかというと、実質無借金経営で年商の6か月分の預金が常にある時です。
このあたりから、無借金経営を目指してもいいと思います。
無借金経営は危険?知らないとリスクが急上昇する理由のまとめ
無借金経営は魅力的に見えますが、資金が足りず、いざという時に融資も受けにくいという弱点があります。
会社を守るために必要なのは「借金ゼロ」ではなく、「お金が尽きない状態」をつくることです。
まずは融資を活用して資金を厚くし、事業を育てながら“実質無借金”を目指す。
このステップこそが、会社を長く続けるための最も現実的で安全な道です。
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編集後記(2581)
新規のお客様と打ち合わせをしました。
ご契約いただけるということで、しっかりやっていきたいと思います。
55日記(2911)
宿題が、繰り上がり計算でしたが、できていました。
繰り上がり計算の1と書くところが、今は違うんですよね。
私のときは、横線の下に書いていました。
66日記(2138)
ほぼブリジッジができるようになりました。
あとは、立つだけだけど、なかなかハードル高いよね。

