正確な試算表ってどうやってつくるの?と悩んでいませんか。
正確な試算表を作るには、
・売上と費用は、発生主義で
・減価償却は毎月処理
・消費税も毎月処理
をやりましょう。
そして、正確さかスピードかで悩んだら、スピードを取りましょう。
この記事を読んで、正確な試算表を作って、事業に活用しましょう。
正確な試算表を作って、事業に活用しよう
正確な試算表を作って、事業に活用しましょう。
その理由は、せっかく会計ソフトに入力しているなら、それを活用しないともったいないです。
じゃあ、正確な試算表ってどうしたらいいの?と思いますよね。
そんなに難しいことではありません。
正確な試算表をつくるなら
・売上と費用は、発生主義で
・減価償却は毎月処理
・消費税も毎月処理
することです。
これで、だいぶ変わってくるでしょう。
それでは、各項目について、確認していきます。
売上と費用は発生主義
売上と費用は、発生主義で行いましょう。
発生主義と書くと、なんだ?と思うかもしれませんが、請求書ベースでやりましょうということです。
なぜ、請求書ベースがいいのかというと、売上と費用が対応するからです。
売上と費用が対応するというのは、仕事っていうのは、経費を使う⇒売上を上げるの流れです。
例えば、商品を仕入れる⇒仕入れた商品を売るという流れですね。
会社は、これを正確に把握しなければ、正しい試算表ができません。
だから、売上と費用は、請求書で処理しましょうということです。
別に売上は入金したとき、経費は払ったときでもいいんじゃない?という考え方もあるでしょう。
入金や支払のときでやってしまうと、売上が入金しなくて、経費を支払ってしまった場合に、試算表が赤字になります。
そして、入金したときに黒字になるということになってしまいます。
そうなると、とにかくわかりにくくなったり、「売上が入金していないから赤字なんだ」って覚えていなきゃいけなくなります。
正確な利益が、あとから出てきてしまうので、会計ソフトに入力したときに、きちんと利益が出るようにするなら、請求書で処理すべきなのです。
請求書で処理をして、正確な試算表を作ってみましょう。
減価償却は毎月処理
減価償却は、毎月処理すると、正確な試算表ができます。
その理由は、減価償却は、金額が大きくなることが多いです。
減価償却を決算のときに計上すると、利益が変動してしまって、突然赤字になってしまいます。
突然の変動をなくすためにも、毎月処理しておきましょう。
毎月処理すると言っても、そんなに難しいことではありません。
年間の減価償却費を12で割って、会計ソフトに毎月分を入力してしまえばいいのです。
途中で売却などがあったら、変更すればいいだけです。
減価償却費は、毎月処理することにより、正確な試算表ができあがります。
消費税も毎月処理
消費税も毎月処理しましょう。
その理由も、正確な試算表をつくるためです。
消費税については、計算方法が2種類あるため、やり方も2種類あります。
やって欲しいのは、税込経理で簡易課税の場合です。
税込経理で簡易課税の場合は、毎月の売上から、消費税を計算して処理しましょう。
決算で一気に処理をすると、減価償却費と同じで、利益が突然なくなってしまいます。
そのため、毎月消費税の処理をして、決算のときに影響がでないようにしましょう。
次に、税抜経理の場合ですが、税抜経理は、なにもやらなくていいです。
税抜経理は、仮受消費税と仮払消費税の差額が、だいたいの納税金額となります。
この差額を把握しておけば、納税金額はわかります。
損益計算については、税抜経理は加味されているため、特になにをすることもありません。
簡易課税の時は、毎月処理をオススメいたします。
試算表は、正確か?スピードか?
試算表は、正確な方がいいのか?スピードが早いほうがいいのか?ですが、スピードが早い方がいいでしょう。
その理由は、ある程度できていれば、いいと思っています。
正確な試算表は必要ですが、ガチガチな試算表を作ると、やっぱり時間がかかります。
大きく違っていなければ、早い方が今の状態を理解することができます。
なるべく、早くそして正確に作ることが大切なのです。
もし、どちらがいいのか?と悩んだ時は、スピードを取りましょう。
スピードを取ると、変更が出てくることもあります。
変更が出てきたら、その時点に戻って訂正をしましょう。
たとえば、4月の試算表を作るときに3月分の訂正が出てきたとしましょう。
その時は、3月分を訂正しましょう。
その理由は、試算表は過去の分を比較したり、毎月あるかないかを確認したりします。
ズレていると、比較しにくかったり、確認しにくかったりするからです。
スピード重視ですが、訂正がある場合は、きちんと訂正をしましょう。
試算表のなにを見ればいいのか?
試算表が出来上がったら、それで終わりでは悲しいものです。
試算表は、活用してなんぼなんですから。
じゃあ、どうやって活用するかというと、
・今月の売上と利益を確認する
・今期の最終金額を予想する
・どのくらい使えるのかを確認する
などです。
各項目について、確認していきます。
今月の売上と利益を確認する
出来上がった試算表では、売上と利益を確認しましょう。
いつもの通りだと思います。
利益が思っていたのと違ったら、試算表をよく確認してみましょう。
試算表を確認して問題がなければいいのですが、会社を経営するとなんとなくどのくらい利益がでているのかわかる気がします。
カンは重要なので、カンを信じましょう。
試算表を作ったら、まずは売上と利益を確認しよう。
今期の最終金額を予想する
今期最終的にどうなるかを、確認しましょう。
売上と利益と税金の予想です。
ざっくりでいいのです。
ざっくりってどんなんだよって思うかもしれませんが、売上や利益の平均を出して計算してみましょう。
もちろん、平均的に売上があるかどうかは、わかりません。
でも、毎月の時点で税金を出してみると、このくらいなんだという覚悟ができます。
資金繰りにも影響しますので、確認しておきましょう。
どのくらい使えるのかを確認する
どのくらい使えるのかを確認しておきましょう。
どのくらい使えるのかを確認するには、キャッシュ・フロー計算書を作るのがいいです。
キャッシュ・フロー計算書は、簡単につくれます。
営業キャッシュ・フローよりも、投資キャッシュ・フローと財務キャッシュ・フローが少なければ、問題はありません。
キャッシュ・フローにも気を配ってみると、いいでしょう。
正確な試算表を作って、事業に活用しようのまとめ
正確な試算表があれば、会社の状況がわかります。
正確な試算表を、早く作れるようにしましょう。
編集後記(2203)
ほぼ新品の中古の本を買ったら、濡れたあとがある本が届きました。
確認しないのでしょうかね。
ちょっと、残念です。
55日記(2533)
「がっこうから、ひとりでかえりたい」と言っています。
一人で学校に行けないのに、一人では帰れませんね。
徐々に、進んでほしいです。
66日記(1760)
お風呂で長女とどっちが先に体を洗うかで、毎回モメます。
昨日は、どっちに入っているんでしょうか?で決着をつけたのですが、外れてしまってずっと泣いていました。