この記事は、銀行がなにをみて銀行融資をしているのかを、解説しています。
「売上も黒字なのに、なぜか銀行から融資が下りない…」 そんな経験や不安、ありませんか？
実は、銀行が融資を決めるときに見ているのは“数字”だけじゃないんです。
決算書の中身はもちろん大事。
でも、それだけじゃ足りない。
じゃあ、他に何を見ているのか？
今回は、銀行が融資を判断する“3つのチェックポイント”を、わかりやすくお伝えします！
チェックポイントは、次の3つです。
・銀行は、返済可能性をみて融資をしている
・銀行は、社長をみて融資をしている
・銀行は、会社をみて融資をしている
この記事を読んで、決算書以外のチェックポイントを確認していきましょう。
銀行は、返済可能性をみて融資をしている
銀行は、会社の返済可能性をみて融資をしています。
その理由は、銀行は貸したお金を返して欲しいと思っているからです。
そのため、銀行融資では、決算書の内容が重要になってきます。
銀行は、返済可能性をみて融資をしていますが、返済可能性ってなんだと思いますか？
返済可能性というのは、
・決算書の内容がよい
・お金がある
ということです。
決算書の内容が良いというのは、黒字になっていることです。
やっぱり黒字になるということは、銀行からみて返済の可能性を感じます。
営業利益で黒字になっているのであれば、本業で利益が出ているので、銀行は安心します。
営業利益で赤字になっている場合は、銀行融資の可能性は、キビシクなってきます。
営業利益で赤字ということは、本業で利益が出ていないということです。
銀行は、本業で利益が出ていないのであれば、融資をしても返済の可能性を感じないので、融資したくないのです。
黒字や赤字というのは、損益計算書のことですが、貸借対照表も確認します。
貸借対照表は、借りたお金をどのように使ったかがわかります。
銀行融資の目的は、企業の発展です。
発展のために使われていないとなると、銀行は融資することをイヤがります。
たとえば、役員貸付金があったり、役員への仮払金があったりした場合です。
銀行融資の目的以外の使い方は、やめてスッキリとした、貸借対照表を目指しましょう。
そして、お金があるというのも、銀行融資では、返済の可能性を感じます。
自分の銀行が貸したお金ではなくても、お金があるというのは、返済を感じさせますので、お金を多く持つことが銀行融資を有利にします。
「お金がある時ってどのくらい？」と思うかもしれませんが、平均月商の2か月分以上あると、銀行融資を受けやすくなります。
「お金がある時に借りるの？」とだいたいの社長は思いますが、お金があるときが1番銀行融資を受けやすいのです。
銀行は、銀行融資でみているのは、返済可能性をみています。
返済可能性は、
・決算書の内容がいい
・お金がある
ということなのです。
銀行は、社長をみて融資をしている
銀行は、社長をみて融資をしています。
その理由は、返済の可能性って、数字だけじゃなくて、社長個人の部分も大きいからです。
社長が、簡単に約束を破る人だったら、イヤですよね。
銀行は、返済してくれると思って、お金を貸しています。
打合せや約束事などを守らなかったら、お金も返済してくれないんじゃないか？と思ってしまいます。
約束を守ることは、とても重要なのです。
他にも、銀行は、社長のSNSなどの発信を確認しています。
発信の内容が、イケイケ(今は、あまり使いませんが、昭和なんで・・・)の場合は、警戒をしますよね。
事業の発展のためにした銀行融資のお金が、社長のイケイケのお金に使われていると思うからです。
もちろん、役員報酬の範囲内で、イケイケなら問題ないのですが。
もし、社長のところに取引先の方が「お金を貸して欲しい」と言ってきたけど、取引先がガンガンとムダつかいをしていたら、「こいつに貸していいのか？」と思いますよね。
それと同じで、銀行が不安になるような発信は、しないほうが良いでしょう。
発信だけでなく、銀行との会話でも注意が必要です。
銀行には、お金を貸してもらわないと困るので、良いことばかり言ってしまうこともあるでしょう。
でも、悪いことも話す必要があります。
なにか問題が起こったら、すぐに話しをするようにしましょう。
早ければ早いほどいいのです。
悪いことは話したくないと思ってしまいますが、銀行は仕事のパートナーですので、正直に話をしましょう。
銀行は、社長をみて融資を行っています。
社長が問題で、融資を受けられなかったとならないように、小さいことから気をつけていきましょう。
銀行は、会社をみて融資をしている
銀行は、会社をみて融資をしています。
その理由は、会社に返済可能性かどうかが現れているからです。
銀行は、会社を確認します。
どうして会社を確認するのかというと、会社に行けば返済可能性がわかるからです。
会社の在庫の状況がいい加減なら、在庫をキチンとカウントしていないかもしれないと思います。
在庫の数字は、運転資金の計算で使われますので、重要です。
販売できない在庫があれば、運転資金の在庫の数字からは除外しなければいけません。
会社が、きちっと整理できていない場合は、銀行は不安に思います。
会社が整理整頓できていれば、財務内容も整理整頓できていると考えます。
銀行は、会社をみているので、会社もきちんとしておきましょう。
融資のカギは数字だけじゃない！銀行が見ている3つのポイントのまとめ
銀行が融資を決めるとき、見ているのは「数字」だけじゃなく、社長の姿勢や会社の未来も含めた“全体像”です。
だからこそ、決算書だけでなく、日頃の経営姿勢や伝え方も大切なポイント。
「どう見られているか」を知ることで、融資の可能性はぐっと広がります。
チェックポイントは、
・銀行は、返済可能性をみて融資をしている
・銀行は、社長をみて融資をしている
・銀行は、会社をみて融資をしている
編集後記(2433)
11月申告が、終わりました。
税務ソフト変更で、手間がかなりかかりましたが、やっと慣れて来ました。
55日記(2763)
チアの特訓に行きました。
ブリッジして立ち上がる特訓をしましたが、なんどか成功していたので、次からはできそうですね。
66日記(1990)
夕方、調子が悪そうでした。
朝起きたら、どうなっているのかな。