誕生日のプレゼントに「都内のホテルでゆっくり1泊」と希望してるけど、3年連続で「ダメーっ」て言われている税理士の柏嵜忠弘です。
東京都大田区で開業しています。
節税しようかな?と悩んでいませんか。
この記事では、節税はある程度利益(所得)が出てからが効果的ということが書いてあります。
この記事を読んで、節税について確認してみましょう。
節税は、ある程度利益(所得)が出てからが効果的
節税は、ある程度利益(所得)が出てからが、効果的です。
なぜなら、日本の税金は、利益(所得)が増えると税率が高くなるからです。
所得税率は、利益(所得)が増えると、税率が高くなります。
そのため、利益がでてから節税するほうが良いのです。
例えば、5%の税率の人と20%の税率の人がいます。
税率 | 増える経費 | 減る税金 |
5% | 100,000円 | 100,000×5%=5,000円 |
20% | 100,000円 | 100,000×20%=20,000円 |
となります。
税率が5%の人がやる節税よりも20%の人がやる方が、節税の効果が高いのです。
利益(所得)が多い人のほうが、節税の効果が高い。
節税はお金が出ていくものが多い
節税は、お金が出ていくものが多いです。
まず、生活基盤をしっかり固めてから、節税を意識したいものです。
節税でよく出てくるのが、
- 小規模企業共済
- iDeCo
です。
小規模企業共済もiDeCoも、払ったときに税金が減って、もらうときにも税金が有利になります。
そんな良いものなのですが、1番の問題はお金が出ていくことです。
お金が出ていくことの問題は、
- 生活費が少なくなる
- 税金の減る金額は、払う金額よりも少ない
ということなのです。
各項目について、確認していきます。
生活費が少なくなる
節税をしようとして支払いが多くなると、生活費が少なくなってしまいます。
なぜなら、小規模企業共済やiDeCoは、お金を払わなきゃ節税にならないからです。
節税しようとして資金繰りが厳しくなり、生活が苦しくなるのは、面白くないです。
どのくらいお金が出せるかを確認してから、節税しましょう。
利益(所得)が少ないときは、節税の効果も少ないですし、生活費を優先しましょう。
税金の減る金額は、払う金額よりも少ない
税金の減る金額は、払う金額よりも少ないです。
税率 | 増える経費 | 減る税金 |
5% | 100,000円 | 100,000×5%=5,000円 |
20% | 100,000円 | 100,000×20%=20,000円 |
5%の人は、5,000円税金が減ります。
20%の人は、20,000円税金が減ります。
100,000円が手元からなくなって、払う税金が5,000円や20,000円減るのが、効果的かどうかです。
小規模企業共済やiDeCoの場合は、将来もどってきますので、将来のために積立と考えれば良いと思います。
それ以外の税金を減らすために無理やり何か購入するような節税は、あまり効果がありません。
手元に残しておいたほうが、他で使えるお金になるのです。
無理やり何かを購入するだけなら、1度ですみます。
定期的に払わなきゃいけないような節税の場合は、注意が必要です。
生活を安定させてから、節税に取り組もう。
節税?っていうのもあるので注意
インターネットなどで、節税?っていうのも出てきます。
例えば、
- 副業の赤字を給料の所得から控除して節税
です。
所得税には、損益通算制度というのがあります。
損益通算制度は、(黒字△赤字)×税率みたいな制度です。
黒字(利益・所得)から他の赤字を引いて税率をかけるので、利益が減って節税になります。
でも、赤字が出ているということは、お金が減っているということです。
節税になるかもしれませんが、お金が出ていった以上は、税金は減りません。
節税を目的にしてしまうと、税金よりもお金が出ていってしまうので注意です。
節税は、生活が安定してから考えてみましょう。
お金を払う節税は、必ず行う前に調べてみましょう。
※損益通算できないのも色々あります。
詳しくは、国税庁のHPのNo.2250 損益通算をご確認ください。
節税はある程度利益(所得)が出てからが効果的まとめ
最後にもう1度確認しましょう。
編集後記
私も小規模企業共済とiDeCoは、やっています。
税金も減りますし、将来の退職金のためにコツコツ積立しています。
節税って響きは良いのですが、お金が出ていくということに注意しましょう。
キングダムを見始めましたが、33話になりました。
ちょっと見すぎてしまっているので、なんとかしなきゃ汗
55日記(1475)
リカちゃんのベッドからリカちゃんの部屋に変化してきています。
女の子ってぬいぐるみや人形が好きなんですね。
66日記(702)
保育園にお迎えに行って、窓からのぞいていると、しっかり遊んでいました。
顔を見て泣いてしまうのは、しかたないです。