最近インスタントコーヒーに飽きてきた税理士の柏嵜忠弘です。
東京都大田区で開業しています。
貸借対照表の負債の部ってなにがかいてあるんだろう?と悩んでいませんか。
この記事は、貸借対照表の負債の部について書いてあります。
この記事を読んで、貸借対照表の負債の部について、確認しましょう。
貸借対照表の負債の部はどんなことが書いてあるのか?
貸借対照表の負債の部は、
- 他人から借りてきたもの
- お金の調達方法
が書いてあります。
他人から借りてきたものやお金の調達方法とは、借入金だけ?と思うかもしれません。
でも、借入金以外のことも書いてあります。
なにがかいてあるのかというと、
- 買掛金
- 短期借入金
- 前受金
- 仮受金
- 預り金
- 長期借入金
などです。
各項目について、確認していきます。
買掛金
買掛金は、商品などを購入したら、後で払いますという勘定科目です。
後で払うということは、その分お金を会社に残していけるということです。
会社にお金を残すことができるので、お金を借りていると同じ状況なのです。
購入したときにお金を払わなきゃいけないのに、後でお金を払うことになれば、購入したときにお金は減りません。
商品などを買った分のお金を調達したことになります。
例えば、50万円の商品を購入したとします。
50万円すぐ払う必要がないので、50万円分の商品を購入してもお金の50万円は減りません。
減らなかった50万円を調達できたということです。
買掛金は、お金を借りていないけども、他人からお金を借りている状況なのです。
短期借入金
短期借入金は、お金を借りるということです。
この短期というのは、次の決算までに返すお金のことが書いてあります。
例えば、2022年3月31日が決算だとします。
短期借入金は、2022年4月1日~2023年3月31日までに返す分が書いてあります。
短期借入金は、借りているお金のうち、早期に返済するものを表しています。
前受金
前受金は、なにか仕事をする前に入金したお金のことです。
なにか仕事をする前にお金が入金したので、他人から借りたとも言えると思います。
その入金したお金を使って、仕事をするので、お金を調達したとも言えるのです。
家を建てる工務店などが、よくあるパターンです。
- 着工前
- 中間金
- 引渡後
の3回に分けてお金をもらいます。
家を建てる前の着工前と家を建てている途中の中間金は、前受金になります。
引渡後は、完成して相手に引き渡したので、売掛金または売上になります。
前受金は、銀行などからお金を借りないで、お客さんからお金を調達して仕事をします。
仮受金
仮受金は、間違って入金した場合に、使う勘定科目です。
間違って入金してしまったのですが、あとで返さなきゃいけないということは、他人から借りている場合と同じです。
仮受金は、間違って入金した場合に使う場合が多いですが、お金が会社に入っているので、返さなきゃいけないという意味では、他人から借りてきたものです。
間違って入金はしましたが、お金を調達したことには変わりないので、お金の調達方法となります。
預り金
預り金は、お金を預かった場合に、使う勘定科目です。
預り金は、
- 社員などの所得税
- 社員などの社会保険料
- 社員などの住民税
などが、該当します。
預り金は、会社でお金を預かっていますが、会社にお金が入っているので、他人から借りてきたものになります(ちょっと、強引か?)。
社員から預かったお金ですが、使おうと思えば会社の運転資金にも使えますので、お金を社員から調達したことになります。
長期借入金
長期借入金は、借入金の中でも、長期に返済する部分のことです。
短期借入金が、次の決算までに返済する金額なのですが、長期借入金は、短期借入金よりも後に返済する金額のことです。
長期借入金は、長期に返済するものですが、借入なので他人から借りてきたものになります。
貸借対照表の負債の部はどんなことが書いてあるのか?のまとめ
最後にもう1度確認しましょう。
編集後記
貸借対照表の負債の部について、書いてみました。
貸借対照表は、読むのが難しいです。
負債の部は、他人資本=いずれ返すものと考えれば良いと思います。
昨日は、次女と多摩川までピクニックに行きました。
とても暑かったので、ずっと日陰にいました。
人がいっぱいいて、ゴールデンウィークの雰囲気を味わえました。
55日記(1463)
昨日は、誕生日でした。
前日まで熱を出していましたが、下がりました。
ケーキも食べられましたので、ひと安心です。
66日記(690)
多摩川までピクニックに行きました。
いとこもいたのですが、ほとんどしゃべりませんでした。
「これ食べる?」との問いかけにウンウンとうなずくだけでした。
家では、いっぱいしゃべるんですけどね。