月次損益計算書って知っていますか?
とても便利な書類です。
セブンイレブンの金のマルゲリータに興味津々な税理士の柏嵜です。
東京都大田区で開業しています。
この記事には、月次損益計算書(月次推移表)の見方が書いてあります。
この記事を読んで月次損益計算書(月次推移表)を使って見てください。
そもそも損益計算書(月次推移表)とは?
損益計算書とは、月・年などの単位で、事業の利益や損失を教えてくれる書類です。
損益計算書は、収入と経費のとなっています。
損益計算書の弱点は、収入と経費のことが書いてありますが、残った利益=現金じゃないことです。
月次損益計算書(月次推移表)の全体図
月次損益計算書(月次推移表)の見本を作って見ました。
たて書きが、売上~当期純利益となっていて、横書きが月となっています。
見本なので、4月~3月で作ってみました。
月を比較する場合は、月次損益計算書(月次推移表)が便利
月次損益計算書(月次推移表)の使い方としては、月々を比較するのに便利です。
月次損益計算書(月次推移表)の確認は、次のことに使っていきます。
- 会計ソフトへの入力ミスや数字の変化の確認
- 売上高の推移を確認
- 売上総利益率(粗利率)の確認
各項目について、確認していきます。
会計ソフトへの入力ミスや数字の変化の確認
月次損益計算書(月次推移表)は、会計ソフトへの入力ミスや数字の変化を確認することができます。
なぜなら、月次損益計算書(月次推移表)は、特に毎月計上されている金額を簡単に確認できるからです。
例えば、地代家賃を確認するとします。
事務所家賃は、必ず毎月でる出金です。
地代家賃を4月から3月に向けて見ていくだけで、金額が少ない所があれば、そこがおかしなところです。
月末支払いで、翌月に家賃が支払われている場合は、未払金などを計上します。
そうしないと、毎月の正しい損益がわからなくなるからです。
売上高の推移のチェック
売上高の推移をチェックですが、サラッとって感じで良いと思います。
売上高が増えているのか?減っているのか?思っている売上金額と一緒なのかどうかくらいです。
中小企業であれば、この月の売上はだいたいこれくらいってあるって言うのがありますから。
売上総利益率(粗利益率)のチェック
月次損益計算書(月次推移表)は、売上高や売上原価が横に並んでいるので、毎月の比較をしやすいです。
月次損益計算書(月次推移表)を見るなら、売上総利益率(粗利益率)をチェックしましょう。
売上総利益率(粗利益率)とは、売上総利益(粗利益)/売上高で求めることができます。
売上総利益率のチェックは、売上と原価が対応しているかどうかを確認するために必要です。
売上総利益率が、思っていたのと違う場合の原因は、次の2つです。
- 売上や売上原価が会計ソフトにキチンと入力されていない
- 売上や売上原価が変わっている
売上や売上原価が会計ソフトにキチンと入力されていない
売上や売上原価が会計ソフトに入力されていないとは、
- 売上が先行してしまっている
- 売上が遅れてしまっている
- 売上原価が先行してしまっている
- 売上原価が遅れてしまっている
ということです。
もし原因がわかったら、その月に戻って修正をしましょう。
売上や売上原価が変わっている
請求金額の値上げや値下げ、売上原価の上昇などが考えられます。
支払いの請求書を確認して、原因を突き止めましょう。
月次損益計算書(月次推移)を使おう!のまとめ
最後にもう1度確認しましょう。
55日記(1109)
最近は、甘いものばかり食べています。
大丈夫なのか?と心配です。
66日記(336)
最近は、よく怒っています。
暑いせいからかな?