銀行融資では、決算書を確認します。
決算書のどこをみるの?と思うかもしれませんが、どうやったら安心して貸せるのかという視点で見ています。
今回は、銀行融資での決算書の簡単な見方を確認していきます。
銀行融資での決算書の簡単な見方
銀行融資では、決算書を確認します。
決算書の簡単な見方というのは、
・純資産を確認する
・月平均の売上を確認する
・当期純利益を確認する
となります。
各項目について、確認していきましょう
純資産を確認する
銀行融資では、必ず純資産を確認します。
その理由は、債務超過になっているかどうかを、確認するためです。
債務超過のなにが悪いのかというと、資産を全部売っても、負債を返せない状態のことだからです。
債務超過の状態になっていれば、その会社にお金を貸しても、返済の可能性はありません。
お金が貸せるかどうかを確認するために、純資産を確認します。
もし、最近の決算書で債務超過になっている場合は、新しい融資を受けられる可能性は少ないです。
融資を受ける可能性を高めるには、債務超過を解消して、純資産を増やしていきましょう。
純資産を増やす方法は、利益を貯めて行くことです。
堅実に経営して、利益を増やしていくことが、融資ができお金を増やすことができるのです。
月平均の売上を確認する
銀行融資では、月平均の売上を確認します。
その理由は、月の平均の売上がわかると、だいたいの必要なお金の金額がわかります。
会社に必要なお金は、月の平均売上の3か月となります。
まずは、この月の平均売上の3か月を目標にしましょう。
もちろん、いきなりできることは、ありません。
銀行融資を受けて、月の平均売上の3か月を実現させましょう。
月の平均売上の3か月分には、なんの意味があるのか?というと、なにかあったときの変化に対応する期間となります。
商売は自分だけでやっているわけではないので、取引先で問題が起こることもあります。
お金が入金しないとか、取引が停止してしまうとかです。
その時にお金があれば、生き残る可能性が高まります。
手元にあるお金で「この後どうしよう?」と考えられるからです。
時間を稼ぐための、月の平均売上の3か月分だと考えてください。
当期純利益を確認する
当期純利益は、最終利益なんですが、理論上は自由に使えるお金を指しています。
そのため、自由に使えるお金を確認します。
自由に使えるお金を確認することで、どのくらい返済できるのか?が確認できるのです。
どのくらい返済できるのか?がわかれば、どのくらい貸してもいいのかがわかります。
実際は、当期純利益と減価償却費を合計した金額で、確認していきます。
その理由は、減価償却費は、支出のない経費だからです。
減価償却費の分だけ、お金が貯まるということですね。
まずは、利益がでているかを確認して、それからどのくらい使えるのかを確認しましょう。
銀行融資での決算書の簡単な見方のまとめ
決算書の簡単な見方というのは、
・純資産を確認する
・月平均の売上を確認する
・当期純利益を確認する
となります。
編集後記(2144)
子どもたちに、ランニングに付き合ってもらいました。
5kmでしたが、いろんな話を聞いて、とても楽しかったです。
55日記(2474)
自転車で走っているときには、私の前に出ることはなく、慎重派な感じです。
もうちょっと、ハメをはずしてもいいかも?と思うこともありますが、これからですね。
66日記(1701)
自転車で走ったときに、いろんなところに突っ込んでいて、なかなかのチャレンジャーでした。
もうちょっと大きくなると、怖さとかも知ってしまうんでしょうね。