売上が1,000万円以下で、インボイスの登録を取消すには、どうしたらいいの?と悩んでいませんか。
インボイスの登録を取消すには、
- 届出書の提出が必要
- 15日前までに届出書の提出が必要
となっています。
消費税の売上が1,000万円以下でも、届出書を提出しないと、インボイスの登録を取消すことはできません。
インボイスの登録を取消すには?
インボイスの登録を取消すには、
を提出しなければいけません。
この届出書を提出すれば、インボイスの登録を取消すことができます。
免税事業者が2023年(令和5年)10月1日から2029年(令和11年)9月30日の期間中にインボイスの登録を受けた場合は、この適格請求書発行事業者の登録の取消しを求める旨の届出書を提出すれば、インボイスの登録を取消すことができます。
インボイスの登録をしている場合は、基準期間の課税売上が1,000万円以下の場合でも、消費税の納税が必要となります。
基準期間の課税売上が1,000万円以下で、インボイスの発行が必要ないと思ったら、届出書を出してください。
インボイスの登録をすると、消費税の納税のスイッチが入ります。
そうすると、インボイスの登録を取り消さないと、消費税の納税のスイッチが切れません。
余談ですが・・・
2023年(令和5年)10月1日から2029年(令和11年)9月30日の期間以外で、課税事業者選択届出書と適格請求書発行事業者の登録申請をしている場合は、課税事業者選択不適用届出書と適格請求書発行事業者の登録の取消しを求める旨の届出書の両方の提出が必要となります。
この場合は、課税事業者選択届出書と適格請求書発行事業者の登録申請の2つの消費税の届出書にロックされていることになります。
それを解除するには、課税事業者選択不適用届出書と適格請求書発行事業者の登録の取消しを求める旨の届出書の両方の提出が必要となります。
2023年(令和5年)10月1日から2029年(令和11年)9月30日の期間中は、課税事業者選択届出書を提出しなくてもインボイスの登録ができるため、課税事業者選択不適用届出書の提出が必要ないということになります。
取消すためにはいつ提出したらいいの?
適格請求書発行事業者の登録の取消しを求める旨の届出書は、15日前までに提出となります。
翌年や翌事業年度から、インボイスの登録は必要ないと言う場合の提出期限は、次のようになります。
個人事業主 | 取消す年の前年12月17日 |
3月決算法人 | 取消す期の前期3月17日 |
9月決算法人 | 取消す期の前期9月16日 |
15日前までに提出しておけば、翌年や翌期のインボイスの効力はなくなります。
図にすると下のようになります。
忘れないために、早めに届出書は提出しておきましょう。
提出を忘れてしまったら・・・
15日前に提出を忘れてしまったら、どうなるかというと・・・。
個人事業主の場合は、届出書を提出した翌々年からインボイス登録の効力がなくなります。
法人の場合は、届出書を提出した翌々事業年度からインボイス登録の効力がなくなります。
図にすると次のようになります。
提出を忘れてしまったら、次も消費税の納税が待っています。
それを回避するには、提出期限までに届出書を提出しましょう。
売上が1,000万円以下になったのでインボイスの登録を取消すには?のまとめ
インボイスの登録を取消すには、届出書が必要となります。
期限を守らないと、翌年や翌事業年度にやめられませんので、注意が必要です。
インボイスの登録を取消すには、
- 届出書の提出が必要
- 15日前までに届出書の提出が必要
となっています。
編集後記(1536)
取引先の月次処理とYou Tubeの撮影をしました。
You Tubeは、今回から新兵器?を登場させています。
編集を減らすために、コピー用紙を使っているだけなんですけどね。
55日記(1866)
保育園から本を借りたのですが、次女に本を読んでいました。
スラスラと読んでいて、すごかったです。
66日記(1093)
棒のアイスを食べたのですが、とけて折れてしまいました。
それが悲しかったのか、ずっと泣いていました。