個人事業主が法人になる場合は、どんな注意点が必要なの?と思っていませんか?
いろいろ注意点があるのですが、
- 誰かと一緒にやろうと思わないこと
- 給料がめんどくさい
- けっこうお金がかかる
という3つで考えていこうと思います。
この記事を読んで、個人事業主が法人になる場合の3大注意点を確認しましょう。
個人事業主の方が法人になる場合の3大注意点―誰かと一緒にやろうと思わないことー
個人事業主から法人になる場合なので、最初に問題とするのは、誰かと一緒にやろうとしないことです。
なぜなら、会社の方向性を決める人が2人以上になると、混乱して空中分解します。
そのため、個人事業主⇒法人になる場合は、経営は1人でやったほうがいいです。
もちろん、社員として雇用するのは問題ありません。
役員としてではなく、社員として入社してもらうことを、お願いしましょう。
個人事業主が何人か集まって、会社を作るというケースもあります。
その場合は、最初はうまく行きます。
でも、長くなってくると考え方の違いなどが出てきてしまうケースがあるのです。
個人事業主は、人に指示されたくない人の集まりです。
人に指示されたくない人が何人か集まってしまうと、モメるケースがでてきます。
- 利益の取り分でモメる
- 会社の方向性でモメる
- 会社の運営でモメる
などなどです。
個人事業主の方は、好き勝手やりたい人が多いのです。
そんな人が何人も集まっての法人は、あまりオススメできません。
例え話があっているかどうかわかりませんが、バンドで脱退する人っていますよね。
バンドの脱退の場合は、方向性の違いです。
本当のところはわかりませんが、そんな感じで空中分解してしまうことがあります。
会社経営も、誰かと一緒にやろうと思うことは、しないほうがいいのです。
個人事業主の方が法人になる場合の3大注意点―給料がめんどくさいー
3大注意点が、給料がめんどくさいです。
給料というか、役員報酬のことですが、決めるのがめんどくさいです。
なぜなら、法人が始まって3か月以内に給料を決めなければいけないからです。
このことを、お客様にお話すると、「なんだよ、先のことなんてわからないよ。」と言われます。
そうですね。
けっこう、むちゃくちゃなこと言っていると私も思います。
でも、これが法律になってしまっているので、しかたないのです。
給料を決めないと、生活できなくなってしまいますので、早く決めましょう。
目安としては、個人事業主の時の利益を12で割ります。
そして、その金額を基に社会保険料を考慮して、給料の金額を決めるのです。
つまり、個人事業主の時の利益を12で割ったときよりも少ない金額が、給料の金額となります。
手取りはさらに少なくなります。
給料から、社会保険料や税金が引かれるからです。
2年目や3年目については、データが集まってきたり、毎年のヤツという感じで慣れてきます。
最初はちょっとやりにくいかもしれませんが、慣れてきましょう。
個人事業主の方が法人になる場合の3大注意点―けっこうお金がかかるー
3大注意点の3番目は、けっこうお金がかかるです。
個人事業主から法人になるのですが、けっこうお金がかかります。
そこのところを、気をつけましょう。
お金がかかる部分は、
- 社会保険料
- 税理士のお金
- 司法書士・社会保険労務士などの士業のお金
です。
まずは、社会保険料です。
個人事業主の方は、
- 国民健康保険
- 国民年金
です。
※組合の保険の方もいるかも知れませんが、今回は触れません。
社会保険料は、
- 協会けんぽという健康保険
- 厚生年金
となります。
なにが違うのかというと、個人負担と会社負担があることです。
そのため、金額が大きくなりやすいのです。
会社にすると、この社会保険料の負担が1番大きいです。
個人事業主のときとは違ってきますので、気になる方は会社にする前に、相談してみましょう。
次に、税理士のお金です。
個人事業主の方は、自分で経理を行って、確定申告している場合がおおいです。
そのため、税理士に支払う金額が高いのにびっくりします。
お金を産まない税金の計算で、こんなにお金を払うのか!と思うこともあります。
税理士に対するお金は、お金を産まないのかというと、そんなことはありません。
キチンとした申告をしていれば、税務調査で必要以上に支払いがないでしょう。
銀行融資にも有利な決算書になる可能性もあります。
まったくお金を産まないと言えばそんなことはないのですが、ちょっとそこまで考えてもらえたら、税理士としてはうれしいです。
ちなみに、自分でやろうするのは、難しいです。
その理由は、法人の税務署への提出書類は、確定申告書とはまったく別となるからです。
そのため、やるには慣れが必要となりますし、書類の理解が必要です。
税理士の立場からすると、自分でやるのはあまりオススメいたしません。
最後に、司法書士・社会保険労務士などの士業への支払いです。
司法書士は、会社を作るときにお願いします。
社会保険労務士は、健康保険や厚生年金の手続きなどで、お願いします。
スポットの場合もありますが、お金がかっかってきますので、注意です。
個人事業主の方が法人になる場合の3大注意点のまとめ
税金のことは、ほとんどかいていませんが、注意点としてはいいかと思います。
ちょっとだけ気にしてみてください。
個人事業主が法人になる場合の3大注意点は
- 誰かと一緒にやろうと思わないこと
- 給料がめんどくさい
- けっこうお金がかかる
編集後記(1661)
昨日は、子供達の衣替えをしていました。
昨年までは、妻がやっていたのですが、今回は仕分けする人と整理する人を分けたので、早く終わりました。
55日記(1991)
衣替えの途中で、いとこから服が来て早速着ていました。
おふるですが、新しいのが来たと喜んでいました。
66日記(1218)
ブックオフに本を売りに行くのを、手伝ってもらいました。
初めて行くお店だったので、カードゲームなどを見て「これなに?ゲーム?」と質問していました。