青色申告特別控除の10万円を選択してもいいんじゃない?

今日は2月16日です。

確定申告が始まりました。

 

確定申告の準備を始めている方もいらっしゃると思います。

その確定申告ですが、青色申告特別控除は、3つあります。

  • 10万円控除
  • 55万円控除
  • 65万円控除

です。

 

そのうちの10万円控除を選択しても良いんじゃない?という話をしていきます。

55万円控除や65万円控除を選択すると、10万円控除よりも税金が減ります。

でも、そこまでする必要がないかたや、出来ない方も多いと思います。

 

そういうときは、割り切って10万円控除を選択してみては、どうでしょうか?

目次

青色申告特別控除の10万円を選択してもいいんじゃない?

場合によっては、青色申告特別控除の10万円を選択しても、いいんじゃないとい思っています。

なぜなら、確定申告にかけられる時間は、人によって変わってきます。

2月16日から準備を進める人と、コツコツと毎日、毎週や毎月やっているひとでは、進み具合も変わってきます。

 

そのため、

  • 利益がでなそう
  • 間に合わない
  • 本業に影響が出る

場合などは、10万円控除でもいいんじゃないでしょうか。

 

利益がでなそう

利益が出なそうな場合は、10万円控除でも良いかもしれません。

なぜなら、55万円控除や65万円控除の全額が受けられないかもしれないからです。

細かく経理をやっているかたは、ご自身の状況がわかると思いますので、試算表などを見て確認してみましょう。

 

ちなみに、お金がない=利益がないではありませんので、注意してください。

間に合わない

青色申告特別控除の55万円や65万円は、申告期限の3月15日に間に合わないといけません。

国税庁のホームページから、要件を抜粋しておきます。

65万円の青色申告特別控除ですが、「55万円の青色申告特別控除」の要件に該当していること、とありますので、申告期限は3月15日となります。

 

間に合わなくて、途中でギブアップするなら、10万円控除を目指すのも1つの手だと思っています。

本業に影響が出る

確定申告を徹夜で仕上げる人もいるみたいです。

それじゃ、本業に影響がでます。

 

確定申告が気になって、眠れない人もいます。

それじゃ、本業に影響がでます。

 

本業を優先したら、青色申告特別控除の55万円や65万円を超える利益を得ることができるかもしれません。

そういうときは、10万円控除を目指しましょう。

 

もちろん、毎日コツコツとやるのが1番です。

でも、無理をしないのも必要ですよ。 

青色申告特別控除ってどのくらい得するの?

青色申告特別控除を10万円の場合と55万円や65万円の場合だとどのくらい違うのでしょうか。

青色申告特別控除を引く前の利益が500万円だった場合で比較してみます。

※わかりにくいので、復興税は無視して、基礎控除だけとします。

住民税は、税金を計算する前の利益×10%とします。

 10万円控除55万円控除65万円控除
青色申告特別控除前の利益500万円500万円500万円
青色申告特別控除△10万円△55万円△65万円
基礎控除△48万円△48万円△48万円
税金を計算する前の利益442万円397万円387万円
所得税(20%△427,500円)456,500円366,500円346,500円
住民税(10%)442,000円397,000円387,000円

所得税は、青色申告特別控除が10万円控除と55万円控除は、9万円の差が出ます。

住民税は、青色申告特別控除が10万円控除と55万円控除は、45,000円の差が出ます。

合わせて、135,000円です。

 

やっぱり55万円控除や65万円控除を受けるほうが、得します。

でも、この差をどう考えるかです。

 

今回の例は、所得税が20%の場合となっていますが、税率は下記のようになります。

税率が高くなれば、青色申告特別控除の10万円の場合と55万円や65万円との差額は広がっていきます。

ご自身の手間との差を考えて、選択するのがいいでしょう。

青色申告特別控除ってなんだ?

青色申告特別控除は、

  • 10万円控除
  • 55万円控除
  • 65万円控除

の3つがあります。

 

この3つの位置づけは、手間賃だと思ってください。

10万円は最低限受けられる控除です。

青色申告の承認を受ければ、誰でも10万円の控除をうけることができます。

 

55万円は、会計ソフトで入力して、青色申告決算書がすき間なく、うめられる場合です。

すき間なくというのは、貸借対照表もうめるということです。

でも、電子申告はしなくても良いです。

 

65万円は、55万円の控除に電子申告をする場合という、位置づけとなります。

10万円の控除よりも、55万円や65万円になると手間が増えてきます。

 

事業をしているなら、憧れ?の65万円控除を受けたいものです。

でも、ときと場合によっては、選択しないほうが、いいときもあります。

 

手間をかけてまで得るものが多いのかどうかを確認してみてください。

青色申告特別控除の10万円を選択してもいいんじゃない?のまとめ

確定申告シーズンが始まりました。

進み具合によっては、なにかをあきらめる必要もあるかもしれません。

青色申告特別控除を諦める必要はありませんが、無理する価値があるかどうかは、確認したほうがいいです。

 

編集後記(1419)

確定申告シーズンが始まりましたが、もう終盤に差し掛かっています。

確定申告は、12月にお知らせをして、1月から2月初めに処理するタイプです。

 

55日記(1749)

夜に怒って「1人でいたい」とか言っていました。

4歳でこんなこと言うんだなぁと、逆に関心しました。

※その後は機嫌がよくなりました。

66日記(976)

保育園の帰りに、私が先に靴を履かないようにすれば、機嫌が良いみたいです。

新しい法則の発見です。

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