無借金経営に憧れてもいいのですか?と聞かれたら、やめておけと答えます。
良い無借金経営よりも、悪い無借金経営のほうが多いからです。
良い無借金経営を目指すなら、実質無借金経営を目指しましょう。
この記事をよんで、無借金経営に憧れないようにしましょう。
無借金経営は、憧れていいのか?ダメでしょ!
無借金経営と聞くと「いいな・・・」と思いませんか?
いいですよね、憧れます。
借金のイメージというと、返済できなかったら、土下座して・・・なんてシーンをテレビなんかで見たことがあるでしょう。
実際に、そんな感じなのかはわかりませんが、借金というのは、あまり良いイメージではありません。
そう考えると借金しないほうがいいのですが、借金しないというのも問題な場合があります。
無借金経営は、目指すものであって、なるものではありません。
・良い無借金経営
・悪い無借金経営
・狙うなら実質無借金経営
となります。
各項目について、確認していきます。
良い無借金経営
良い無借金経営というのは、無借金でもいいということです。
たとえば、お金がたくさんあって、借金をしなくてもいいような会社です。
お金がたくさんあれば、ピンチやチャンスにも柔軟に対応できます。
そもそもお金が足りなくないので、借金をする意味がないような会社ですね。
お金がある会社は、借金の必要はないですね。
悪い無借金経営
悪い無借金経営は、2つあります。
・借金をしない会社
・借金ができない会社
この2つの内容について、確認していきます。
借金をしない会社
借金をしない会社とは、借金をしないで経営しようと思っている会社です。
借金をしないで経営しようと思っているなら、無借金経営なんですが、これが良いかどうかはわかりません。
その理由は、なにかあったときに、自分のお金を出さなければいけないからです。
会社になんかあったときに、会社にお金がなければ、頼れるのは社長の財布となります。
足りない分は、社長が補填するというのであれば、借金しない会社でも成立するでしょう。
どうしても、借りたくないというなら、それで行くしかありません。
借金をしていない会社の問題点は、銀行融資をできないものです。
銀行は、会社の決算書が良くても、借金していない会社に銀行融資をするのを、ためらいます。
その理由は、「決算書の内容がいいのに、なんで今まで銀行融資を受けなかったの?」と思うからです。
「決算書には見えない問題があって、他の銀行に申し込んだんだけど、断られてうちの銀行に申し込みにきたんじゃないの?」と思います。
銀行は、横並びなところがありますので、他が貸していれば自分も貸す、他が貸してなければ自分も貸さないという考え方があります。
社長が、うちの会社は問題ないのに・・・と思っても、銀行では、今まで銀行融資がないということで、なんか怪しいと思うのです。
銀行融資を受ける気がなかったとしても、あとで銀行融資が必要になったりします。
たとえば、車を購入したけど、すぐに事故で使えなくなってしまった。
次に買う車の代金があるにはあるけど、これを使ってしまうと、会社にほとんど残らなくなってしまう場合などです。
ピンチといっても、不況や新型コロナのようなのもあれば、ちょっとしたことからピンチを招くこともあります。
銀行融資を受けないということは、このあとの銀行融資の可能性を減らすことになります。
借金ができない会社
借金ができない会社とは、財務内容が悪くて借金ができない会社です。
銀行は、財務内容が悪い=返済の可能性がないと思います。
返済の可能性がないなら、貸しても返ってこないから貸さないということになります。
無借金経営とすると、この会社も無借金経営の1つに含まれます。
借金ができない会社も、無借金経営に含まれることを忘れないようにしましょう。
狙うなら実質無借金経営
無借金経営のことを書いて来ましたが、現実的にはどうするのかというと、実質無借金経営を狙いましょう。
その理由は、実質無借金経営が現実的だからです。
ここでは、借金しろというのがメインな感じもしますが、お金を持つことがメインとなります。
お金がなくなってしまうと、事業は継続できません。
銀行融資を受ける理由は、お金を増やすことになります。
お金を多く持っていることが、会社が長く生き残るためには重要となります。
話はもどって、実質無借金経営ですが、実質無借金経営とは、現金預金>借金ということです。
現金預金が借金より多ければ、なにかあったときに借金は返済できます。
お金を多く持つことが、事業を行うためには有利に働きます。
お金を多く持つために、実質無借金経営を目指しましょう。
無借金経営は憧れていいのか?ダメでしょ!のまとめ
無借金経営は、憧れてもいいですが、実質無借金経営を目指しましょう。
とにかく、お金は多く持っていたほうがいいのです。
編集後記(2238)
なんかしようとすると、その事がでてくることがあります。
引き寄せの法則でしょうか?
55日記(2568)
「学校に1人で行けるようにするには、どうしよう」ということで、話し会いました。
「こわい」と言っていましたが、なんとかできるはずですね。
66日記(1795)
折り紙でハートの作り方を、教えてくれました。
見ていても、なんだか良くわかりませんでしたが、ハートにはなっていました。