もうかっていないと思っても、利益が発生する場合があります。
理由は、
- 生活費で使っている
- 減価償却になるものを買った
- 借入金の返済がある
などです。
特に帳簿をつけていいない方は、通帳の残高を確認して、利益を把握しようとします。
通帳の残高が減った=お金ない=利益ないということにはならないので、注意をしましょう。
もうかっていないと思っても利益は発生しますー生活費で使っているー
もうかっていないと思っても、年に1回確定申告のために集計してみると、「あれっ、利益出ているよ」ということがあります。
これは、通帳の残高が増えていないから、利益が出ていないと思っているのからです。
実際には、生活費にお金が流れているからです。
生活費は、経費にならないので、その分の利益が出てしまいます。
例えば、
- 売上1,000万円
- 経費500万円
- 生活費500万円
とします。
会計してみると、売上1,000万円△経費500万円=利益500万円となりますので、この年の利益は500万円となります。
お金の流れで考えてみると、入金1,000万円△支払500万円△生活費500万円=0円となり、お金は残りません。
ということで、利益は500万円出るのですが、お金は増えていません。
そのため、通帳の残高だけで利益を把握するのは、やめましょう。
お金がない=利益がないと言うことには、ならないからです。
もうかっていないと思っても利益は発生しますー減価償却になるものを買ったー
減価償却になるものを購入しても、お金が残らなくて、利益が残るばあいがあります。
なぜなら、減価償却になるものは、払った時に全額経費にならないからです。
減価償却になるものは、金額が大きい場合があります。
お金の出ていったタイミングと、経費になるタイミングが違えば、お金がないのに利益が出ているということになります。
例えば、車500万円を現金払いしたとします。
車を購入するのに500万円出ていきますが、車を経費にするのは、6年間が必要となります。
お金は出ていったので、利益がすくないんじゃないかと思うんですが、実際は6年間のうちの1年分しか経費になりません。
車500万円を現金で購入するというのは、現実的にはないかもしれません。
でも、お金の流れと経費の流れが違うので、利益が出てしまうことは、確認できると思います。
大きいものを購入すると、通帳の残高は減っても、利益は減らないということもあります。
お金が出ていったのに、利益が多いなと感じることになってしまうのです。
もうかっていないと思っても利益は発生しますー借入金の返済―
借入金の返済も、お金が減っているのに利益が残っていることになります。
なぜなら、借入金の返済は、経費にならないからです。
お金を借りた時に、収入と言いませんので、返す時に経費といいません。
勘違いするかたも多いのですが、借りるときは収入にならないけど、返すときは経費になっていると思っている方が多いです。
借入金は生活費よりもインパクトがないですが、借入金と生活費をあわせれば、それなりの金額となります。
借入がある場合は、借入の返済は経費になりませんので、お金が減っていくよりも利益が出てしまいます。
帳簿をつけましょう
確定申告をする時にびっくりしないためには、帳簿をつけましょうということになります。
しかも、こまめにです。
この方法が、利益を確認できる方法となります。
通帳の残高が増えていなくても、利益は出てしまいます。
通帳でお金を確認するだけでなく、帳簿をつけましょう。
もうかっていないと思っても利益は発生しますのまとめ
お金の流れと利益はちがいます。
お金が無いからといって、利益もないとは思わないでください。
もうかっていないと思っても、利益が発生する場合は
- 生活費で使っている
- 減価償却になるものを買った
- 借入金の返済がある
などです。
編集後記(1397)
グーグルホームミニを買ったので、セッティングしようと思ったのですが、うまくいきませんでした。
スマホでアプリをダウンロードすればできるかも?とか、軽い気持ちだったのですが、なにが悪かったのか検証が必要ですね。
検証ってほどのことでもないか。
55日記(1727)
夜中吐きまくりましたが、朝以降は安定してきました。
胃腸炎は、怖いです。
66日記(954)
胃腸炎から完全に抜け出し、とても元気でした。