利益があってもお金が足りなくなることはあります。
利益があってもお金が足りなくなる理由は、
- 入金が遅い
- 返済がある
- 生活費がある
などです。
入金が遅いは、利益とお金の関係のズレから発生します。
利益は仕事をやったと時、お金は入金した時とズレて行くからです。
返済があると生活費があるは、返済や生活費は経費にならないからです。
使ってもお金だけが減っていくので、利益があってもお金がなくなる状況が出てきてしまいます。
今回は、利益があってもお金がなくなる理由を書いていきます。
利益があってお金が足りないことはあるの?―入金が遅いー
利益があっても入金が遅いことで、お金が足りなくなります。
なぜなら、利益とお金には関係があまりないからです。
仕事が終わった時に請求書を書いて、売上を計上し、利益が発生します。
入金は、相手先が請求書をもらって、その後に入金します。
そうすると、請求書を発行したときと、入金した時にズレが生じます。
請求書を作った時に利益が出て、相手は請求書をもらってからお金を払うからです。
よく試算表などを確認すると、
- 「利益があるのにお金がない」
- 「利益がこれだけあるから、お金もこれだけあるんだよね」
とおっしゃる社長がいらっしゃいますが、利益はあってもお金はありません。
それは、売上を計上した時期と入金した時期がズレるためです。
例えば、入金が3ヶ月後で、支払いは翌月だったとします。
そうすると、1月に請求した金額は、4月に入金します。
その間に、
- 1月分を2月に支払い
- 2月分を3月に支払い
と2ヶ月分の支払いが、先払いとなります。
ということは、2ヶ月分の支払い金額以上のお金がないと、会社にお金がなくなってしまいます。
入金と支払いの関係を考えないと、会社はつぶれてしまいます。
利益とお金の関係は、難しいです。
利益は、請求書を出した時に出てきて、お金は入金した時となります。
最終的には、利益分だけお金が残りますが、それまでは利益とお金の関係は離れています。
利益があってお金が足りないことはあるの?―返済がある場合―
返済がある場合も、利益があってもお金が足りなくなります。
なぜなら、返済は、経費になりません。
そのため、税金を減らすことはありませんが、お金は減らします。
利益が出ていると「俺の借入金を返済すればいい」とおっしゃる社長がいます。
お金が動くのですが、経費にならないので、利益は減らないのです。
つまり、お金だけ出て行ってしまうのです。
じゃあ、返済ってどこから返すの?となると、返済は、利益から返します。
利益があれば、お金が入ってくる可能性があります。
そのお金を使って、返済するのです。
例えば、利益が500万円だったとします。
そうすると、返済の限界は500万円となり、毎月の返済額は、40万円が上限となります。
40万円×12か月=480万円となるからです。
返済金額が毎月40万円を超えると、お金が足りなくなり、他から用意しなくてはいけなくなります。
ざっくりと書きますが、利益の目安を借入金の返済額にすると、お金が減らないようになります。
「おいおい、上で利益とお金の関係は、離れていると書いてあるじゃん」と思ったかたも多いと思います。
そうなんですが、1つの目安としてください。
上でも書きましたが、利益があればお金が入ってくる可能性があります。
その中から、払って行きます。
返済があるとお金が減りますが、経費にはなりません。
そのため、利益があっても、お金が減るということになります。
利益があってお金が足りないことはあるの?―生活費があるー
最後は、個人事業主の方だけですが、生活費があるです。
生活費も返済同様に、経費になりません。
そのため、確定申告をするのに利益を計算すると、利益があるのにお金がないということになります。
生活費も返済と同じように、利益の中からだして行きます。
返済があるかたは、返済+生活費<利益にならないと、お金が足りません。
さらに、税金も払うため、生活費をどのくらいにするかは、考えなければいけないことです。
生活費は、経費になりませんので、利益があっても、お金が無いということになります。
利益があってお金が足りないことはあるの?のまとめ
利益があってもお金がないのは、複雑です。
とりあえず、覚えてほしいのは、
利益があってもお金が足りなくなる理由は、
- 入金が遅い
- 返済がある
- 生活費がある
となります。
編集後記(1412)
1日確定申告でした。
確定申告って、1年に1回しかやらないから、トラップいっぱいです。
なんか、つらくなってきた。
55日記(1742)
保育園でおかいものごっこをやりました。
先輩?のつくったもので楽しく遊んでいます。
66日記(969)
みかんを一緒にたべました。
自分でむいて、自分で全部たべられました。