銀行融資の時に言ってはいけないこと3つについて、解説しています。
銀行融資の時って、なにを言っていいのかわからないことも多いですよね。
銀行融資で言っては行けないことは、
・とりあえず借りたい
・なんでも良いから貸して
・税理士に任せている
です。
「とりあえず借りたい」というのは、銀行融資の目的がないので、あまり良い発言ではありません。
「賞与を出すから、手元資金を減らさないようにしたいから、賞与資金を借りたい」などですね。
「なんでも良いから貸して」は、切羽詰まった方が使いますが、銀行はお金をすぐに貸してという人を警戒します。
計画を立てて、銀行融資を受けましょう。
「税理士に任せている」は、銀行から会社のことをしらないの?と思われます。
会社の決算の内容や状況などは、話せるようにしておきましょう。
この記事では、銀行融資の時に言ってはいけないNGな発言がわかりますよ。
とりあえず借りたい
銀行融資で「とりあえず借りたい」と言ってしまうのはやめましょう。
その理由は、銀行融資は「とりあえず借りたい」と言って、借りられるものではないからです。
銀行融資は、目的があって借りるのであり、「とりあえず借りたい」というのは、目的がないことになってしまいます。
銀行は、目的がない場合は、銀行融資ができないのです。
設備資金を借りたいのであれば、「設備資金を借りたい」というでしょう。
設備資金の方が、説明は簡単だと思います。
「この設備が欲しいから、銀行融資をしてほしい」という内容で良いわけですから。
でも、運転資金になるとなんと言っていいのかわからなくなりますよね。
銀行融資は、設備資金と運転資金があります。
設備資金は、上で書いたように目的がはっきりとわかります。
運転資金は、さらに次のように別れています。
・経常運転資金
・増加運転資金
・納税資金
・賞与資金
・余裕資金
などです。
この中から、会社に不足しているお金がなんなのかを確認して、銀行融資を受けていきます。
不足しているお金の理由がわからない場合は、資金繰り予定表を作ってみましょう。
資金繰り予定表を作ってみれば、どのタイミングでお金が不足するのかがわかります。
不足するのがわかれば、運転資金の内容もわかってきます。
運転資金の内容がわかれば、
・経常運転資金⇒入金のタイミングが悪くてお金が不足する
・増加運転資金⇒売上が増えたため、経費が増えることに備えて
・納税資金⇒納税のタイミングで資金を減らしたくないため
・賞与資金⇒賞与のタイミングで資金を減らしたくないため
・余裕資金⇒手持ちのお金を厚くするため
と言った感じで、銀行に借りたい理由が説明できます。
「とりあえず借りたい」というのは、目的がないため銀行も貸しにくいのです。
設備資金は説明できるでしょうけど、運転資金についても、なにに使うかを説明できるようにしましょう。
なんでも良いから貸して
銀行融資で「なんでも良いから貸して」というのも、言ってはいけないことです。
その理由は、目的もないですし、お金がすぐにほしいという状況になっているからです。
銀行は、お金をすぐに貸して欲しい人を警戒します。
お金をすぐに貸してほしい人は、お金が不足している人からです。
「なんでも良いから貸して」というのは、切羽詰まった感じがします。
銀行は、銀行融資を行う時は、余裕があった方が良いのです。
そして、なるべく「貸して」と言わない状況を作りましょう。
例えば、決算報告をして、資金が足りない月がでてきたとします。
事前に把握できるだけで有利になりますが、決算報告をするときに「良い提案をお待ちしています」と言っておきましょう。
融資をしたいと銀行側が思ってくれれば、連絡があります。
理想は、「貸して」と言わないことになるのです。
あと、「なんでも良いから貸して」という言葉は、銀行に飛び込んで貸してもらいたい時に言ってしまう言葉です。
でも、飛び込みで銀行に来る人も、やっぱり銀行は警戒します。
その理由は、いきなり「なんでも良いから貸してくれ」という人がいても、貸すことはできないですよね。
一般的な話で、知らない人がきて「なんでも良いから貸してくれ」って言われても、お金は貸さないです。
それと同じで、銀行も貸してくれません。
話を聞きますと言われて、後で「期待にそえませんでした」と言われるか、その場で「銀行融資は、できません」と言われるかどちらかです。
窓口で「貸してくれ」という人は、だいたい資金繰りに苦しんでいます。
資金繰りに苦しんでいるなら、貸してくれてもいいのにと思うかもしれませんが、銀行も商売です。
資金繰りに苦しんでいるなら、返済の可能性もないということになります。
「なんでも良いから貸してくれ」と言う前に借りておきましょう。
決算書の状態が良い時にお金を借りておく、まだ行けると思っても、先に借りておく必要があります。
税理士に任せている
銀行融資の時に「税理士に任せている」というのは、言っては行けないことです。
その理由は、税理士に任せている=会社の事は、まったく知りませんと言っているのと同じだからです。
銀行融資を受ける時は、社長が会社や決算の状況を説明する必要があります。
銀行は、社長が会社のことを知っているのか、どんなふうに考えているのかを、知りたがっています。
そのため、「税理士に任せている」と言ってしまっては、会社のことは知らないと言っているのと同じなのです。
社長は、銀行融資を受ける時は、会社の決算書の内容は、必ず確認しましょう。
社長が、会社の事を知らないとなると、銀行は不安に思います。
会社のことを知らない人に、お金を貸すことはできないからです。
社長が答えて起きたいことは、
・前期と今期との大きな違い
・今後の見通し
などです。
細かいところは、顧問税理士や会計担当者に任せるとして、大まかな説明ができなくてはいけません。
最初から「税理士が知っていますから、連絡してください」というのも、やめておきましょう。
銀行は、会社のことを知らない社長に、銀行融資をしたくないものです。
銀行融資の時に言ってはいけない!銀行融資でNGな3つの発言のまとめ
銀行融資の時に言ってはいけないことですが、そんなに難しくないはずです。
確認して、確実に銀行融資につなげて行きましょう。
銀行融資の時に言ってはいけない!銀行融資でNGな3つの発言は、
・とりあえず借りたい
・なんでも良いから貸して
・税理士に任せている
となります。
編集後記(2291)
昨日は、休日のタスクを行い、夕食のカレーなどを作ってゆっくりしました。
本当は、次の日に作るはずだったんですが、間違って作ってしまいました。
55日記(2621)
近くの自動販売機に17アイスが売っているので、買いに行きました。
この暑さのため、全種類が売り切れになっていて、とても残念そうでした。
66日記(1848)
久しぶりに黒ひげ危機一発をやりました。
最初は、「やらない」と言っていましたが、なんだかんだ一緒にやりました。