個人事業主は納税の予定を確認しよう

2023年6月7日2023年11月6日

個人事業主なんだけど、次いつ税金払ったらいいの？と悩んでいませんか。

表にしてみると、ほとんど毎月の納税となります。

次いつ払ったらいいの？の答えは、税金の種類は違うけど、ほとんど毎月です。

個人事業主は納税の予定を確認しよう

個人事業主の税金の予定は、次のとおりになります。

	所得税	所得税(振替納税)	住民税	事業税	消費税	消費税(振替納税)
3月	○				○
4月		○				○
5月
6月			○
7月	◎	◎
8月			○	○	◎
9月						◎
10月			○
11月	◎	◎		○
12月
翌年1月			○
翌年2月

※◎は、予定納税となります。

　消費税の予定納税は、1回とします。

納税予定表を確認してみると

納税予定表を確認してみると、わかることがあります。

それは、8月が1番ツライということです。

なぜなら、8月は、

住民税
事業税
消費税の予定納税(振替納税じゃない)

があるからです。

つまり、8月末までにまとまった金額のお金が必要となります。

こうしてみると、振替納税をすると、

8月に

住民税
事業税

9月に

消費税の予定納税(振替納税)

となり、ちょっとだけ余裕が生まれます。

こういった視点からも、振替納税にしたほうが有利なのかもしれません。

振替納税が不利な場合というと、8月はお盆休みなどがあり、9月に入金の期待ができない場合もあります。

結局は、コツコツと貯めて行くのが、重要になるかもしれません。

次にツライのが11月となります。

それは、

所得税
事業税

があるからです。

納税がない時期は、

5月
12月
2月

になります。

この表は、個人事業主の方だけの表となります。

社員がいる場合は、社員の住民税や源泉所得税の納付が加わります。

土地建物を持っている方は、固定資産税が加わります。

いろいろ考えてみると、ほとんどの月で税金を払うようになります。

税金に追いかけられてしまいますが、納税を忘れないようにしましょう。

調子が悪い時は、減額承認申請をしよう

所得税の予定納税は、かならず払わなければいけないわけではありません。

廃業した場合
休業した場合
業績不振の場合

などについては、予定納税を減らしたり、なしにすることができます。

それが、所得税及び復興特別所得税の予定納税額の減額申請手続です。

基準になる日は、6月30日と10月31日となります。

この基準日時点で、ご自身の仕事が業績不振な場合などで、予定納税が払えないと思った場合は、手続きをしてください。

この申請は、業績不振などの証拠資料を提出しなければいけません。

経理(会計ソフトへの入力)は、コツコツとやっておきましょう。

経理(会計ソフトへの入力)をやっておかないと、提出期限までに申請書が提出できなくなってしまいます。

消費税の予定納税も減らせる

消費税の予定納税も減らすことができます。

消費税の中間納税をする方法です。

予定納税は、去年1年間の消費税の半分を納税する仕組みですが、中間納税は納税する年の1月～6月までの消費税を計算して、申告する方法です。

業績不振の場合は、予定納税よりも中間納税の方が、納税金額が少なくなるかもしれません。

もし、消費税の納税が苦しい場合は、検討してみてください。

住民税と事業税は、去年の税金

住民税と事業税は、去年の利益などを基にして、計算をしています。

そのため、上で書いた所得税の減額承認申請や消費税の予定納税という方法で減らすことができません。

もし、住民税や事業税の納税が困難な場合は、すぐに相談へいきましょう。

納税が困難な状況を説明して、分割などにしてもらいましょう。

連絡が来ないと思って放っておくと、通帳の差し押さえなどがあるかもしれません。

納付が困難だとわかったら、すぐに連絡しましょう。

個人事業主は納税の予定を確認しようのまとめ

個人事業主の税金の予定は、次のとおりになります。

	所得税	所得税(振替納税)	住民税	事業税	消費税	消費税(振替納税)
3月	○				○
4月		○				○
5月
6月			○
7月	◎	◎
8月			○	○	◎
9月						◎
10月			○
11月	◎	◎		○
12月
翌年1月			○
翌年2月