確定申告書を見る機会があるのですが、勘違いされている方がいらっしゃいます。
過去に見たことのある勘違いを、書いていこうと思います。
- 専従者給与が給与
- 借入金が経費
- 未払金が経費
- 消耗品が備品
- 国民健康保険が経費
などです。
勘違いですから、すぐに理解できるとおもいますので、読んでみてください。
確定申告のよくある?勘違い5つ
確定申告書を見ていると、おしい!けど、ちょっと違ってるというのを見ます。
もうちょっと、頑張れば正しい確定申告になるのに・・・と思うことも多いです。
そこで、過去に見たことのある勘違いを、書いていこうと思います。
- 専従者給与が給与
- 借入金が経費
- 未払金が経費
- 消耗品が備品
- 国民健康保険が経費
などです。
各項目について、書いていきます。
専従者給与が給与
青色事業専従者給与を給与にしてしまう方が、たまにいます。
本当に、「おしい!」と言いたいところです。
たぶん、給料をもらっているし、会計ソフトで給料が上の方にでてくるので、給料という勘定科目を使ってしまう方がいます。
青色申告決算書を確認してみましょう。
給料賃金⑳となっていませんでしょうか?
青色事業専従者給与は、専従者給与㊳となります。
確認してみてください。
給料ですが、青色事業専従者給与は違います。
会計ソフトの入力には、勘定科目の選択に注意しましょう。
借入金が経費
これは、よくあるはなしです。
借入金の返済を経費にしてしまうのです。
お金が出て行っているので、経費に感じてしまうのは仕方ないとおもいます。
でも、経費になりません。
経費になるのは、利息の部分のみです。
簡単に説明すると、借りた時に収入にしていないので、返すときも経費になりません。
会計ソフトで仕訳するときは、
(借入金)○〇〇(普通預金)○〇〇
となります。
ちなみに、借り入れたお金を収入にしていた方も、見たことがあります。
銀行などから借りたお金は、収入にしないようにしましょう。
借入金の返済は、経費になりません。
注意して、会計ソフトに入力しましょう。
未払金が経費
未払金が経費として処理していると言うと、そんなことしないと思ってしまいます。
ところが、車のローンを払っていて、それを経費にしてしまってると書くと、思い当たるかたもいらっしゃるかもしれません。
車を信販会社を使って、買うことがあると思います。
それは、問題ないのですが、その毎月の返済金額を、経費にしてしまう人は多いです。
車は、金額にもよりますが、減価償却という方法で経費にします。
車を減価償却で経費にするので、車のローンの支払いを経費にしてしまうと、2重で経費になってしまうのです。
消耗品を購入したときは、支払った時に経費にします。
でも、減価償却という方法で経費にすると、支払うタイミングと経費は関係なくなります。
ちょっと、難しかったでしょうか?
車をローンで購入した場合は、支払う金額は経費になりません。
理由は、車を減価償却として、経費にするからです。
消耗品が備品
これは、たんなる勘違いなのです。
消耗品を購入したのですが、仕事場にずっと置いておくので、備品と処理する方がいます。
そうなんですよね。
合っているんですよ。
でも、会計での備品(この場合は、工具器具備品を指します)は、10万円以上とかになります。
そのため、消耗品費にしましょう。
工具器具備品にしてしまうと、青色申告決算書の3ページの減価償却費の計算の金額と合わなくなってしまいます。
どうしても、備品を使いたい場合は、備品費で処理しましょう。
う~ん、あまり勘定科目が多くても、わかりにくいので、備品費じゃなくて消耗品費をオススメします。
国民健康保険が経費
国民健康保険(国保)を払っていれば、経費になる(税金が減る)というのは、合っています。
経費になるので、青色申告決算書に書いてしまう方がいるのですが、そこは「おしい!」なのです。
国保は、確定申告書の社会保険料控除に入力します。
そして、会計ソフトでの処理ですが、事業主貸勘定を使います。
(事業主貸)〇〇◯(現金)〇〇◯
として、摘要に国民健康保険 と書きます。
ちなみに、国保でよくある違う間違いは、国保は1月1日~12月31日までに払った金額を確定申告書に入力します。
5月頃に来る国保の金額ではありません。
あれには、6月から翌年3月までの金額がかいてありますが、確定申告書に入力できるのは、1月1日~12月31日までに払った金額となります。
ちょっと違うので、気をつけてください。
あと、国保には控除証明書はありません。
大田区は区役所から、国保の金額のわかるものが届きます。
でも、それは控除証明書ではないので、金額がわかればなくても大丈夫です。
国保は、確定申告書に払った金額を記入すると覚えておきましょう。
確定申告のよくある?勘違い5つのまとめ
もし読んでみて、勘違いしていたというのであれば、直してください。
この他にも色々ありますが、代表的なものはこの5つです。
注意して、青色申告決算書や確定申告書を作成してみましょう。
過去に見たことのある勘違いは、
- 専従者給与が給与
- 借入金が経費
- 未払金が経費
- 消耗品が備品
- 国民健康保険が経費
編集後記(1424)
花粉がそろそろ来るかなと感じています。
この時期は、マスクして花粉症で息苦しくて辛いです。
55日記(1754)
なんかよくわかりませんが、かるたがバシバシ取れるようになりました。
絵で判断しているのか、文字で判断しているのかはわかりません。
突然の成長に驚いています。
66日記(981)
長女とかるたをしていると「い~れて」と言って来ます。
保育園でも、こういうふうに言って、遊んでいるんだろうなと思いました。