建設業の消費税の計算の注意点ってなに?と悩んでいませんか。
建設業の消費税の注意点は、
・総額で計算する
・材料持ちは3種、人工は4種
・2割特例が絶対ではない
この記事を読んで、建設業の消費税の計算の3大注意点を確認しよう。
建設業の消費税の計算の3大注意点を確認しよう
建設業の消費税の計算の3大注意点は、
・総額で計算する
・材料持ちは3種、人工は4種
・2割特例が絶対ではない
となります。
各項目について、確認しましょう。
建設業の消費税の計算の3大注意点―総額で計算するー
建設行の消費税の計算で、注意したいのが、総額で計算するです。
なぜなら、総額で計算しないと、消費税の計算がすくなくなり、税務調査があったときは、追加の税金が発生します。
入金で売上を計算してしまうと、消費税の金額が間違ってしまいます。
特に、注意したいのが、
・2割特例
・簡易課税
を選択している場合です。
2割特例と簡易課税の計算方法は、消費税の係る売上を基準にしているため、消費税が少なく計算される可能性があります。
どんなときに、問題なのかと言うと、次のようなときです。
例えば(金額はかなりオーバーに書いています。)、
請求金額 | 500万円 |
応援 | △200万円 |
差し引き | 300万円 |
という場合です。
この場合は、入金は300万円なのですが、消費税の計算は、500万円で計算します。
ざっくりと金額で確認してみましょう。
2割特例で計算の場合は、
売上 | 消費税 |
500万円 | 10万円 |
300万円 | 6万円 |
ということになります。
500万円と300万円の差額が、4万円となります。
そのため、4万円が消費税のモレとなるのです。
簡易課税(4種の場合)
売上 | 消費税 |
500万円 | 20万円 |
300万円 | 12万円 |
となります。
20万円と12万円の差額が、8万円となります。
そのため、8万円が消費税のモレとなるのです。
今回は、応援でやりましたが、
・安全協力費
・材料費
・消耗品費
など、引かれるものが多いです。
総額で計算しないと、消費税のモレが発生しますので、ご注意ください。
2割特例や簡易課税の場合は、注意が必要となります。
建設業の消費税の計算の3大注意点―材料持ちは3種、人工は4種ー
材料持ちは3種、人工は4種というのは、簡易課税の業種区分のことです。
建設業の簡易課税については、すべてが3種という訳ではありません。
建設業の簡易課税は、
・3種
・4種
・5種
とあります。
ざっくりと説明すると、
・3種⇒材料持ち
・4種⇒人工
・5種⇒建築士など
となります。
売上のメインが材料持ちだから、全部3種にしていいわけではありません。
材料持ちの仕事と人工の仕事がある場合は、きちんと分けて申告する必要があります。
材料持ち⇒3種⇒〇〇万円
人工⇒4種⇒〇〇万円
という感じで、申告をします。
特例などがあり、結果的に全部3種になる可能性はありますが、それは特例が適用されたためです。
基本は、業種区分で分けることになります。
あと、材料持ちの注意点ですが、メイン材料となります。
家を建てる場合は、木材がメインとなります。
釘などは、メインではありませんので注意です。
簡易課税は、選択制となっています。
十分シュミレーションしてから、届出書を提出しましょう。
建設業の消費税の計算の3大注意点―2割特例が絶対ではないー
建設業でも2割特例も適用できます。
大部分の場合は、2割特例を適用したほうが有利となります。
積極的に2割特例を使って、消費税を減らして行きましょう。
でも、2割特例が絶対ではありません。
車などの設備投資があった場合には、2割特例よりも原則課税の方が、有利になる可能性があるからです。
そのため、2割特例と原則課税の組み合わせにしておきましょう。
建設業で2割特例と簡易課税との組み合わせは、あまり必要ないのかもしません。
でも、2割特例が終わったら、簡易課税が必要になる可能性がありますので、届出書の提出には気をつけましょう。
建設業の消費税の計算の3大注意点を確認しようのまとめ
建設業の消費税の注意点は、
・総額で計算する
・材料持ちは3種、人工は4種
・2割特例が絶対ではない
消費税は、難しい法律ですので、迷ったら身近な税理士に確認しましょう。
編集後記(1752)
初めての人に会うよりも、初めての人に電話するほうが、怖いですね。
やっぱり、なにも見えないって怖いんですよね。
55日記(2082)
コメダ珈琲にモーニングを食べに行きました。
タマゴサンドが美味しかったようです。
※私は、不参加でした
66日記(1309)
「焼きいも買ってきたよ」と言っていたのですが、「焼きいもたべる?」となり「食べないなら食べていい」となりました。
私としては、子供が食べてくれる方が、うれしいですしね。