最近は、副業ということで、メインの会社以外に仕事をする方が多くなっていると感じます。
副業といっても、メインの会社以外にもう1つの会社から給料をもらってアルバイトやパートをする方もいます。
この場合は、2か所から給料をもらっていることになるため、確定申告をしましょうということを書いてきます。
2か所以上の給料を確定申告する場合
給料を確定申告するという題なのですが、メインの給料とサブの給料に分かれます。
その分け方は、扶養控除等申告書を提出しているかどうかとなります。
- 扶養控除等申告書を提出している⇒メインの給料
- 扶養控除等申告書を提出していない⇒サブの給料
となります。
扶養控除等申告書は、1か所しか出せないため、提出した会社がメインの会社となり、年末調整する会社となります。
サブの会社は年末調整しないで、給料から税金を控除されているだけとなります。
確定申告は、年末調整が済んだメインの会社の給料と、年末調整していないサブの会社の給料を合計して、計算していきます。
ここでの注意点は、
- 年末調整しているからメインの会社は終わり
ということでは、ないのです。
たまに質問を受けるのが、「メインの給料は年末調整したので、サブの給料をだけ確定申告をすればいいのですか?」というものです。
この質問は、残念ながら間違いです。
所得税は、2022年の収入の合計したところで計算をします。
そのため、メインの給料とサブの給料を合算した金額が、その人の年収となります。
そして、確定申告をすることで、2022年の税金が計算されるのです。
源泉徴収票を確認
メインとサブがわからない場合は、源泉徴収票を確認してみましょう。
ちょっと見にくいのですが、乙欄というところを赤でかこっています。
この赤でかこってある乙欄に○があると、サブの給料となります。
ついでに、年末調整しているかどうかも確認してみましょう。
年末調整している場合は、赤でかこったところの全部に金額が入っています。
年末調整をしていない場合は、支払金額と源泉徴収税額にしか金額が入っていません。
あとは、(摘要)欄に「年末調整未済」と記入している場合があります。
たまに、扶養控除等申告書のことがよくわからなくて、扶養控除等を書いてと会社から言われてサブの給料で提出しまう方もいますが、気にすることはありません。
確定申告すれば、問題ないです。
源泉徴収票は、よくわからないので、見ないというかたもいるかも知れません。
源泉徴収票をみれば、メインの給料なのか、サブの給料なのかがわかります。
さらに、年末調整しているかどうかもわかりますので、確認してみて下さい。
給料を確定申告するとどうなるのか?
2つの会社から給料をもらっている人が、確定申告をした場合は、だいたい還付になります。
なぜなら、サブの給料は、メインの給料よりも多く税金が引かれていることが多いからです。
上でも書きましたが、サブの給料は乙欄となります。
乙欄は、同じ金額の給料でも税金が多く引かれています。
たとえば、毎月の給料が300,000円(社会保険は無視、扶養なし)の人は、
- メインの給料の人の税金⇒8,420円
- サブの給料の人の税金⇒53,700円
となります。
※源泉徴収税額表というので計算するのですが、確認したい方は源泉徴収税額表を確認して下さい。
サブの給料の人の方が圧倒的に、税金が高いです。
そのため還付になりやすいのです。
※メインとサブの給料を合算すると税率が高くなるので、還付にはなりやすいですが、必ず還付となるわけではありません。
給料を確定申告するならここ
税理士のわたしが言うのもなんですが、給料の確定申告をするなら、国税庁の確定申告書等作成コーナーです。
簡単に行うことができます。
確定申告書等作成コーナーを確認してみて下さい。
2か所以上の給料を確定申告する場合のまとめ
給料を2か所以上からもらっている場合は、確定申告の必要があります。
確定申告は早めに行いましょう。
編集後記(1326)
子供たちの期限が悪く、疲れた1日でした。
そんな日もあります。
55日記(1656)
朝起きたときから機嫌が悪く、泣いていました。
理由はわかりませんが、次女が先に起きていたからかもしれません。
66日記(883)
保育園にお迎えに行って顔をあわせたときから、機嫌が悪かったです。
理由はわかりませんが、お菓子を自分でたかったようです。