この記事は、黒字でも、お金が減る理由について、解説しています。
「黒字なのにお金が減っていく…」 そんな不安を抱えながら、通帳を見て首をかしげる社長も多いです。
実は、黒字だからといって安心できるわけではないんですよね。
売掛金や在庫が増えるだけで、利益が出ていても資金は簡単に不足します。
なぜこんな“ズレ”が起きるのか。
そして、黒字の今こそ融資を準備すべき理由とは何か。
この記事では、
・黒字でも資金が減る本当の原因
・資金ショートを防ぐための具体策
を初心者でもわかるように解説します。
会社が黒字なのにお金が減る理由とは?
会社が黒字なのに、お金が減る理由というのは、利益とお金の流れが違うからです。
利益があったからといって、お金が残るということではありません。
そのため、利益が出たから喜んでいると、「えっ、お金がない!」ということがあるのです。
利益とお金がずれる理由というのは、いくつかあります。
代表的なものとしては、
・売掛金の増加
・在庫の増加
があります。
売掛金の増加
売掛金が増加すると、利益があってもお金がないという状態がでてきます。
その理由は、売上のタイミングと入金のタイミングがズレているからです。
たとえば、100円の商品を販売したとします。
これを、現金でその場でもらえば、売上と入金のタイミングは一緒です。
でも、だいたいの場合が、100円の商品を販売して、お金が入金するのは翌月というパターンですよね。
そうすると、100円の商品を販売したのが今月で、お金が入金するのが翌月だと、1か月ズレることになります。
「これくらいなら、たいした事じゃない」と思うかもしれませんが、入金が2か月後になり、仕入れの支払いが1か月後になると、どうでしょう。
かなり苦しくなるのが、わかります。
前提は、80円の商品を仕入れて、翌月に払う必要がある。
100円で販売しますが、入金は翌々月の場合です。
こうなると、お金が不足しますよね。
80円払わなきゃいけないのに、お金が入金しないからです。
「手持ち資金はないの?」と思うかもしれませんが、手持ち資金があれば払える金額ならいいでしょう。
でも、売上が急激に増えている場合は、払いきれないこともありますよね。
こうなると、試算表とかでは「利益が出ていますね」となるのですが、手持ちのお金がドンドンと減っていきます。
仕入れ代金や経費の支払いが先行する場合は、売上が急激に増えるとお金がなくなるので、資金を増やしておく必要があります。
在庫の増加
在庫が増加する時も、利益があってお金がないという状況になります。
その理由は、商品などの在庫は、販売して経費になるからです。
そのため、販売していないものは、いくら仕入れても経費にはなりません。
在庫が多いというのも、利益があってお金がなくなる原因です。
たとえば、1,000円分商品を仕入れて、500円分の商品を800円で販売したとします。
この場合は、500円分を販売したので、500円分しか経費になりません。
1,000円分仕入れていますので、1,000円は会社から出ていきます。
でも、入金は800円なので、お金が足りないという状況ができます。
「これって、販売がうまくいけば問題ないんじゃない?」と思った方は、正解です。
販売がうまくいけば、いつか経費になります。
問題なのは、販売ができない状態のときです。
売れると思って商品を多く仕入れたけど、一部しか売れなかった場合が問題なのです。
在庫が残るということは、その分お金が出ていっているのですが、入金はないということです。
さらに、商品の場合は、置き場所なんかも経費になりますから、ドンドンとお金が出ていってしまいます。
在庫を持つということは、すぐ販売できるメリットがありますが、売れ残るというデメリットもあります。
もし、在庫が販売できない状態なら、安くてもいいのでお金にすることも考えなければいけません。
黒字の時ほど、銀行融資を!
黒字のときほど、銀行融資を受けましょう。
その理由は、黒字のときの方が、銀行融資を受けやすいからです。
そして、黒字なんだと、安心してはいけません。
黒字でも、お金が足りなくなることは多いからです。
黒字倒産という言葉があるように、黒字だったとしても、お金が増減には必ず注意しましょう。
銀行は、お金に困ってからでは、助けることができません。
すぐに融資をすることができないからです。
事前にお金の流れを確認するには、資金繰り表が必要となります。
資金繰り表を作成して、現状を把握しましょう。
どれだけのお金がどのタイミングで入ってきて、どのタイミングで出ていくのかがわかるだけでも、お金が足りない時期がわかります。
調子が良いからといって、そのままにしておくと、「お金が足りない」という状況がでてきます。
売上が急激に増えたり、在庫がふえたりすると、お金が足りなくなることは、間違いないです。
黒字=お金が回るということではないので、しっかりとお金の流れを確認していきましょう。
粉飾決算でお金が減る
あまり、需要がないような気がしますが、粉飾決算についても、触れておきます。
粉飾決算をしても、お金が減ります。
その理由は、良くない決算書を良くして税金を払うため、その分だけお金がへるのです。
粉飾決算は、よくないことなので、やめておきましょう。
粉飾決算というのは、利益がなかったのに利益を出すことです。
粉飾決算は、税務署に対してというよりは、銀行に対して行います。
決算書が良ければ、銀行融資を受けられる可能性が高いからです。
お金が借りられればいいのですが、借りられなかったら、お金が出ていくだけです。
粉飾決算というのは、会社の決算書をよく見せるため、利益を増やします。
本来は、払う必要のない税金を払うため、その分お金が出ていくことになるのです。
粉飾決算のことを書きましたが、粉飾決算をしたのが銀行にバレれば、今後の取引はできなくなってしまいます。
粉飾決算は、やめましょう。
黒字なのに資金が減る理由|売掛金と在庫がお金を減らすのまとめ
黒字でも、お金が減る理由はあります。
この他にも、借入金の返済が多い場合などは、黒字になってもお金が減ります。
黒字であっても、お金の動きには、キチンと目を向けておきましょう。
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・銀行融資・資金繰りのサポートを受けたい方⇒銀行融資サポートサービス
編集後記(2580)
昨日は、月次処理を行いました。
ちょっと、問題がでてしまったので、修正が大変でした。
55日記(2910)
学童からの帰りに誰と帰っているのかと聞くと、複数の友達と帰っているようでした。
ちょっと安心しました。
66日記(2137)
ラインのビデオ電話で、ブリジッジを披露できました。
見せられてよかった。

