インボイス制度が始まって、2年目が終わろうとしています。
インボイス制度の2年目の注意点ってなんだ?と悩んでいませんか。
インボイス制度の2年目の注意点は、
・2割特例が使えるかどうかを確認する
・消費税の計算と納税は1年分
・インボイス制度をやめるなら12月17日までに処理
となります。
この記事を読んで、インボイス制度が始まって2年目の消費税について確認をしましょう。
※個人事業主にしぼっての解説となります。
2割特例は、どんなときに使えるの?
消費税の計算方法に、2割特例というのがあります。
これは、もらった消費税の2割を納税する制度なんですが、使えるのは限定的です。
2割特例が使えるのは、インボイス制度のために消費税を納税することになった場合です。
そのため、2022(令和4)年の売上が、1,000万円超えている場合は、2割特例の対象となりませんので、注意が必要となります。
2023(令和5)年の消費税の計算が、2割特例が使えたからといって、2024(令和6)年も使えるとは限りません。
必ず、2年前の消費税のかかる売上を確認するようにしてください。
あと、2025(令和7)年分の消費税の申告をする場合ですが、こちらも注意が必要となります。
その理由は、2023(令和5)年10月からインボイス制度が始まりましたが、1,000万円を超えているかどうかは、2023(令和5)年1月1日~12月31日での判定となります。
2023(令和5)年1月1日~12月31日で1,000万円超えている場合は、2025(令和7)年は2割特例が使えません。
インボイス制度で消費税を計算しているから、2023(令和5)年10月~12月分と勘違いのないようにしましょう。
2024(令和6)年の消費税の申告は1年分
2024(令和6)年の消費税の申告は、1年分となります。
なぜなら、2024(令和6)年は、1月1日~12月31日までが対象となるからです。
間違いのないようにしましょう。
2023(令和5)年10月1日から、インボイス制度は始まりました。
2023(令和5)年は、10月~12月分のみ消費税の申告をすればよかったのですが、2024(令和6)年は、1年分となります。
そして、消費税の申告が1年分になると、消費税の納税も1年分となります。
去年の申告はこのくらいだから、今年もこのくらいかな?って思っていると、あれっ思ったよりもかなり多いとなってしまいます。
消費税の計算期間が4倍なので、消費税の納税資金も去年の4倍以上を確保しましょう。
4倍の理由は、去年は10月~12月の3か月でしたが、今年は12か月なので4倍です。
消費税の納税も4倍くらいになると予想しております。
インボイス制度の取り消しをするなら2週間前まで
インボイス制度登録して2年目に入ったけど、3年目はインボイス制度をやめたいなって思っていませんか?
そんな場合は、2024年12月17日までに書類を提出しましょう。
そうすれば、3年目はインボイス制度の登録がなくなります。
インボイス制度は、事前に書類を提出しなければ、やめることができません。
遅れて提出してしまうと、3年目もインボイス制度の登録がされたままとなります。
書類の提出は、遅れないようにしましょう。
提出する書類は、長いのですが「適格請求書発行事業者の登録の取消しを求める旨の届出書」となります。
注意点としては、2024(令和6)年からインボイス制度の登録をした場合は、2年間はインボイス制度の登録をやめることはできません。
そのため、2024(令和6)年12月17日までに書類を提出しても、インボイス制度の登録をやめることはできないのです。
インボイス制度が始まって2年目の消費税を確認しようのまとめ
インボイス制度というか、消費税は複雑です。
きになったら、お近くの税理士に確認しましょう。
インボイス制度の2年目の注意点は、
・2割特例が使えるかどうかを確認する
・消費税の計算と納税は1年分
・インボイス制度をやめるなら12月17日までに処理
となります。
編集後記(2077)
昨日は、月次処理と年末調整などの処理をしました。
年末調整は、なんかよくわかりませんね。
会計ソフトの表示が謎です。
55日記(2407)
保育園でイヤなことがあったようで、「泣いちゃった」と話していました。
人間関係ってイロイロなことがあるからね。
66日記(1634)
家に帰ってきたら、機嫌が悪くなりました。
理由は、わかりません。
なぜなんだろう?