銀行に「多いですね」と言われたら要注意|粉飾を疑われる3つの理由

この記事は、粉飾決算について、解説しています。

 

銀行から「〇〇が多いですね」って質問されたんだけど、どうしてなのかな?と悩んでいませんか。

ハッキリ言って、粉飾決算を疑われています。

 

現金が「多いですね」って言われてしまったら、本当に現金があるのかどうかを確認したがっています。

もしなければ、「社長が個人的に使ったんじゃないの?」と思って、粉飾決算を疑うのです。

 

売掛金が「多いですね」と言われてしまったら、「売掛金を増やして粉飾決算をしているかもしれない?」と思っているかもしれません。

売掛金が多くなってしまったら、書面で売掛金が多くなってしまった理由を銀行に伝えましょう。

 

棚卸資産が「多いですね」と言って来たら、「棚卸資産を使って粉飾決算しているかもしれない」と思っています。

棚卸資産が多くなったら、書面で棚卸資産が多くなってしまった理由を銀行に伝えましょう。

 

この記事は、次のことが書いてあります。

・現金が「多いですね」と言われたら

・売掛金が「多いですね」と言われたら

・棚卸資産が「多いですね」と言われたら

 

この記事を読んで、「多いですね」と言われた時の影響と対処法を確認しましょう。

目次

現金が「多いですね」

決算書の貸借対照表を見た銀行員が「現金が多いですね」と言ってくることがあります。

これは、現金勘定が不自然に膨らんでいると判断されているサインです。

 

現金勘定とは会社の手元にある現金のことですが、それが多い場合、銀行はその理由を疑い、確認してきます。

現金勘定が膨らむ原因はいくつか考えられます。

 

領収書が紛失した場合や、会社の役員が会社のお金を個人的に使ってしまった場合などです。

領収書の紛失であれば、出金伝票で処理すれば問題ないですし、領収書の紛失も年に何十回もあるわけではないので、現金勘定はそれほど増えません。

 

問題になるのは、役員が経費として処理できないお金を会社から抜き取り、出金処理をしないままにしているケースです。

この場合、帳簿上の現金残高は多いままでも、実際の現金は存在しないという状態になります。

 

銀行は、現金が本当にあるかを、金庫を見て確認することはありません。

本当に存在するかどうかを確認したいため「現金が多いですね」と質問してきます。

 

銀行は、「この業種でこの規模なら手元現金はこのくらいのはず」という感覚を持っています。

そのため、不自然に多い場合は「役員が個人的につかっているのではないか?」と疑って、融資しても会社から役員に流れるかも?と考えます。

 

仮に、帳簿上の現金残高が1,000万円あるのに、実際の現金は100万円しかなかったとすれば、900万円は資産から除外され、同じ金額を純資産からも減額されます。

それだけの金額が消えれば、場合によっては債務超過に転落する可能性もあります。

 

債務超過になれば、銀行融資の審査では不利になります。

銀行から確認される前に、現金勘定が膨らんでしまった場合は、きちんと実態に合わせて処理しましょう。

売掛金が「多いですね」

決算書の貸借対照表を見た銀行が「売掛金が多いですね」と言ってくる場合、売上を水増ししているのではないかと疑っているサインです。

売掛金に問題がないのであれば、銀行から質問される前に、売掛金が多くなっている理由を書面にまとめて提出しておきましょう。

 

銀行は決算書を見て、売掛金が月商の何カ月分に相当するかを計算し、多い・少ないを判断します。

さらに、売上の締め日や入金日を確認したり、決算書についている事業概況説明書などを見たりして、売掛金が業界の水準を超えていないかをチェックします。

 

たとえば、月末締め翌月末払いであれば売掛金はおよそ1カ月分に収まるはずです。

でも、2カ月分、3カ月分となれば、回収できていない売掛金や架空の売掛金があると疑ってきます。

 

貸借対照表の中に回収不能な売掛金や粉飾による売掛金がある場合は、その売掛金は資産としての価値がなく、融資審査においても大きなマイナス要因となります。

売掛金が多くなるキチンとした理由がある場合は、銀行から指摘される前に書面で説明を提出しておきましょう。

 

売掛金が「多いですね」は、粉飾決算しているの?と聞いているのと同じことです。

粉飾決算を疑われないように、理由を書面で提出しましょう。

棚卸資産が「多いですね」

決算書の貸借対照表を見た銀行が「棚卸資産が多いですね」と言ってきたら、これも粉飾を疑っているサインです。

棚卸資産とは在庫のことで、棚卸資産が何カ月分あるかを計算し、業界平均と比較します。

 

棚卸資産が業界平均を大きく上回っていれば、粉飾決算を疑われます。

また、長期にわたって動いていない在庫がないかも確認されます。

 

売上がさほど伸びていないのに棚卸資産だけが増え続けているようであれば、本来は赤字であるべき決算を黒字に見せるために在庫を水増し計上しているのではないかと疑われます。

価値のない在庫や販売できない在庫、あるいは架空で計上した在庫については、資産としての価値がなく、その分は融資の対象外となります。

棚卸資産についても、多くなる理由がある場合は、売掛金と同様に事前に書面で銀行に説明を提出しておくことをお勧めします。

銀行に「多いですね」と言われたら要注意|粉飾を疑われる3つの理由のまとめ

「多いですね」と言われたら、なにか怪しいことがあると思っています。

疑われないように、先に書面で対処していきましょう。

 

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編集後記(2523)

確定申告も終わりに向かっています。

あとは、少しです。

 

55日記(2853)

横浜に行ってきました。

お昼なに食べた?と聞くと「わからない」と。

食べ歩きでチョコチョコ食べたので、お昼って感じがしなかったそうです。

 

66日記(2080)

銭湯に行ったら、いとこが洗顔料で顔を洗っていることにビックリしたようです。

「あしたから、じぶんたちもやる」そうです。

 

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