この記事は、銀行が融資する時に確認する決算書の3つのポイントについて解説しています。
融資を受けようと思っているけど、決算書のポイントってどこなんだろう?と悩んでいませんか。
決算書のポイントは、
・返済能力があるか?
・会社が安全か?
・変な科目がないのか?
となります。
この記事を読んで、決算書の内容を確認して、融資を受けていきましょう。
銀行は、決算書で返済能力があるのか?を確認する
銀行は、決算書で返済能力があるか?を確認しています。
その理由は、返済能力がないと、銀行融資はできないからです。
返済能力は、重要な要素なので、銀行融資を受ける前にチェックしてほしいです。
銀行が決算書を見る時の返済能力というのは、
・税引き後利益+減価償却費>年間の銀行融資の返済金額
となります。
まず、ざっくりと説明すると、使えるお金が年間の銀行融資の返済額を超えているということです。
年間の銀行融資の返済金額というのは、わかると思います。
たとえば、毎月の返済金額が50万円だったら、50万円×12=600万円となります。
この600万円が、年間の返済金額となります。
じゃあ、年間の返済額が600万円となるので、この600万円をどうやって調達するのか?ということです。
そこで確認するのが、税引き後利益+減価償却費です。
税引き後利益+減価償却費は、銀行融資では、よく出てくる言葉なんで、覚えておいても損はないですよ。
そして、税引き後利益+減価償却費は、簡易キャッシュフローともいいます。
なんで税引き後利益+減価償却費なのかということなんですけど、まずは税引き後利益から説明していきます。
税引き後利益は、税金を払った後の自由に使えるお金を表しています。
そして、減価償却費なんですけど、減価償却費は支出のない費用と言われています。
減価償却費は、資産を購入したときにお金が出ていくのですが、何年も使えるため使える範囲で経費にしていきます。
購入した時にお金は出ていくのですが、経費にするときには、お金は出ていきません。
税金を払ったあとのお金と経費にしているけど出ていっていない費用を足すことで、自由に使えるお金が銀行融資の年間の返済金額を超えているかを確認します。
この税引き後利益+減価償却費>年間の返済額という式が成立するなら、銀行は融資をしやすいのです。
逆に、税引き後利益+減価償却費<年間の返済額となってしまうと、お金が足りないので、足りない分をどこからか調達しなければいけません。
銀行融資を受けるときには、会社の決算書を確認して、税引き後利益+減価償却費>年間返済額になるかどうかを確認しましょう。
銀行は、決算書で安全かどうかを確認する
銀行は、決算書で安全かどうかを確認します。
その理由は、銀行は、やっぱり安全なところに貸したいって気持ちがあるからです。
安全かどうかを確認するには、預金があるかどうかですね。
預金?と思った社長は、ちょっとヤバイですよ。
もしかして、銀行融資ってピンチになったら借りるものと思っていませんか?
銀行融資は、ピンチになる前に借りるべきなんですよ。
ちょっと横道にそれてしまいましたが、預金があることは、銀行融資にはプラスになります。
まず目指したいのが、実質無借金経営です。
実質無借金経営というのは、銀行融資を受けているけど、それ以上にお金を持っている状態のことです。
つまり、“預金の残高>銀行融資の残高”にいつもなっていることです。
たとえば、3,000万円の融資を受けているなら、3,000万円以上の預金がある方がいいということです。
この状態になっていると、銀行は安心できますので、銀行融資を受けるときは、なるべくこの状態を目指して行きましょう。
でも、すぐに実質無借金経営にはなりません。
まず、銀行が気にする預金残高は、月商の2か月分以上です。
月商の2か月分以上の預金があれば、銀行は融資をしてくれる可能性が高いです。
逆に、預金が月商の1か月分よりも少ない場合は、銀行融資が難しくなるので注意が必要です。
銀行は、安全を確認しているため、預金の残高を見ています。
そして、もう1つが、貸借対照表の純資産の部です。
銀行は、純資産の部を見て、会社が安全かどうかを判断しています。
純資産の部というのは、資産の部と負債の部の差額になるのですが、この純資産の部って気にしたことありますか?
気にしたことない社長は、今回気にしてみましょう。
純資産の部というのは、ざっくりと説明すると、資本金と過去の利益の集まりなんです。
資本金はわかると思いますが、繰越利益剰余金というのがあって、あれが過去の利益の集まりとなります。
この純資産の部が大きいと、銀行は安心するのです。
その理由は、大きな赤字になったとしても、債務超過にならないからですし、銀行は債務超過がキライだからです。
債務超過とは、純資産の部がマイナスになることなんですけど、過去の利益の集まりの繰越利益剰余金の金額が大きいと、赤字になった時でも純資産の部がマイナスにならないんですよ。
債務超過になるということは、資産<負債の状態です。
債務超過になってしまうと、資産よりも負債が大きいので、資産を全部売っても負債を払いきれない状態のことです。
会社がそんな状態なのに、さらに融資をしたところで、融資したお金は返ってこないですよね。
だから、銀行は債務超過がキライですし、安全かどうかを決算書の純資産の部を見て、確認したいんです。
銀行は、会社の決算書をみて、安全かどうかを確認しています。
銀行は、決算書で変な科目がないかを確認する
銀行は、決算書で変な科目がないかを確認しています。
その理由は、お金がキチンと使われているかどうかを確認したいからです。
変な科目というのは、
・貸付金
・仮払金
などですね。
なにが問題なのかというと、貸付金ってなかなか返ってきません。
だから、資産としては見ることができないんですよね。
もちろん、返ってくる貸付金もあるでしょうけど、役員などに貸してしまったら、ほとんどがそのままとなってしまいます。
仮払金も同様で、役員に渡した仮払金って、どう処理していいかわからないから、そのままになっている場合もあります。
銀行は、決算書を評価する時に、貸付金や仮払金を資産からカットして評価をします。
そして、その金額と同じ金額の純資産をカットして、貸借対照表を確認して、債務超過になっていないかを確認するのです。
さらに、銀行は、貸したお金が、社外に流れるのをキライます。
貸付金や仮払金は、会社からお金が出ていったことを示しています。
融資したお金が会社から出ていってしまうと、会社で使われていないということですよね。
銀行は「もしかしたら、会社から貸付金や仮払金で出ていかなかったら、融資を受けなくてもいいんじゃないの?」と思っちゃうんですよ。
だから、変な科目があるかどうかを確認します。
変な科目がない決算書が、銀行の好きな決算書となるのです。
銀行が融資の時に確認する決算書の3つのポイントまとめ
銀行が、融資の時に確認する3つのポイントについて、解説しました。
・返済能力があるかどうか
・安全かどうか
・変な科目がないかどうか
となります。
融資を受ける前に、確認してみてください。
この3つをクリアしていれば、銀行融資は受けやすくなりますよ。
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編集後記(2635)
月次処理とYouTube撮影と編集をしました。
土曜日と日曜日にYouTube撮影ができなくなりそうなので、月曜日にやりました。
55日記(2965)
漢検10級が、近々あります。
勉強しているので、受かるといいですね。
66日記(2192)
今日で、6歳になりました。
とにかく、突っ走ってほしいですね。

