インボイス制度の対応が必要な人って結局は誰のこと?と悩んでいませんか。
インボイス制度の対応が必要な人は、インボイス制度に登録している人となります。
次の3つのパターンで、対応を確認していきます。
- 簡易課税や2割特例を選択している場合
- 原則課税を選択している場合
- インボイス制度に登録していない人
この記事を読んで、インボイス制度の対応が必要な人を確認しましょう。
You Tubeでも解説しております。
よかったら、御覧ください。
インボイス制度の対応が必要な人って結局は誰のこと?―簡易課税や2割特例を選択している場合―
消費税の計算方法で、簡易課税や2割特例を選択している場合は、自分から発行する請求書をインボイス制度に対応しておけばいいのです。
なぜなら、インボイス制度対応した請求書を発行しないと、請求書をもらった会社などの迷惑がかかるからです。
そのため、請求書だけはしっかりとしましょう。
自分から見て売上の請求書がインボイス制度に対応していなければ、訂正してくださいとなる可能性があります。
そうすると、信頼を失うこともあるでしょう。
たぶん、みんな初めてだから、そんなに厳しくは言われないでしょうけど、キッチリしたいところです。
経費については、対策はありません。
もらったレシートや領収書を、経費にしましょう。
それが、Tから始まる番号があってもなくても、関係ありません。
お金を払ったら、きちっとレシートや領収書をもらって、帳簿をつけます。
それで、終了です。
売上の請求書をキチンとしておけば、それ以外はいつもの通りです。
理由としては、簡易課税や2割特例は、売上を基準にして消費税を計算します。
そのため、売上の請求書はきちっと書く必要があります。
でも、売上を基準にするので、経費については気にしていません。
そのため、経費については、今までのとおりレシートや領収書を集めておけば、問題はありません。
インボイス制度の対応が必要な人って結局は誰のこと?―原則課税を選択している場合―
原則課税を選択している場合は、インボイス制度の対応は、全部となります。
この原則課税を選択するのが、1番インボイス制度の対応が大変なのです。
なぜかというと、原則課税の計算方法に関連してきます。
原則課税は、もらった消費税と払った消費税の差額を納税します。
そのため、もらった消費税と払った消費税が分からなければいけません。
もらった消費税は、売上の請求書なので、きちんと売上の請求書を作れば問題ないのです。
大変なのは、払った消費税の方です。
払った消費税はいくらなのかを確認しなければいけないのです。
インボイス制度に対応した請求書や領収書なのか?を1枚づつ確認しなければいけません。
- インボイス制度に対応しているのか?
- インボイス制度に対応していないのか?
- インボイス制度に対応しているけど、間違っているのか?
- インボイス制度に対応していなくて、間違っているのか?
という4パターンが存在するでしょう。
世の中がインボイス制度に対応しきれるまでの間は、確認が大変になります。
インボイス制度に対応しているとインボイス制度に対応していないはいいのです。
はっきりわかりますから。
間違っている場合が問題です。
インボイス制度に対応していれば、払った消費税は全部となりますが、インボイス制度に対応していなければ、80%となります。
ちょっとややこしいので、数字で確認します。
11,000円のものを購入しました。
通常だと、10,000円と1,000円の消費税となります。
インボイス制度に対応していれば、払った消費税は1,000円となります。
インボイス制度に対応していなければ、払った消費税800円となります。
請求書や領収書が間違っていれば、1,000円でいいのか?800円でいいのか?ということになります。
インボイス制度に登録しているけど間違っている場合は、書き直してもらって1,000円となります。
インボイス制度に登録していないけど間違っている場合は、こちらで訂正して800円となります。
手書きの領収書の場合は、Tから始まる登録番号がない場合などは、対応を忘れているのか?登録していないのか?よくわかりません。
これを確認するとなると、かなり大変です。
ちょっと、グチみたいになりましたが、原則課税の場合は、払った消費税には、とくに気をつけましょう。
原則課税の場合が、払った消費税の対応が必要だからです。
インボイス制度の対応が必要な人って結局は誰のこと?―インボイス制度に登録していない人―
インボイス制度に登録していない人は、いままでの通りです。
請求書もインボイス制度に対応した請求書にしなくてもいいです。
今までのものをそのまま使いましょう。
経費についても、お金を払ったら、きちっとレシートや領収書をもらいましょう。
インボイス制度に対応しているかどうかは、気にしないことです。
インボイス制度に登録しているから、インボイス制度に対応しなければいけません。
インボイス制度に登録していない人は、気にする必要はありません。
1つ気になることですが、売上の請求書ですが、消費税を書くのか?書かないのか?という問題がでてきます。
インボイス制度に登録していないからと言って、消費税を請求できないわけではありません。
でも、インボイス制度に登録していない場合は、「インボイス制度に登録していないのに、消費税を請求するの?」と思う人もいるでしょう。
そこを、どうするかは考えておいた方がいいでしょう。
たとえば、「3万円 消費税3千円 合計3万3千円」とするのか、「3万3千円」とだけにするのか。
どっちの方が、理解してもらえるかは、気にしておきましょう。
インボイス制度の対応が必要な人って結局は誰のこと?のまとめ
結局は、
インボイス制度に登録している⇒インボイス制度に対応した請求書を作成
原則課税⇒払った消費税がちゃんとしているかを確認
となります。
消費税は、難しい法律ですので、気になったらお近くの税理士に確認してみてください。
編集後記(1662)
今日が結婚記念日なので、昨日ケーキを買って帰りました。
毎回ケーキを買うのですが、最近は子どもの口にあったものを購入してしまします。
チョコケーキでも、大人向けの苦いやつとか、子どもは食べませんからね。
55日記(1992)
昨日の夜、寒くなかったのに、毛布をかけて寝ていました。
熱を測ると・・・。
おやすみ決定です。
66日記(1219)
「ケーキあるよ」というと、サッと動いてくれます。
ケーキがなくても、動いてほしいんですけど、難しいんでしょうかね?