個人事業主のお金と税金と貯金と会社員について、書いてあります。
結論は、
- お金はなくても税金はかかる
- 貯金はあったほうが良い
- 個人事業主は、全部使っちゃいけない
です。
個人事業主のお金と税金の関係
個人事業主は、お金が手元にないけど、税金がかかります。
なぜなら、生活費が経費にならないからです。
生活費として使ったお金は、出ていってしまいますが、利益としては残っている状態なのです。
最終的には、利益に税金がかかりますので、お金がない状態に税金がかかります。
例えば、
- 売上80万円
- 経費10万円
- 生活費30万円
だったとします。
利益の計算は、売上80万円△経費10万円=70万円となります。
でも、お金の計算は、売上80万円△経費10万円△生活費30万円=残金40万円となります。
このときに税金は、残金40万円じゃなくて、利益の70万円にかかります。
※所得控除などありますが、省略しています。
「税金は、利益にかかって、残金にかかるのではない」と知らないと、後でお金が足りなくなるので注意が必要となります。
儲かったからパアッと使うのもありですが、個人事業主の税金は、翌年の確定申告のときにかかります。
そこを充分注意して下さい。
じゃあ、生活費の分も経費にしちゃえば、税金払わなくて済むよね?という考えも出てきます。
でも、生活費は利益からでています。
利益が少ない場合は、どうやって生活していましたか?と税務調査のときに聞かれるでしょう。
食費はいくら?保険はいくら?など、生活費のこと聞かれます。
そして、利益よりも生活費が多いですけどなぜですか?と質問をされてしまいます。
税金は、利益にかかります。
残金にかかるのではないので、注意が必要となります。
個人事業主の貯金
個人事業主で独立する場合は、ある程度の貯金が必要となります。
なぜなら、自分でお金を出していく必要があるからです。
道具などをそろえる場合も、自分のお金から出していかなければいけません。
売上がない場合などは、生活費を貯金から出す必要があります。
どんな業種でも支出が先行して、売上入金があとになります。
そのため、お金になるまでに、時間がかかるのです。
例えば、10月に請求書を出せたとします。
10月の最初から仕事に取りかかれば、その分の経費がかかります。
そして、10月に出した請求書の入金が翌月末日の場合は、1か月以上お金の入金がない状態です。
入金を先にしてくれるところもあるでしょうけれども、あまり多くないような気がします。
支払いが選考して、入金があとに来るということを、意識しておきましょう。
個人事業主が会社員と違う点
個人事業主と会社員の違いは、色々ありますが、税金からすると、
- 会社員⇒もらったお金は全部使える
- 個人事業主⇒もらったお金は全部使えない
ということです。
会社員の給料は、所得税、住民税、健康保険、厚生年金など全部引かれます。
そのため、もらったら全部つかえます。
個人事業主は、納付の期限があって、その期限までに自分で払います。
そのため、仕事で出た利益を取っておかなければいけません。
全部使ってしまうとアウト!になってしまいます。
会社員から個人事業主になる場合は、このあたりが注意です。
会社員では、利益は会社に持っていかれますが、個人事業主の場合は、全部自分で取ることができます。
それが、個人事業主と会社員の違いになりますが、税金的には個人事業主の方が面倒になります。
個人事業主のお金と税金と貯金と会社員のまとめ
個人事業主の場合は、生活費は経費になりません。
そして、入金したお金が全部は使えません。
この部分を注意してもらえたら、うれしいです。
編集後記(1299)
会計ソフトの利用料金も、上がって来ています。
インボイス制度や電子帳簿保存など、大きい改正があるからでしょう。
仕方ないですが、結構痛いです。
55日記(1629)
ハンバーグを2個食べました。
最近では、めずらしくいっぱい食べてくれました。
66日記(856)
保育園にお迎えに行ったら、ちゃんと片付けてから、帰ることができました。
成長しています。