確定申告書の手引を確認するとき
確定申告には、令和4年分 所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き(以下、確定申告の手引き)というのがあります。
これが、確定申告の基本となります。
私も確定申告の手引きを毎年入手して、内容を確認しています。
なぜ、税理士でも確認するのかというと、毎年ちょっとずつですが、内容が変わっていることがあります。
しかも、変わっている内容は、税務ソフトではお知らせしてくれません。
そこで、確定申告を受け付けるところから出ている、確定申告の手引きを確認します。
確定申告書の手引きを確認したい方は、国税庁のホームページの令和4年分 所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引きをご確認ください。
確定申告の手引きの使い方
確定申告の手引の使い方は、内容の変更がないかどうかとなります。
確定申告書の内容の変更がないかどうかを、確認します。
これが、1番です。
確定申告書を見る場合は、まず確定申告書の右側です。
確定申告書が、何年以降使えるものかを確認します。
令和4年から、確定申告書Aと確定申告書Bがなくなって、確定申告書となりました。
そのため、令和4年の最新版は、令和4年分以降となります。
確定申告書第一表を確認します。
最新版が令和3年分以降の場合は、変更がないということですし、令和4年分以降ということなら、なにか変更があったんだなと確認します。
あとは、確定申告書をみて、変わっていることころを確認するだけです。
確定申告書の変更点なら、確定申告書を見ればよいのです。
でも、確定申告書だけですと、どんな場面で書くのか?丸をつけるのか?がわかりません。
そのため、確定申告書の手引を活用しまうす。
確定申告書の手引は、変更点を確認するのに使います。
確定申告書の変更点
令和3年と令和4年の確定申告書の主な(私が気づいた)変更点は、
- 確定申告書AとBがなくなり、1つになった
- 振替継続希望の欄が追加された
- 収入金額等の利子がなくなった
- 税金の計算の欄の下に、修正申告の欄が追加された
- 還付される銀行口座の下に、抗菌受取口座登録の同意・利用の欄ができた
- 社会保険料控除と小規模企業共済金等掛金控除が一緒になった
- 総合課税の譲渡所得に、長期と短期ができた
- 特例適用条文の欄が横長になった
- 住民税の下の欄に退職所得のある配偶者・親族の氏名が追加された
です。
書き出してみると、かなり変わっています。
確定申告には、確定申告書等作成コーナーを使おう
確定申告書を作るには、確定申告書等作成コーナーを使いましょう。
なぜなら、確定申告書の手引きを使って確定申告書を書くのは、慣れが必要です。
書いてある内容も難しく、計算間違いも多くなります。
自動計算してくれる、確定申告書等作成コーナーを使いましょう。
年に1度しか確定申告をしない方は、特に書くことはやめたほうが良いです。
国税庁も確定申告には、確定申告等作成コーナーで作ることをオススメしているだけあって、完成度は高いと思います。
パソコンやスマートフォンが使える方は、ぜひ確定申告等作成コーナーを使いましょう。
これから、確定申告書をする人は、確定申告書に書いて申告をするのはやめましょう。
確定申告書の手引を確認するときのまとめ
確定申告書の手引きを確認するときは、変更したところだけ確認します。
税務ソフトの場合は、質問に答えながらソフトに入力する方法ではないからです。
自力で確定申告をする方は、確定申告の手引きを使わないで、確定申告書等作成コーナーを使いましょう。
編集後記(1390)
大きい仕事が終わりました。
次は、確定申告に1直線です。
55日記(1720)
保育園に久しぶりにお迎えにいきましたが、いつも通り元気でした。
昨日の夜もレゴでお城を作っていました。
66日記(947)
保育園に久しぶりにお迎えにいきましたが、お迎えの時から機嫌が悪かったです。
帰るときは、「ママがいい、ママがいい」と言っていましたが、妻が迎えに行くときは「パパがいい、パパがいい」というみたいです。