この記事は、銀行融資をコントロールすることについて解説しています。
銀行融資をコントロールするとは、銀行から「借りてください」と言われる会社になり、「貸してください」といわないようにすることです。
銀行融資をコントロールしたいけど、どうしたいいの?と悩んでいませんか。
銀行融資をコントロールするには、
・銀行選び対策
・決算書対策
・お金を増やす対策
となります。
内容をちょっとお伝えすると、
・銀行選び対策とは、会社にあった銀行を選ぶことが重要です
・決算書対策とは、3つの要素を満たす決算書にしようということです
・お金を増やす対策とは、銀行融資をコントロールするには、お金をもっている必要があるということです
この記事を読んで、銀行融資をコントロールしていきましょう。
銀行選び対策
銀行融資をコントロールしたいなら、銀行選びが大切です。
その理由は、会社に合った銀行を選ばないと、銀行融資をコントロールできません。
そのため、会社に合った銀行選びをすることを、オススメいたします。
銀行選びは、銀行融資をコントロールするには、重要なポイントとなります。
まずは、会社にあった規模の銀行と取引をしましょう。
売上規模 | 銀行の種類 |
1億円未満 | 信用金庫・信用組合 |
1億円以上 | 地方銀行 |
10億円以上 | 都市銀行(メガバンク) |
この表のとおりに銀行を選ぶことが、大切です。
会社の規模に合わない銀行と取引してしまうと、銀行融資をコントロールすることはできません。
会社の売上の規模と銀行の規模が合っても、銀行と合わないと感じることがありますよね。
それは、支店長や担当者と合わない場合です。
銀行との取引をしていて、「なんか、合わないんだよな・・・」と思うこともあるでしょう。
合わないんだよなっていう感じだけで、その銀行との取引を辞めるのは、やめておきましょう。
銀行は、支店長が数年で転勤となりますので、変更するのを待つことを考えましょう。
支店長が変わると、銀行融資の姿勢も変わりますが、メリットとデメリットがあります。
「以前、苦しい時に助けてくれたから、次も大丈夫」と思っていても、支店長が変わってしまえば、大変なことになってしまいます。
逆もあり、「合わないから、もう取引したくない!」と思っても、支店長が変わったので、銀行融資を受けやすくなるかもしれません。
銀行融資では、支店長が変わると、大きくかわるので、支店長がどんな人なのかは、確認しておいた方が良いです。
他にも、銀行と会社が、「合う合わない」があります。
それは、「A銀行は融資がダメだったけど、B銀行は融資がOKだった」というものです。
銀行ごとに会社の評価は違いますので、ここでも、合う銀行や合わない銀行がでてきます。
対策としては、会社は、複数の銀行と取引をして、会社に合う銀行を探すしかないのです。
銀行融資をコントロールするには、会社に合った銀行を探し続けるのがいいのです。
決算書対策
銀行融資をコントロールするには、決算書対策が必要となります。
その理由は、良い決算書である必要があります。
そのため、良い決算書を作ることが、銀行融資には必要なのです。
良い決算書とはなにか?なんですが、良い決算書というのは、黒字の決算書です。
簡単に黒字の決算書というとわかりにくいので、次の3つポイントで判定します。
・税引き後利益+減価償却費>0
・借入金の残高÷(税引き後利益+減価償却費)<10
・資産>負債
会社の決算書を見て、この3つに当てはまっているかどうかを確認しましょう。
当てはまっていれば、銀行融資は、怖くありませんし、コントロールできるようになります。
決算書で確認する「税引き後利益+減価償却費>0」は、1年間の銀行融資の返済能力を表しています。
1年間で返済できる金額なんですが、1年間の返済できる金額が多ければ多いほど、銀行融資が受けやすくなるのです。
注目してほしいのが、税引き後利益があることです。
税引き後利益があるということは、利益が多ければ多いほど、銀行融資が受けやすくなりますので、必要以上に利益を減らすことが、銀行融資にはマイナスに働きます。
決算書で確認する「借入金の残高÷(税引き後利益+減価償却費)<10」は、借りすぎているか?を確認するものです。
算式を文章にすると、今の借入金の残高を1年間の返済能力で返済すると、10年以内で返済できるか?を確認するものです。
銀行は、銀行融資を10年以内に返済して欲しいと思っていますので、10よりも小さければ良いということです。
注目してほしいのが、ここにも税引き後利益があるということです。
銀行融資が受けられるかどうかの判定は、利益が深く関わってきますので、利益を出す必要があります。
決算書で確認する「資産>負債」ですが、債務超過ではないということを表しています。
債務超過になってしまうと、資産を全部売っても、負債を全部払えないため、これ以上銀行融資ができないというものです。
決算書対策は、この3つを重点的に確認していきましょう。
この3つがクリアできていると、評価の高い決算書となります。
銀行融資をコントロールするには、良い決算書が必要となりますので、3つのポイントをクリアできるようにしましょう。
お金を増やす対策
銀行融資をコントロールするには、お金を増やす対策が必要です。
その理由は、お金があるから、銀行融資を受けられますし、「借りてくれ」と言われる状況を作ることができるのです。
そのため、お金を増やす対策が必要となります。
銀行融資をコントロールするには、お金を十分に持っている必要があります。
どうやって、お金を増やすのかというと、銀行融資を受けてお金を増やします。
銀行融資をコントロールするのに、銀行から融資を受けるって変な感じがするかもしれませんが、銀行融資を受けてでもお金を増やす必要があるのです。
では、どのくらいお金を増やすのかというと、平均月商の2か月分です。
平均月商の2か月分あれば、お金をある程度持っているという状態です。
これが、平均月商の1か月よりも少なくなってしまうと、お金が足りない状態となってしまい、銀行融資を受けにくくなります。
平均月商の2か月以上を持つことにより、銀行融資をコントロールできるようになります。
まずは、銀行融資を受けてでも、お金を増やしていきましょう。
銀行融資をコントロールしたいなら、3つの対策をしよう!のまとめ
銀行融資をコントロールするには、会社が有利になる状況を作る必要があります。
3つの対策を行って、有利になる状況をつくりましょう。
銀行融資をコントロールするには、
・銀行選び対策
・決算書対策
・お金を増やす対策
編集後記(2383)
昨日は、高尾山に登りました。
東急田園都市線で行くはずでしたが、事故で止まっていたため、南武線を長めに使いましたが、始発なので座って移動ができました。
55日記(2713)
高尾山に行きましたが、売店などもあり、山登りという感覚がなかったようです。
ピクニックに行ったような感じですね。
66日記(1940)
高尾山に行きましたが、最初から最後まで元気でした。
ずっとしゃべっていましたし、走ったりしていました。