この記事は、赤字の時の銀行融資について、確認しています。
「決算が赤字になってしまった…」 そんなとき、頭をよぎるのは「もう銀行融資は無理かも」という不安ですよね。
赤字ってどのくらいまで大丈夫?や赤字のときの銀行融資の対応ってどんなのがあるの?となりますよね。
この記事では、
・どこまで赤字なら大丈夫を確認
・赤字になった時の銀行融資対応は2つ
・赤字のままじゃダメ!V字回復を目指せ!
について、確認できます。
この記事を読んで、赤字になった時の銀行融資対応を確認していきましょう。
どこまで赤字なら大丈夫?は、債務超過にならないライン
赤字になったらマズイというのは、知っていると思いますが、どのくらい赤字になっても大丈夫というのは、知らないかもしれません。
ギリギリ大丈夫というラインが、債務超過にならないことです。
その理由は、債務超過になってしまえば、銀行は融資をすることをイヤがります。
そのため、債務超過になる前に、なんとか赤字を食い止める必要があるのです。
銀行融資を受けたいと思っているなら、避けたいのが債務超過となります。
債務超過というのは、資産<負債の状態です。
債務超過のなにが悪いのかというと、資産を売却してお金にしても、負債を払いきれない状態だからです。
そんな状態なのに、銀行が融資をしても、返済の可能性なんて感じませんよね。
それでは、貸さないほうが良いということに、なってしまうのです。
債務超過にならないようにするのであれば、毎期利益を出して、純資産を増やしておく必要があります。
債務超過に関連するのが、貸借対照表の純資産の部です。
純資産の部がマイナスになると、債務超過となります。
純資産の部は、資本金と繰越利益剰余金の合計なんですが、利益剰余金というのは、毎期の税引き後当期純利益の集まりとなります。
債務超過にならないようにするには、毎期利益を出して、利益剰余金を増やしておくのが良いのです。
節税して利益を減らしてしまうと、利益剰余金が少なくて、ちょっとの赤字で債務超過になってしまいます。
資本金についてちょっとだけ、会社を設立するときに資本金が少ないと、銀行融資にも影響がでます。
純資産は、資本金と利益剰余金の合計なので、資本金が少ない場合も、債務超過になりやすいということです。
会社を作る時は、資本金にも気を配る方がいいです。
赤字の限界点は、債務超過になるかどうかです。
毎期利益を出して、債務超過にならない、強い会社を作りましょう。
赤字になった時の銀行融資対応は2つ
社長は、「今期は、赤字になった・・・」ということでは、終われません。
赤字になったら、赤字になった時の銀行対応が待っています。
赤字の時の銀行対応は、どのような対応になるのでしょうか?
それは、
・赤字は、減るのか?
・資金繰りは、大丈夫なのか?
というところに、重点をおきましょう。
その理由は、銀行は、返済の可能性を知りたいのです。
赤字が続けば返済の可能性はないでしょうし、資金繰りが大丈夫でなければ、やっぱり返済の可能性がないということです。
そのため、返済の可能性を示すために、「赤字は、減る」と「資金繰りは、大丈夫」と伝えることが重要です。
赤字と言っても、いろいろな赤字がありますが、1番イヤなのが、売上が減少する赤字ですよね。
その赤字が減るということを説明できれば、銀行は安心します。
例えば、赤字決算の最初に赤字が出てしまって、その後は回復しているような状態なら、来期は黒字になると説明できるでしょう。
赤字になった期の翌期に、受注している仕事があれば、その契約書などを提示することにより、銀行を安心させられます。
今回で、赤字が終わりということを、示せれば問題はないです。
特別損失で生じた赤字であれば、本業では利益が出ているハズですから、深く心配することはないです。
お金についても、資金繰り予定表を作って、お金が大丈夫なことを伝えましょう。
融資が必要なら、融資金額を受ける前提で、資金繰り予定表を作って、資金繰りに問題がないことを示して、銀行を安心させましょう。
赤字の時の銀行対応は、イヤなものです。
でも、ここをしっかりと対応しておけば、信頼されることは間違いないです。
赤字のままじゃダメ!V字回復を目指せ!
今期は赤字になると確信したら、大きく赤字にしてしまって、来期に黒字になるようにしましょう。
その理由は、やっぱり銀行融資は、黒字の方が受けやすいからです。
そのため、赤字を大きく出してしまうことを、心がけていきましょう。
「今期は、赤字か・・・」と、期の途中で気づいても、そこで終わりではありません。
今期が赤字なら、来期は黒字にすることを、考える必要があるからです。
来期を黒字にする方法ですが、できる限り経費を赤字の期に持っていく方法です。
赤字になると、赤字を増やしたくないので、経費を翌期にしようと思ってしまいます。
経費を翌期にまわしてしまうと、翌期も赤字の可能性が出てきてしまいます。
赤字にする期をなるべく減らすなら、赤字になる期に経費を突っ込んでしまいましょう。
あっ、合法にやってくださいね。
ムリヤリやるのは、だめですよ。
銀行は、黒字が好きですから、赤字の期を減らすために、経費は赤字になる期になるべく入れて、翌期を黒字にするようにしましょう。
ヤバっ、赤字になった・・・!銀行融資はどうしたらいい?のまとめ
赤字になっても、それで終わりではありません。
やることは、いっぱいあります。
まずは、債務超過にならないような赤字にすることですし、銀行を安心させられる材料をたくさん用意しましょう。
赤字の時の銀行融資や銀行対応は、
・どこまで赤字なら大丈夫を確認
・赤字になった時の銀行融資対応は2つ
・赤字のままじゃダメ!V字回復を目指せ!
編集後記(2417)
昨日は、1日仕事をしました。
なんか、操作のしかたを、つかんだきがします。
いまさら、ですけど。
55日記(2747)
「シール交換した」と喜んで、帰ってきました。
シール流行っていますからね。
55日記(1974)
お風呂で、ちょっとお話をしたのですが、うまく伝わりません。
こういうのも、今だけの楽しみなんですよね。
大きくなったら、相手にされないかもですからね。

