複数の銀行との取引って、なんかテクニックとかあるの?と悩んでいませんか。
テクニックは、あります。
銀行融資では、複数の銀行との取引をするテクニックは、
・複数の銀行と取引するメリット
・取引銀行に序列をつくる
・預金と銀行融資のバランスを取る
・メインの銀行に売上を入金する
・メインの銀行の銀行融資を借り換えるのはダメ
となります。
この記事を読んで、複数の銀行と取引をしましょう。
銀行融資で複数の銀行との取引をするテクニック
銀行融資では、複数の銀行との取引をするテクニックは、
・複数の銀行と取引するメリット
・取引銀行に序列をつくる
・預金と銀行融資のバランスを取る
・メインの銀行に売上を入金する
・メインの銀行の銀行融資を借り換えるのはダメ
となります。
各項目について、確認していきます。
複数の銀行と取引するメリット
複数の銀行と取引するには、メリットがあります。
メリットとは、
・1つの銀行がダメでも、別の銀行と取引できる
・利息を競わせることができる
・融資を引き出せることができる
となります。
各項目について、確認していきます。
1つの銀行がダメでも、別の銀行と取引できる
1つの銀行が銀行融資をダメと言っても、別の銀行との取引ができます。
1つの銀行との取引だけだと、ダメと言われてしまっては、そこで終わってしまいます。
他の銀行とも取引することにより、ダメと言われた場合に、お付き合いのある他の銀行に相談することができます。
銀行は、いきなり行って「貸して」と言っても、貸してくれることはありません。
銀行融資を受けるには、取引する時間が必要となります。
早めに複数の銀行と取引を行って、取引銀行が1つだけというのを、やめましょう。
利息を競わせることができる
複数の銀行との取引があると、利息を競わせることができます。
こちらから、仕掛ける必要はありません。
ただ「あっちの銀行は、利率が◯%でした」と報告するだけでいいのです。
他の銀行との取引は、決算書の勘定科目内訳明細書をみれば、わかってしまいます。
こちらから、融資の内容を報告するだけで、利息を競わせることができるのです。
交渉しようとして、過剰にやってしまうと、「貸さない」という話もでてきます。
貸すのは銀行で、借りるのは会社ということを忘れずに、サラッと伝えることにより、交渉を有利に勧めましょう。
融資を引き出せることができる
複数の銀行との取引があると、銀行にもメリットがあります。
それは、「あの銀行が融資しているなら安全だ」という考えです。
他の銀行が融資しているということは、他の銀行も安全だと考えていると思うのです。
複数の銀行と取引していると、融資を引き出せることができるのです。
複数の銀行との取引をすることにより、メリットがあります。
まずは、本店の近くの銀行と取引してみましょう。
取引銀行に序列をつくる
取引銀行に序列をつくりましょう。
なぜなら、複数の銀行と取引する場合は、メインバンクを作った方がいいからです。
メインバンクとは、ざっくりと言って、
・銀行融資残高が1番多い
・プロパー融資をしてくれる
・通帳の入金や出金などの動きが1番多い
となります。
メインバンクを作るメリットは、
・借入手続きがスムーズになる
・借入の条件が有利になりやすい
・ピンチのときに助けてくれる
というものがあります。
複数の銀行との取引でよくないのは、メインバンクに借入が集中していないことです。
複数の銀行との取引がある場合は、同じような金額を借りるのは、あまり良くありません。
たとえば、3つの銀行と取引しているのに、融資の残高が33%ずつになっている場合です。
これだと、横並びになってしまって、どこがメインバンクなのかわかりません。
他に、3つの銀行と取引しているのに、1つの銀行が90%で他の2つの銀行が5%ずつというのも、よくありません。
1つの銀行が多すぎると、1つの銀行としか取引していないのと、同じになってしまいます。
複数の銀行と取引する場合は、
・メインバンクが50%くらい
・第二位が30%くらい
にしておきましょう。
そうすると、メインバンクもはっきりして、第二位もありますので、順番に相談ができるようになります。
預金と銀行融資のバランスを取る
銀行は、銀行融資だけでなく預金の残高についても、確認しています。
そのため、預金と銀行融資の残高のバランスを取りましょう。
銀行融資の割合が、50%・30%・20%なら、預金の割合も同じ割合にするということです。
預金と銀行融資のバランスは、気になる銀行とそうでない銀行があるようです。
そのため、気になる銀行にだけ気を使いましょう。
預金というのは、入ったり出ていったりするので、ずっとあるわけではありませんので、なかなか難しいです。
銀行から預金と銀行融資の割合について話がきたら、実行するくらいでいいでしょう。
メインの銀行に売上を入金する
複数の銀行と取引すると、どの銀行に売上の入金をしたらいいの?となるでしょう。
メインバンクに、売上の入金を集中させましょう。
複数の銀行に入金すると、銀行はメリットがありますが、会社は管理が大変です。
複数の銀行に入金させるなら、メインと第二位に集中させましょう。
メインの銀行の銀行融資を借り換えるのはダメ
銀行融資を受けて、他行の銀行融資を返済するのは、やめましょう。
返済した銀行との取引は、なくなってしまいます。
もちろん、取引がなくなるのを覚悟しているならいいのですが、今後も継続したいなら借り換えはやめましょう。
銀行と取引していると「うちで融資しますので、A行の融資を全額返済しませんか?」という話がくることがあります。
こういう話が来たらどうしたらいいのでしょうか?
それは、A行に「他の銀行から、融資を全額しないかという話が来たのだけど、どうしたらいいの?」と聞いてみましょう。
他の銀行の提案を、メインバンクに話をすることにより、良い条件を引き出せたりします。
他の銀行との関係をオープンにすることにより、メインバンクとの信頼関係も築けます。
複数の銀行とは、なん行くらいがいいの?
複数の銀行とあるけど、なん行くらいがいいの?の答えは、
・銀行融資3,000万円までは、2行以上
・銀行融資3,000万円から1億円までが、3行以上
となります。
ここで出てくる複数行というのは、資金調達に困ったから、銀行が増えてしまった結果とは違います。
資金調達にこまる前の正常な状態で、取引したい銀行となります。
あとは、銀行ではありませんが、日本政策金融公庫も追加して取引しておきたいです。
日本政策金融公庫は、会社の売上や融資残高に関係なく、ずっと取引して融資残高を0円にしないようにしましょう。
銀行融資で複数の銀行との取引をするテクニック5つのまとめ
複数の銀行との取引は、メリットがあります。
まだ1行しか取引がない場合は、会社の本店近くの銀行に行きましょう。
編集後記(2223)
昨日は、子どもたちと遊びに行きました。
公園と室内のボールプールに行きましたが、公園の方が楽しそうでした。
55日記(2553)
夕食のエビフライの準備を、手伝っていました。
イロイロなことに興味を持っています。
66日記(1780)
買い物から帰ると、お風呂に入る前だったのか、裸で玄関まで来ていました。
まだ、羞恥心というのは、ないようです。