利益が出るけど、お金が残らない理由
利益が出ているけど、お金がないのはなぜ?と思っていませんか。
この記事は、利益が出ているけど、お金がない理由を書いています。
この記事を読んで、利益が出ているけど、お金がない理由を確認してください。
利益が出ているけど、お金がないのはなぜ?
利益が出ているけど、お金がない理由は、
- まだ入金していない
- 在庫になっている
- 借入金の返済になっている
などです。
各項目について、確認していきます。
まだ入金していない
売上があっても、まだ入金していないので、お金がない場合です。
会計事務所で損益計算書を作る場合は、発生主義という方法と使うことが多いです。
発生主義と言うのは、売上は請求書を出したところ(販売したところ)で、カウントします。
そのため、売上をカウントした時と入金の時期にズレが出る場合があります。
現金販売の場合や売上してすぐに入金してくれる場合は、あまり関係ありません。
取引先からの入金が、請求書を出したときから、翌月や翌々月の入金となる場合に、ズレが出てくるのです。
例えば、4月に請求書を出したとします。
損益計算書の売上は、4月になり、経費を引いた利益がでます。
でも、入金が5月になると、
- 売上4月で入金5月
と、売上と入金にズレがでます。
そうすると、4月に利益がでたのに、お金がないという状況になるのです。
会計処理で、売上が先行して、入金が後からになります。
売上が4月になれば、その利益も4月に出てきます。
入金が5月になれば、ズレてくるので、利益とお金の関係もズレてくるのです。
在庫になっている
購入した商品が在庫になっている場合も、利益があってお金がない状況になります。
なぜなら、商品を購入するとお金が出ていきます。
でも、商品は売れるまで経費に出来ないのです。
そのため、商品を購入してお金が出ていって、売れるまでお金にならないし、経費にもならないのです。
例えば、100万円分の商品を現金で仕入れましたが、商品は売れませんでした。
この場合は、お金が100万円減って、売上なし、経費なし、利益なし、在庫100万円となります。
極端ですが、在庫は販売しないと経費にならないのです。
利益がないのに、お金が100万円減っているということになります。
在庫は、販売しないと経費になりません。
将来販売するためのものを、購入しただけで経費にもなりません。
在庫を持つというとは、お金が出ていくけど経費にならないということです。
借入金の返済になっている
お金が入って来ても、借入金の返済になっている場合があります。
なぜなら、借入金は、お金が出ていっても経費になりません。
利息部分しか経費にならないのです。
例えば、現金商売で100万円の利益あって、借入金の返済が100万円あったとします。
現金商売なので、100万円の利益=100万円のお金なのですが、その100万円のお金を借入金の返済に使います。
そうすると、お金は無くなるのですが、100万円の利益は残るのです。
なぜなら、100万円の借入金の返済は、お金が出ていっても、経費にならないからです。
これは、お金を借りる時に収入と言わないように、返すときも経費とならないのです。
借入金の返済がある場合は、利益があるのにお金が減っていきます。
ちなみに、利益がない場合はというと、どこからかお金を借りてきて、返済するしかないです。
借りてくると行っても、本当に借りる場合と借りない場合があります。
借りるのは、
- 銀行から借りる
- 社長から借りる
などがあります。
借りない場合は、
- 材料費や外注費の支払いを遅らせる
- 仕事の先払いのお金を使う
などがあります。
脱線しましたが、借入金は、利益から返すのが通常です。
お金は、借入返済以上に利益を出さなければ、貯まりませんので注意してください。
利益が出ているけど、お金がないのはなぜ?のまとめ
最後にもう一度確認しましょう。
編集後記(7604)
利益があるのに、お金がないについて、書いてみました。
よく聞かれる話です。
入金のタイミングや借入金の元本が経費にならないので、このようなことが起こります。
むずかしいですね。
昨日は、久しぶりに誰もいない1日となりました。
なんとか、計画していることを進めて行きたいと思います。
55日記(1552)
先日、ミニオンの映画を観に行ったのですが、「先生に、まだ言ってないの。明日言うんだ」と言っていました。
隠し事をしているのが、楽しそうでした。
66日記(779)
最近、夜中に寝言というか、なんか騒ぎます。
なんでしょうか・・・。
そこから、朝まで抱っこが始まります。