銀行融資の経営者保証って外すことはできるの?と悩んでいませんか。
経営者保証は、外せません。
でも、これからの融資について、経営者保証なしで融資をうけることはできます。
この記事を読んで、経営者保証なしで銀行融資を受けてみましょう。
銀行融資の経営者保証を外すことはできるのか?
銀行融資を受けるときに、社長に保証人になってもらうことがあります。
これが、経営者保証なんですが、経営者保証は、外すことができるのでしょうか?
結論としては、外すことはできません。
今、銀行融資を受けているのを、外すというのは困難です。
そのため、経営者保証を外すタイミングというのは、
・新しく銀行融資を受けるとき
・銀行から「融資を受けませんか?」と言われたとき
・過去に経営者保証なしで融資を受けられたとき
となります。
各項目について、確認していきます。
新しく銀行融資を受けるとき
新しく銀行融資を受けるときに、銀行に相談をしてみましょう。
「経営者保証なしでいきたい」とか「連帯保証人なしでお願いします」と言ってみましょう。
上で書いたように、過去の銀行融資では、経営者保証を外すのは難しいので、新しい融資で経営者保証を設定しないように相談してみましょう。
銀行から「融資を受けませんか?」と言われたとき
銀行から「融資を受けませんか?」と言われたときに、「経営者保証なしで」と相談してみましょう。
「融資を受けませんか?」と言われているため、立場的にはこちらのほうが上です。
「経営者保証なしなら、受けてもいいですよ」と相談してみましょう。
行けそうなら「金利が少し高くなっても構いませんよ」というと、成功の確率も上がるかもしれません。
過去に経営者保証なしで融資を受けられたとき
会社が、過去に経営者保証なしで銀行融資を受けられたなら、次の融資も「経営者保証なしで」と相談してみましょう。
過去に経営者保証なしで銀行融資を受けられていたら、それが基準となります。
そのため、次の融資も経営者保証なしを基準として、申し込んでみましょう。
過去に経営者保証なしで銀行融資を受けられたなら、他の銀行にも伝えましょう。
他の銀行にも経営者保証なしで銀行融資を受けたことを伝えると、その銀行でも経営者保証なしで融資を受けられる可能性が高くなります。
経営者保証なしの銀行融資は、なかなかハードルが高いです。
まずは、相談してみましょう。
経営者保証なしで銀行融資を受けるときの会社の状況
経営者保証なしで銀行融資を受けようと思うけど、会社の状況ってどうなっていればいいのでしょうか?
会社の状況は、きちんとしているのが、大前提となります。
経営者保証なしでの融資の要件としては、中小企業庁のホームページの経営者保証に3つの要件が書いてあります。
3つの要件とは
・法人と個人の区別ができていること
・利益がでていること
・定期的な報告ができていること
となります。
各項目について、確認していきます。
法人と個人の区別ができていること
経営者保証なしで銀行融資をうけるには、法人と個人の区別ができていることです。
法人のお金なのに、個人(社長や社長の親族)が、勝手に使っている場合はダメですよということですね。
役員貸付金が多かったり、交際費という名目の食事代が多かったりすることになります。
利益がでていること
会社が利益を出して、会社の収益力や資産で銀行融資が返済できることです。
会社にお金がなくて、返済できる可能性がないなら、経営者保証なしで銀行融資をすることはできません。
返済の可能性=利益があることになるため、利益がでていることが条件となってきます。
定期的な報告ができていること
会社の状態を、銀行に定期的な報告をしましょうということです。
会社の試算表を毎月作成し、定期的に銀行に報告をすることが必要です。
なぜ経営者保証なしで銀行融資を受けられるようになるの?
経営者保証なしというのは、「経営者保証に関するガイドライン」というのが、制定されたからです。
法的な拘束力はないのですが、国も関与することにより、連帯保証人を設定する銀行融資をするというやり方は、変わってきています。
そして、2023年からは、銀行に「経営者保証の説明義務」が課されることになりました。
会社が銀行融資をうけるときに、銀行が社長に
・連帯保証人の必要性
・連帯保証の解除に向けた改善点
などを、説明することになっています。
そして、その内容を記録して、金融庁に報告することが求められているのです。
こうした状況から、経営者保証なしでの銀行融資は、増えていくと考えられます。
経営者保証とは?
経営者保証とは、銀行融資で社長が連帯保証人になることです。
社長が連帯保証人になるということは、会社が銀行融資を返済できない場合は、銀行融資を社長が会社に代わって返済することになります。
連帯保証人は、会社が銀行融資を受けたけれども、社長が銀行融資を受けたのと一緒となります。
銀行は、会社が銀行融資を返済できない時は、連帯保証人である社長に返済を求めることができるのです。
銀行がなんで会社に銀行融資をするのに、社長に連帯保証人になってもらうかというと、会社と社長は同じだと考えているからです。
銀行は、会社に銀行融資をするけども、連帯保証人を社長にすることにより、ちゃんと返済しなさいよと意識させる必要があります。
さらに、会社では返済できるかどうかわからないので、社長の信用補完という意味合いもあります。
社長は、会社の銀行融資については、連帯保証人になると、返済の義務が発生するのです。
銀行融資の経営者保証を外すことはできるのか?のまとめ
経営者保証があるので、銀行融資をイヤがる社長もいるでしょう。
経営者保証を外す傾向となっていますので、銀行融資を考えてみてください。
編集後記(2209)
スタンディングデスクを買おうと思ったのですが、18,000円くらいなんですけど悩んでしまいました。
ここで、ガッと行けるようになりたいですね。
55日記(2539)
体調も回復したようで、今日は学校に行けそうです。
66日記(1766)
お気に入りのおせんべいができたようです。
喜んで食べています。